豪邸の家主と家政婦のギャル男子…実はお互い“大きな思い違い”をしている話に「すれ違い方がかわいい」の声【漫画】

2025.05.21 08:30

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「LiQulle」にて連載中の『限界ラノベ作家は家政婦ギャルを妻だと思い込んでいる』(オーバーラップ刊)の1話を紹介する。作者のちふゆさんが、3月1日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ちふゆさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

あまりにも大きな思い違いからはじまる出会い

朝から明るく声をかけてイケメンラノベ作家・天寧(あまね)を起こす家政婦姿のギャル男子・花暖(かだん)。そんな彼に「天使のようにかわいい」と告げる天寧と、それを受けて嬉しそうに微笑む花暖だったが、実はお互い大きな思い違いをしているのだった…。

事の発端は3日前。花暖は家賃滞納でアパートを追い出され、財布を紛失してしまう。さらにスマホも川に落として水没させてしまい、人生で最大のピンチに陥っていた。さらに友人を頼るも断られ、野宿をしようとするも不審者に遭遇…と踏んだり蹴ったり。

必死に不審者から逃げる花暖だったが見知らぬ住宅街で迷子になってしまった。公園で寝るのは危険だと考え、そのまま住宅街で寝床をさがす花暖。そんな時ある豪邸で住み込みの家政婦募集という張り紙を見つける。ぜひ応募したいと張り切った花暖だったが、これがきっかけとなって豪邸の主人である天寧と花暖の間に“大きな勘違い”が生じていく…。

このすれ違いからの出会いを読んだ人たちからは、「そうきたかあ…と思わされた」「すれ違い方がかわいい」「ギャグセンスが光ってる」「2人とも顔が良過ぎる」など、多くのコメントが寄せられている。

対照的な属性の2人が織りなす物語

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか？

2024年の春ごろにプレイしたゲームをきっかけに長髪キャラへの情熱が高まり「何が何でも次回作は長髪攻めの作品を描くぞ！」と意気込んでいたのですが現代設定で長髪キャラを違和感なく出せる内容でしっくりくるものが思いつかずあーでもないこーでもないと悩んでいた中「小説家設定だったら長髪でもイケるのでは!?」とひらめきました。元々陰キャオタクとギャルの組み合わせが大好きだったのもあり陰キャの小説家とパリピギャルの真逆の2人のBLにしよう！と本作を考えました。

――本作では、豪邸を前にして目を輝かせるギャル男子の姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあればお教えください。

花暖のギャルらしさと、天寧の陰キャらしさのあるそれぞれの喋り方や思考のギャップと2話以降もお互いに勘違いしたまますべてがうまい具合に進行するストーリーにこだわりました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

1話の後半にある、天寧が花暖のことを「妻として家にやってきた」と、花暖が天寧のことを「家政婦としてこれから雇ってくれる」と思い込んだまま会話をするけど絶妙に会話が噛み合ってしまいお互いに勘違いしたままお互いの好感度MAXの状態で同棲スタートさせるシーンが気に入ってます！

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

読み終えた時に「この2人が結ばれてよかった」と心から思えるような、この2人じゃないといけない、2人が結ばれたことに納得がいくような関係を描くことを心がけてます！また、かっこいいだけじゃなくかわいげがある攻めを描くのは毎回意識してます。赤面したり一生懸命だったりするかわいい攻めが大好きなので…(笑)。

――今後の展望や目標をお教えください。

限つまはギャル受け作品なので夢はでっかくギャルブランドとコラボしたいです…！そしてグッズもたくさん出したいです！ラメやグリッターギラギラのギャルめいたグッズを出してギャルパラダイスを築きたいですし、ドラマCDも出たら嬉しいです…！

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします！

久々のBL作品「限界ラノベ作家は家政婦ギャルを妻だと思い込んでいる」は読んでてHAPPYになれる漫画です！元気ないときや疲れてるときぜひ読んでくださいね！