ドラマ「六月のタイムマシン」に出演する（写真左から）松本大輝、志賀李玖、八神遼介

志賀李玖、八神遼介、松本大輝共演「ミステリーもSFも青春ドラマの良さも。いろんな角度で刺さる作品」＜六月のタイムマシン＞

2025.05.30 18:00

注目の若手俳優、ICExの志賀李玖が初主演を務めるドラマ「六月のタイムマシン」がBS12 トゥエルビにて現在放送中 (BS222ch※全国無料放送、FOD、U-NEXT・Amazon Prime Video・Hulu・DMM TVで配信・TVer見逃し配信あり)。本ドラマは“これから起きる幼なじみの死”を防ぐため、2人の兄弟と4人の仲間がタイムリープを繰り返し、事件の真相へと迫る青春SFミステリー。このたびWEBザテレビジョンでは本作の主人公・柏木蒼役の志賀、蒼の同級生・富永一茶を演じるICExの八神遼介、蒼の兄・柏木琉青に扮する松本大輝にインタビューを実施。本作への思いや見どころ、またタイムマシンが使えたらやり直したい失敗などを語ってもらった。

志賀「初主演でとても嬉しかったのと同時にプレッシャーも感じました」

――まず、本ドラマの出演の話を聞いた感想を教えてください。志賀さんは初主演となりますね。

志賀：初主演でとても嬉しかったのと同時にやっぱりプレッシャーや責任感も感じました。両親にもすぐに報告して、前向きな言葉をもらって自信を持つことができました。共演者の皆さんもたくさん支えてくださって、あたたかい環境でお芝居ができました。

八神：僕にとって初めてのドラマ出演なので、話を頂いた時は本当に嬉しかったです。主演がりっくん(志賀李玖)で、初めての作品にメンバーがいるのがすごく心強いなと思いました。まさか一緒にドラマに出演するなんて思ってもいなくて、ちょっと照れくさい部分もはじめはありました。

松本：僕はSF作品が大好きだったので、この作品に出演する事ができてすごく嬉しかったです。マーダーミステリーは経験がないのですが、人狼ゲームは友だちとよくやっていたので僕自身わくわくしました。

――脚本を読んだ感想を教えてください。

松本：脚本を読むと複雑で難しい内容だったので、うまくできるか不安だったのですが、いざ撮影がはじまると、そんな不安はなくなりました。監督がすごく丁寧に1回1回説明してくださるし、キャスト同士も助け合ってできたので良かったです。

志賀：タイムマシンを使って何回もリープをするのは、時系列などをきちんと理解するまでにちょっと時間はかかったんですが、同じ日を何回も繰り返していくのは面白かったですしコメディーシーンもあって笑っちゃいました。

八神：読み出すと、今日はまず1話だけにしようと思っていても、次も気になっちゃって読んじゃって、どんどん読み進めていってすごく面白かったです。引き込まれました。

松本「役との共通点を見つけるのは絶対に俳優として大事なこと」

――役どころについてはいかがでしょう。どんなキャラクターととらえて、どのようなところをポイントに演じられましたか？

松本：琉青は一見お調子者で何も考えてないようなキャラクターなんですが、実は周りのみんなのことを考えながら行動してるんだと思いました。琉青がどうしてこういう行動をしているのか、裏まで考えてキャラクターに厚みを持たせて演じたつもりです。

志賀：蒼は仲間思いで思った事をすぐ言葉にするような素直な子で、ちょっとカッコ悪い部分もあって。見ている方から愛おしいと思ってもらえるキャラクターじゃないかと思ってます。自分と蒼の距離を離したくなかったので、共通点を探るところから役作りを始めました。住んでいる所が田舎だったり純粋でまっすぐだったり…僕と蒼は重なるところが多いなと気付きました。ただ、現場でふと我に返る瞬間があって、そこに違和感があったので、なるべく共通点を思い出しながら役と自分を重ねるように意識しました。　

――松本さんは深く頷いてられますが、共感する部分がありますか？

松本：確かにそうだなと思いました。役から自分自身に戻ることに違和感があるのはとてもわかるし、そのために役との共通点を見つけるのは絶対に俳優として作品を作る上で大事なことだと思います。

八神：僕が演じた一茶は秀才と言われていてちょっと理屈っぽくて、ストーリーを進めていく役どころでもあるので、とにかくセリフ量が多いんです。はじめは大変だなと思ったんですが、なんとか覚えて演じることができました。また、こういうマーダーミステリーのお話をあまり読んだことがなかったので、僕自身が物語を楽しんで演じました。

――みなさん同じ事務所に所属されていて、志賀さんと八神さんは同じグループですが、共演してイメージが変わったことや新しく発見したことはありますか？

志賀：八神とは普段アーティストとして一緒に活動してますが、俳優としてはお互いに初めてだったので、不思議な気持ちになりました。でも、この作品ではメンバーとしてではなく、俳優としての仲間だと思って作品を作っていくことが自然とできました。大輝くんはたくさんアドバイスをくれて、現場でもとても頼もしいお兄さんでした。

八神：大輝くんとはこの作品で「初めまして」で、イケメンでスタイル良くてお話も面白い人でかっこいいと思っていましたが、撮影が進んでいくうちに素が見えてきたというか、ちょっと可愛いところもあってギャップを感じました。食しん坊なところとか(笑)。りっくんとは僕も共演者の一人として接することができたのは良かったと思います。最初は2人で行動することになるのかなと思ってたんですけど、全然そんなことなくて、他の方とも同じように話したり、勉強させてもらったりしていました。

松本：普段のグループのときとは切り替えていたんだね。

八神：はい、意識しようとしてたわけでもなくて、いつの間にかって感じです。

志賀：いい感じの距離感だったよね。

松本：遼介は16歳でめちゃめちゃ若いので、どんな感じなんだろうなと思っていたんですけど、すごくしっかりとしていて冷静で、大人っぽくて驚きました。李玖はとてもおとなしい子だなと最初は思ったんですけど、心を許してくれるとめちゃめちゃ喋ってくれるようになって、弟役ということもあって仲良くなれたし、撮影中もよくご飯に行ったりしました。

志賀：行きました、焼き肉食べたりしました。

八神：美味しかったです。