坂口憲二“真平”の報告に中井貴一“和平”が名スピーチ、視聴者から感動の声相次ぐ＜続・続・最後から二番目の恋＞

2025.06.03 11:10

小泉今日子と中井貴一がW主演を務める月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)の第8話が6月2日に放送。和平(中井)の弟・真平(坂口憲二)が告白するシーンに反響が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)

11年ぶりに復活「最後から二番目の恋」の第3期

本作は、古都・鎌倉を舞台に、テレビ局のドラマ制作部に所属する吉野千明(小泉)と、市役所の観光課で“指導監”として働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンチック＆ホームコメディー。

2012年1月期の連続ドラマ「最後から二番目の恋」、同年11月のスペシャルドラマ「最後から二番目の恋2012秋」、2014年4月期の連続ドラマ「続・最後から二番目の恋」に続く第3期目で、第2期から11年後を描く。

キャスト陣は、長倉家の次男・真平役の坂口憲二、次女・万理子役の内田有紀、長女・水谷典子役の飯島直子も続投。

脚本も、第1期、第2期と同じく、岡田惠和による完全オリジナルとなる。

真平の報告を聞くため集まる和平、千明たち

第8話は、長倉家の面々と千明を集めて真平が報告をするシーンに大きな反響があった。

真平に“パーティー”の準備が整うまで千明の家で待機するように言われた千明、和平、万理子、典子、そして和平の娘・えりな(白本彩奈)。誰も何も聞いておらず、内容を予想し合う。

そこへ、和平の妻・知美(佐津川愛美)が呼びに来た。カフェナガクラに向かうと、知美の母・秀子(美保純)もいた。

神妙な面持ちで話し始めた真平。長年の主治医が亡くなったことを機に、大きな病院で診察を受け、その結果の報告だった。真平は幼少期に脳幹部に小さな腫瘍が見つかり、それが大きくなると命を落とすおそれがあるとして、日常生活にも気を付けながら、定期的に検査していた。

真平の話と和平のあいさつに視聴者感動の嵐

緊張感が漂い、真剣な表情で真平を見つめる和平たち。しかし、「影は消えてるって言われた。もう、命の心配する必要ないだろうって、そう言われました」という真平の言葉に、驚きから安堵、喜びの表情へと変わっていった。

パーティーは、これまでの感謝を込めたおもてなしの気持ちだったのだ。真平は、みんなに感謝をしつつも、双子の姉である万理子に誰よりも心配をかけたと言い、病気が分かる前まで大好きだった冒険旅行に一緒に出掛けようと誘った。

そして、乾杯の音頭をとることになった和平があいさつをする。「真平がさっき、病気が治ったって言ったけど、俺は治ったんじゃなくて、治したんだと思う。お前と知美ちゃんと2人で病気を治したんだ。家族の愛が病気に勝ったんだ。こっからが真平のセカンドライフ。今までできなかったこと、気を付けて、気を抜かないで、たくさんしてほしいと思います」と思いを伝えた。

前回あった病院の描写だけでなく、本シリーズの第1期からのファンにとって、真平の病気についてはずっと気にかかっていたこと。SNSには「本当によかった」「おめでとう！」「元気になってよかった」「泣いた」「涙止まらず」「万理子との絆もいいな」「和平さんのスピーチにグッときた」「和平さんいいこと言う」など感動の声が相次いだ。

和平の言葉の中にあった“セカンドライフ”は、第3期において千明、和平のテーマの一つだが、病気が治った真平、心の成長と脚本家として新たに一歩踏み出した万理子、雑誌のグラビアに挑戦した典子ら、みんなのライフステージが動き出していることにも通じているのだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部