

東啓介・有澤樟太郎・甲斐翔真・松下優也らによる新生「キンキーブーツ」が開幕『今日は一番最高の状態。明日はもっと最高かな』

4月27日(日)より上演中のブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」の囲み取材と公開ゲネプロが行われ、メインキャストの東啓介、有澤樟太郎、甲斐翔真、松下優也、演出・振付のジェリー・ミッチェルが囲み取材に応じた。
キャストを一新し、新たなステージへ
同作は、経営不振に陥った老舗靴工場の跡取り息子チャーリー・プライスが、ドラァグクイーンのローラと出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として会社を再生させていく過程を描いた、イギリスの同名映画(2005年公開)をミュージカル化したもの。
日本で4回目の上演となる今回、キャストを一新し、オーディションで選ばれた実力派が結集した。靴工場の跡取り息子・チャーリー役の東と有澤、ドラァグクイーン・ローラ役の甲斐と松下が、それぞれWキャストで、日本版「キンキーブーツ」の新たな歴史を創り上げる。
「士気が最上級に上がっている状態」
初日を迎える心境について、東は「通し稽古をたくさんやらせていただいたので、ようやく初日を迎えることができて、皆さまの前でこの『キンキーブーツ』を、新しいメンバーでお見せできることをすごく楽しみにしております」とコメント。
有澤は「ラスティ(モワリー)、D.B.(Bonds)、岸谷五朗さんはじめ、日本のクリエイター、スタッフの皆さんに、『キンキーブーツ』という作品の生き方、チャーリー・プライスのとしての生き方、ノウハウをたくさん教えていただいて、そして最後、ジェリーに魔法をかけてもらった気分です。カンパニーとしてはいま士気が最上級に上がっている状態なので、本番までにやり残したことは全くないです。お客さんに見ていただいて、早く2025年の『キンキーブーツ』を完成させたいという気持ちでいっぱいです」と熱く語った。
甲斐は「稽古に入る前までは、本当に初日って来るんだろうかというぐらい現実味がなかったんですけど、今まで稽古してきて、やっぱりこの作品は最後のピース、お客さまが入った瞬間に出来上がるものだとつくづく思いますので、初日が楽しみで仕方ないです。僕自身も楽しみに、皆さまにも楽しんでいただけるように、精一杯頑張りたいと思います」と意気込んだ。
松下は「皆さま、ごきげんよう。松下優也役のローラです」と完全に役になり切ってあいさつ。どっと笑いが起き、キャスト陣からは「逆、逆!(笑)」とツッコまれ、現場は一気に和やかなムードに。
そして、「本当にリスペクトを持って稽古初日から挑ませてもらいました。いつも松下優也さんは、初日は緊張がどちらかというと多いらしいです。ですが私、ローラ。もうライブ直前かのように高揚感がすごい状態ですので、すごく楽しみです」と笑顔を見せた。
「今日は一番最高の状態。明日はもっと最高かな」
ヘアメークを施した自身の姿を見たときの感想を問われた甲斐は、「120点でした。本当にプロの方々すごくないですか?ちゃんとローラ役になれているんだなって、全身鏡を見てそう思いました」と感動。
一方の松下は、「今ここの渋谷が明るいのは、私がいるから」とコメントし、再び笑いを誘う。続けて、「スイッチが入るような感じはありますね。ですし、今翔真くんが言ってくれたように、ヘアメークさんと衣装さん、皆さんでこのローラという存在を作り上げてくださっているので、本当に感謝しています。メークをすればするほど、どんどんブラッシュアップもされていくし、自分たちも『もっとここはこうした方がいいんじゃない?』みたいなのがあったりするんですね。だから、今日は一番最高の状態かも。明日はもっと最高かな」と盛り上げた。
「舞台上に自分自身を見出すことができる」
作品が愛されている理由について聞かれると、ジェリーは「我々の物語だというところがあるからだと思います。お客さまは、必ず舞台上に自分自身を見出すことができると思うんですね。そして、そこにいるコミュニティーのみんながお互いを受け入れ合うことによって、最高の自分でいられるようになるというところが、『キンキーブーツ』が成功につながるところであり、愛される理由なのではないかなと考えています」とコメント。
東は「やはりミュージカルですので、音楽の素晴らしさもそうですし、チャーリーの成長物語に感銘を受けたり、一つ一つの言葉に感銘を受けたり、気付けなかったことに気付けたり、改めて気付けたり、そういうものが散りばめられている作品なのかなと思います。そして、セクシャルな話も少しあるので、多様性を受け入れるということが、この『キンキーブーツ』が愛される一つの魅力なんじゃないかなと思います」とアピールした。
有澤は「この作品を作ってきた方たちの、作品への愛が本当に素晴らしいなと思いました。ラスティは『キンキーブーツ』はこういう作品なんだよ、僕の好きなシーンはね、といろいろと教えてくれるし、D.B.もまた、この作品に対しての熱量だったり愛をすごく話してくれるし、ジェリーもいまこうやって話してくれて、その愛を僕たちはお客さんに受け継いでいかないといけない」と背筋を伸ばす。
甲斐は「とてもハッピーなミュージカルでとても楽しいんですけれども、現代社会に生きる僕らとしては、大事なものを忘れていたなと思わされる作品でもあるなと思います。実はみんな自由で、自分が変われば世界が変わると、分かっているようで分かっていない。ローラはそれを超越して、1人の人間として自由に生きて、自分の居場所を探す、本当の自分になる、なりたい姿になる。これこそが人間の美しい瞬間というか。そういう魅力があるからこそ、世界中で人気な作品なのかなと思います」と語った。
最後に松下は、「それは、私たちが最高だからじゃないですか?」と断言。「やはりすごくゴージャスだし、とてもファビュラスで、照明やLEDが煌々としていて本当に華やかな世界で、でも、すごく繊細な部分もあって、そのダイナミクスというか、差がすごく好きなところです。ローラもこうやって見られるとすごく派手な存在ですし、派手なパフォーマンスをするけど、根底には自分の過去があるわけですから、そういうところで見ている皆さんに寄り添うような作品。一方通行で皆さんに作品をお届けするというだけじゃないところが、愛される理由かなと思います。本当の自分を探し求めるあなたに寄り添う作品です」と呼び掛けた。
ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」は、4月27日(日)から5月18日(日)まで東京・東急シアターオーブにて、5月26日(月)から6月8日(日)まで大阪・オリックス劇場にて上演。
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