6月3日(火)放送の「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」に出演する多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカにインタビュー

<対岸の家事>多部、江口、ディーンが語る最終回「一歩一歩前に進めたらいいねという優しい思いが伝わると思います」

2025.06.03 10:00
6月3日(火)放送の「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」に出演する多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカにインタビュー

火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)が、6月3日(火)放送の第10話でいよいよ最終回を迎える。今回、主人公・村上詩穂を演じた多部未華子、仕事と育児の両立に悩む働くママ・長野礼子を演じた江口のりこ、慣れない育児に奮闘する育休中のエリート官僚パパ・中谷達也を演じたディーン・フジオカにインタビューを敢行。これまでの撮影を振り返っての思い出や、最終回の見どころを語ってもらった。

家事という“終わりなき仕事”がテーマの新たなお仕事ドラマ

本作は、2019年にドラマ化もされた「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)で知られる朱野帰子の小説をドラマ化。専業主婦になることを選んだ女性・村上詩穂(多部)が、ひょんなことから働くママや育休中のエリート官僚パパなど“対岸にいる人たち”と出会い、交流していく姿を描く。

詩穂は働くママが主流となった昼間の街でなかなか自分と同じような主婦仲間を見つけられず、「…あれ、今日もまた誰ともしゃべってない!?」とちょっぴり焦りを感じる日々を送っていた。そんな中、詩穂は立場は違えど同じように“家事”にまつわるさまざまな問題を抱える人たちと出会い、関わっていくことに。

今やどんな立場であっても生きていく以上は誰かがやらなければいけない“家事”という仕事。「実はみんな同じように毎日の家事に泣いたり悩んだりしているんだ」とホッとしてクスッと笑える、“家事”という終わりなき仕事をテーマにした新たなお仕事ドラマとなっている。

寒がりのディーンが撮影時の苦労話を告白

――撮影を振り返って、共感したことはありますか?

多部未華子:詩穂のせりふだけでなく、礼子さん、中谷さんなど、登場人物全ての言葉に撮影中はずっと共感の嵐でした。同時に「こういう考え方もあるのか」と学びの多い日々を過ごす中で、詩穂たちのように家事や育児に奮闘されている方々に、自然と思いを馳せるようになりました。

1人でも多くの人に共感をしていただけるような、心に届くドラマになれば良いなと思いながら、毎日撮影していましたね。

江口のりこ:私も多部さんと同じように、このドラマに出演したことで学ぶことがたくさんありました。例えば、以前は街中で自転車の前後に子どもを乗せて爆走しているお母さんたちを見ながら、「危ないな」「大変そう」と思っていただけだったんです。

でも今回礼子を演じる中で、お母さんたちがどんな生活を送っているのか、どんな苦悩を抱えているのかを知ることができました。そうなると、普段の生活での感じ方も変わりますよね。もちろん全部知ったつもりではいないですが、ちょっとでも学ぶことができたということが、本当に良かったなと実感しています。

ディーン・フジオカ:僕も、学びの多い現場だったなということが一番の印象です。でも強いて言えば、気温に苦しめられることが多かったです(笑)。放送よりも早めに撮影を行っていたので、寒い日に薄着で、カイロを25枚くらい張って鎧みたいになったり(笑)。

一ノ瀬ワタルは「みんなの心を溶かすような人」

――家族役のキャストの方々とのエピソードはありますか?

多部:詩穂の娘・村上苺役の永井花奈ちゃんは本当に活発で、元気いっぱいでした。そんな花奈ちゃんを、村上虎朗を演じる一ノ瀬ワタルさんが本当の娘のようにかわいがってらっしゃって。花奈ちゃん自身も「パパ!パパ!」と彼を追いかけ回しているような、ほほ笑ましい家族の時間でしたね(笑)。

あと、一ノ瀬さんは趣味でバルーンアートをやっていたらしく、子どもたちにプレゼントしていたんです。常に子どもとの関わり方を工夫されている姿に、たくさんのことを学ばせていただきました。

江口:一ノ瀬さん、私にはゲーム機をプレゼントしてくれましたよ(笑)。ゲームがお好きらしく、私が「趣味がない」という話をしたところ、「ぜひ素晴らしさを知ってください」と。しかも、そのソフトが個人的にはハマらなかったと話したら、もう一つくださいました(笑)。本当に人を喜ばせるのが好きなんだと思います。みんなの心を溶かすような人でしたね。

ディーン:中谷の娘・佳恋役の五十嵐美桜ちゃんは、クランクインしたときは本当に“赤ちゃん”で、コミュニケーションを取ることも大変でした。泣いているか、泣いていないか…みたいな(笑)。それが言葉もはっきりしてきて、「パパ〜!」って呼んでくれたり、走り回ったり。

だから今すごく成長を実感していますし、僕も本当に佳恋がかわいくなってきちゃって。遊んだり、握手したりしているだけでも自然と柔らかい気持ちになっています。ハートを奪われてしまったというか、こういう特別な感情が湧き立ってくるものなんだな…と、すごく感慨深いですね。

――最終回の見どころをお願いします!

多部:何か大きな事件が起きるということはないのですが、それぞれの家族にとっての大きな変化が描かれます。それってどんな家庭もきっと同じですよね。それぞれの抱える問題が「よーし解決! 明日からは違う人生だ!」と解消されていくことはありません。これからももがき続ける人生。少しずつ、一歩一歩前に進めたらいいねという優しい思いが伝わると思います。

ディーン:身近なところで起こる1つひとつの生活の機微がほっこりさせてくれる、そんなドラマですよね。

江口:最終回は詩穂さんがメインの回でもありますよね。これまでみんなに幸せを分け与えてくれていた詩穂さんの、心の影の部分が明らかになる。

多部:そうですね。過去と改めて向き合って、詩穂自身が自分の人生に納得するような、少し救われるような。「対岸の家事」らしい、安心してみられる最終回になっています。

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