

<波うららかに、めおと日和>「2人はいろんな幸せの形がある」演出家&プロデューサーが明かす今後の展開とキャストの魅力

芳根京子が主演を務める現在放送中のドラマ「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜夜10:00-10:54/フジテレビ系)。今回は本作で、演出を務める平野眞と、プロデューサーの宋ハナにインタビューを敢行。本作を撮るにあたってこだわっている部分や、芳根、本田響矢の俳優としての魅力、今後の展開などをたっぷりと語ってもらった。
昭和11年の世界観をワクワクしながら撮っている
――まず最初に本作を映像化しようと思ったきっかけを教えてください。
宋:原作を読ませていただいていて、なつ美と瀧昌の世界観と日常が丁寧に描かれていて、昭和11年という今とは時代が違うのもあり、2人の間に流れている時間はゆっくりではあるけれど、2人の気持ちが高まってく日々がとてもすてきだなと思ったのが映像化のきっかけです。
――この作品を今映像化する意味みたいなものは、どこに感じていらっしゃいますか?
宋:今はすごく便利な時代ではありますが、「おはよう」とか、「行ってきます」とか、「ご飯が美味しいね」とか、そういう当たり前のことが失われていたかもしれない、というのが私の日常でもあって。なので、その当たり前で日常の幸せを今だからこそ届けられたらいいなと。
――昭和11年の世界観を作るにあたって意識されていることはありますか?
平野:当時の生活のことを丁寧に表現したいと思っています。
――なつ美が料理を作っているシーンの包丁など、細かい部分にもこだわりを感じましたが、そのあたりも心がけているのでしょうか?
平野:舞台が昭和11年なので、その時代に日常で使っていたものを、ちゃんと美術さんに用意していただきました。「こんな包丁を使っていたんだ」「こんな風に切るんだ」「こんなお皿なんだ」「こんな火の起こし方なんだ」というのを、しっかり視聴者に見てもらいたいですし、こちらも撮っていてワクワクしています。
芳根京子&本田響矢は現場で「すごくよく話しをしています」
――平野さんと宋さんから見て、芳根さんと本田さんの夫婦ぶりはいかがですか?
平野:あんな夫婦いませんよね(笑)。
宋:2人のシーンが多いのもありますが、現場でもこまめにコミュニケーションを取っていて、なつ美と瀧昌のようにお2人も絆を深めているように感じます。
平野:ほんとに2人は、すごくよく話しをしています。
――お2人から芳根さんや本田さんになにかリクエストをすることは?
平野:本田くんは基本的に少し不器用なんです。その不器用なところは生かしたいなと思って、「上手くやろうとするなよ」というのは伝えました。他にも、妄想やモノローグがかかるところの表現は、表に出す以上の表現をして欲しいとリクエストしました。
――声は別録りになっているかと思うのですが、どのように録られているのでしょうか。
平野:リハーサルをやってすぐ声だけ録っています。そして、その声を現場で当てながら演じてもらっています。
宋:この録り方をすることで、芝居がちゃんとつながります。
平野:毎回すごく手間ではありますが、まとめて録ると失敗する可能性があるので。
――それでは、俳優としての芳根さんと本田さんの魅力は?
平野:芳根さんは、視聴者に伝わるお芝居をしてくださるじゃないですか。僕はかなり彼女に果敢なチャレンジをしてもらっていて、「1つの言葉を2つの意味を持ってやってくれる?」というのをリクエストしています。
例えば、2話目の貝殻を持っているシーンで、貝殻がきれいというのと、瀧昌のこともきれいというのを含めてやって欲しいというのをお願いしました。それを彼女は理解してくれるし、できてしまうので、すごいなと。なので、ハードルを高くして芳根さんにはお願いをすることが多いです。
響矢くんは、何度も言いますが不器用なんですよ(笑)。でもそれは、絶対に彼の武器だと思っていて、あんまり芝居じみて欲しくないんです。このままでいてほしいなと。
宋:芳根さんは、平野監督も言っていた通り、芝居に全く心配がなかったんです。今回なつ美をお願いするにあたって、芳根さんの健気なお芝居が見たいとはもちろん思っていましたが、その期待を見事に超えてきてくださっています。
そして座長としての芳根さんを見ていて、芳根さんが居るだけで現場が明るくなりますし、みんなが芳根さんについて行こう!となるのは、芳根さん自身の魅力と芳根さんの俳優としての力だと思いました。
本田さんは、キャスティング前にお会いしていて、すごく好青年だったんです。真面目で、笑顔がすてきで。端正な顔立ちと少しのギャップみたいなところもあり瀧昌を演じる時に生かせたら、すごくピッタリはまるだろうなと思っていました。
実際ピッタリはまっていて、現場でもたくさん愛されていて、少しの不器用さも含め彼の人間性で、我々が変わって欲しくないなと思う部分です。
2人にはいろいろな幸せの形がある「どの形を見せた方がいいのかは、話している最中」
――主題歌は、BE:FIRSTの「夢中」ですが、反響は大きいですか?
宋:反響はかなり大きくて、曲がすごくドラマの世界観にもマッチしていて、幅広い世代の方に届いている印象があります。
平野:最初の要望で、ラブストーリー作品だからバラード曲に、などはあまり考えないで曲を作って欲しいというのをお願いしていました。
宋:レーベルの方と打ち合わせをした際に、BE:FIRSTさんの今まで出されている楽曲のイメージとは違うような曲がいいですとお伝えをしました。
平野:でもずるいんですよ、打ち合わせの時点でもうデモができていて(笑)。「これどうですか?」って言われて、「いいじゃん」ってなりました(笑)。
――オープニングの部分の映像が毎話少しだけ変わっていると思うのですが、そこにこだわった経緯などはあるのでしょうか。
平野:タイトルバックを作りたいと思い、10パターンくらいを撮りました。でもこんなにドラマが話題になるとは思っていなかったので…(笑)。そこも見てくれる人がいればいいなというくらいの気持ちで作っていたので、うれしいです。
――では最後に、視聴者の皆さまに見どころなどメッセージをお願いいたします。
平野:戦争が絡んでくるか、というのは視聴者の皆さまも気になっているのではないかと思います。
宋:この2人にはいろいろな幸せの形があると思うのですが、どの形を見せた方がいいのかは、まだ制作チームでも話している最中です。
平野:そして6話では、なつ美と瀧昌のつながりなどいろんな事が明らかになっていきます。なので、かなり物語が進む回になっているのではないかなと。
宋:なつ美と瀧昌が、「私たちは出会うべくして出会ったんだ」という気持ちが大きくなっていく、すごくすてきな回なので、ぜひご覧ください。
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