ソン・ソック、初共演のキム・ダミを性格分析「自分とよく似ている。内気なところもあるし…」＜ナインパズル＞

2025.05.15 12:13

キム・ダミとソン・ソックが初共演するオリジナル韓国ドラマシリーズ「ナインパズル」(全11話／初回6話一挙配信、以降毎週水曜日配信)の制作発表会が5月14日に開催され、ダミ、ソックと共演のキム・ソンギュン、ヒョン・ボンシク、そしてユン・ジョンビン監督が登壇した。ソックからは「ダミさんと僕は性格がよく似ていると感じた」と明かされるなど、共演陣の相性の良さが感じられる会見となった。

ソン・ソック、出演の決め手は「ユン監督です」

「ナインパズル」は、 10年前の殺人事件の唯一の目撃者であり、プロファイラーのイナ(ダミ)と、彼女を容疑者だと信じて10年間捜査を続けてきた刑事ハンセム(ソック)が、けん制し合いながらもタッグを組んで連続殺人事件の謎に挑む本格心理サスペンス。キーアイテムとしてパズルのピースが登場し、ソンギュンがハンセムの属する強力2班のチーム長ヤン・ジョンホを、ボンシクが強力2班の“末っ子刑事”チェ・サンを演じている。

ユン監督は冒頭から「本作は推理劇、非常にユニークな個性を持った2人の人物が連続殺人事件の裏にある真実を暴いていく作品です。ネタバレがすごく心配なのでここまでにしておきたいと思います」とネタバレ警戒ぎみ。その分、登壇者同士の関係性にスポットが当たる展開になった。

出演の決め手について聞かれたソックが「ユン・ジョンビン監督の大ファンで、オファーをいただいて大変光栄でした。決め手はユン監督です」と打ち明ければ、ソンギュンも「ユン監督は『悪いやつら』(2012年)で私をデビューさせてくださった方です。10数年ぶりに再会を果たした意味は大きかったです」と再会を喜んだ。

さらに、強力2班の刑事を演じるソック、ソンギュン、ボンシクはドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」シリーズでも共演済み。同作で3人のうち最も階級が上だったボンシクが今作では末っ子刑事で、立場が逆転したということもあり、作品タイトルこそ出さなかったものの、ソックが「末っ子、可愛いでしょう」「“軍隊”から社会に出たら上下関係が逆転したので、うまくやろうとして可愛いふりをしたのかな」、ソンギュンも「私も“軍隊”ではこの弟にかなり叱られました」と茶目っ気たっぷりに語る一幕もあった。

キム・ダミ＆ソン・ソック、信頼感バッチリ

中でも注目を集めたのは、今回初共演のダミとソックのケミストリー。ダミが「最初から積極的にコミュニケーションをとってくださって、すぐ打ち解けられました」と語れば、ソックも「性格がよく似ていると感じました。内気なところもあるし、淡泊な性質でもあるし。ダミさんと話をすると誤解もたぶん生じないだろう、本当によいパートナーとしてやっていける、と確信が持てて、現場でいろいろ話をしました」と語るなど、互いに全幅の信頼を置いていた様子。

劇中のソックとダミは、“刑事と、彼が10年間疑い続けた容疑者”でもあり、“ともに捜査を行う刑事とプロファイラー”でもあるという複雑な間柄。互いの役柄の印象について問われると、ダミは「ハンセムは(イナにとって)なくてはならない存在。子どもの頃からいつも近くにいてくれた存在」、ソックは「(イナは)守りたい存在でありながら、打倒したい相手でもある。両面の感情がある、一言では表せない関係」とそれぞれ回答。愛憎絡み合った複雑な関係性をうかがわせた。

ユン監督、“飲みニケーション”を封印

ユン監督からは「僕は作品の時、キャストの皆さんと食事をとり、お酒を飲んだり会話しながらチームワークを築くんですが、今回それが難しかったんです」と意外な告白も。

「ソン・ソックさんとヒョン・ボンシクさんはお酒を飲まない方で、キム・ダミさんは内向きなタイプだったので、そういう場を設けるより(通話アプリの)カカオトークで主に会話したんですが、ダミさんがカカオトークでいろんな質問をしてくださり、ボンシクさんともカカオトークを通じてコミュニケーションをとることができました」と“末っ子”2人との現代らしいコミュニケーションについて明かし、会場を和ませていた。

会見の和やかな雰囲気から一転、緊迫のストーリーが展開するオリジナル韓国ドラマシリーズ「ナインパズル」はディズニープラスのスターにて2025年5月21日(水)独占配信開始。21日は1話から6話まで一気に配信される。