

浅香唯、“スケバン刑事”当時はスーパーにもヨーヨー持参「子どもたちに声を掛けられたら『ジャジャ~ン』って」

斉藤由貴、南野陽子、浅香唯が、6月7日に東京・丸の内TOEIにて開催された「スケバン刑事フェスティバル in さよなら 丸の内TOEI」イベントに登場。スケバン刑事=麻宮サキの武器である“ヨーヨー”にまつわるエピソードを話した。
斉藤、フィルム撮影で“テイク26”
「スケバン刑事」は、和田慎二氏の同名漫画を原作に1985年~87年にTVドラマシリーズ3作が制作され、映画化もされた人気学園アクションシリーズ。学生刑事となった不良少女(スケバン)が、桜の代紋が入った特殊合金のヨーヨーを武器に、学園にはびこる悪や日本を支配しようとする闇の組織に立ち向かう姿を描く。1985年に歌手デビューした斉藤が初代・麻宮サキ役、南野が二代目、浅香が三代目と継承してそれぞれ主演を務めた。
撮影時に大変だったことを聞かれると、斉藤は「もちろんヨーヨーですね。当時はすべてフィルムで撮られてまして、フィルムは今みたいに撮ったものがダメだったらその上に重ねて収録することができませんから、撮ってNGだったらその瞬間からすべて廃棄物になる。NGを出せば出すほど予算を圧迫していくわけですよね(笑)」と、当時の撮影事情を説明。
そして、その上で「ヨーヨーで26回も1カットにNGを出したことがあって…。考えてくださいよ、歩きながらヨーヨーを上げたりしながらせりふをしゃべるんです。(手元を見ず)吸い込まれるようにヨーヨーが手元に来ないといけない。3つの難しいことをいっぺんにやるって、私は聖徳太子ではないですからね」とこぼしつつ、「そのシーンか何かで“テイク26”を出した記憶があって、最終的には現場の監督さんを含め、スタッフの皆さんの表情が真っ白くなってました」と、NGを連発してしまったことを明かした。
それを受けて、二代目の南野が「でも、『26回までは大丈夫』って私は言われてて(笑)」と話しだすと、斉藤からのつながりに会場は大盛り上がり。続けて「『陽子、まだ大丈夫だからな。3回、4回ぐらい』って(スタッフに言われて気が楽になり)。ありがとうございました」と、“NG記録”を作った先代に感謝した。
南野はヨーヨーを猛練習「毎日100回って決めて…」
とはいえ、南野自身も最初すぐにはできなかったそうで「最初は1回もできなかったんです。でも、毎日100回って決めて、投げては巻いて、投げては巻いてってしていくうちにいろんなことが遊べるようになりました」と、繰り返し練習したおかげで操れるようになったという。
三代目の浅香は「私の場合、皆さまが先にやられていたので、事前にやることは分かっているわけです。ものすごく練習しました。何回も映像を見せていただいて何回も練習をして。ただ一つだけ、決めぜりふを言って投げた後のヨーヨーって自分に戻ってくるじゃないですか。そのよけ方だけは誰も分からなかったので、どうされていたんだろうって(笑)」と話すと、斉藤も「投げて顔に激突とかしましたよ」と、やはりよけられなかった様子。
南野は「ヨーヨーって、今はハイパーヨーヨーとかでちゃんと戻ってきたりすると思うんですけど、昔のヨーヨーは横に投げても戻ってきません。投げたらこう(ぐるっと回って自分に)ぶつかるんです」と説明すると、斉藤も浅香も「そうそう!」と共感していた。
イベント終盤には3人の元にヨーヨーが登場。当時使っていたヨーヨーとの違いやヨーヨーにまつわる思い出を語っていく中、浅香は「当時小学生、中学生の子どもたちが毎回すごく楽しみに見てくださっていたので、撮影のときに子どもたちが集まってくるんです。私は常にポケットにヨーヨーを忍ばせておいて、(撮影合間など)スーパーへ行くときでも常に持っていて、もし声を掛けられたら『ジャジャ~ン』って子どもたち相手に出して、やれるようにしていました」と、タレントの鑑のようなエピソードを披露。
驚きの表情で聞いていた斉藤は「なんかすごく…いい人ですね!すご~い!感動しちゃう」と感嘆の声を。
観客からも大きな拍手を送られ、浅香は「でも、『寝ているときも抱いて寝ろ』って言われてて…。言われませんでした?」と南野に問い掛けると、南野は「言われてないけど、たぶんそうしていたと思う。運動ができなかったから、ヨーヨーも100回やったし、でんぐり返しもお布団の上で10回やってから寝る。いつもこうやって(ヨーヨーを抱えて)寝てた」と打ち明け、「いやあ…素晴らしいなって」と、斉藤は再び驚きの表情を浮かべていた。
その後3人はMCのリクエストから、当時を思い出しながらそれぞれヨーヨーを持って決めぜりふを披露した。
「スケバン刑事」がHDリマスター版でBlu-ray BOXに
なお、3人が主演したTVドラマ「スケバン刑事」シリーズがHDリマスター版のBlu-ray BOXで順次リリースされることも決定。斉藤主演の「スケバン刑事」BOX1が2025年9月24日(水)、南野主演の「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」BOX1が2025年12月3日(水)、BOX2が2026年3月11日(水)、浅香主演の「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」BOX1が2026年6月10日(水)、BOX2が2026年9月9日(水)にそれぞれ発売される。
「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクト
1960年9月20日に開業した丸の内TOEIが、東映株式会社本社の入る東映会館の再開発に伴い、2025年7月27日(日)に閉館。それを受けて、約65年の歴史を誇る同劇場に関わる全ての人への感謝と「映画館で映画を見る」ことの大切さを訴求するべく、「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクトが始動した。
5月9日~7月27日までの80日間にわたって数々の傑作特集上映に加え、劇場を活用した各種イベントが行われる。その一環として6月7日には映画「スケバン刑事」テレビ・映画のシリーズ上映が行われ、上映の合間に3人が舞台あいさつに登壇した。
◆取材・文・撮影=森井夏月(STABLENT)
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