

Snow Man渡辺翔太のコメディー演技にドラマPが期待「新しい引き出しを出せたらいいな」<なんで私が神説教>

広瀬アリス主演のドラマ「なんで私が神説教」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系、Hulu・Tverにて配信)が現在放送中。同ドラマは、無職生活を脱却するためになんとなく高校教師になった主人公・麗美静(広瀬)が、問題児ぞろいの生徒たちの事情に巻き込まれ、したくもない“説教”をしなければならない状況に。パワハラ、モラハラ、コンプラ…で説教ができない時代に、静がとんでもない説教を繰り広げる、いっぱい笑えてスカッとする、新たな学校エンターテインメント。このたび、本作のプロデューサーを務める藤森真実氏が、本作に込めた思いや、広瀬やSnow Man・渡辺翔太を始めとするキャスト陣の魅力を明かした。
広瀬アリスの“きれいなお姉さん”なイメージを封印
――毎話生徒に説教をする主人公・静に求めていることや、静を演じる広瀬アリスさんに期待されていることはどんなことですか。
静が生徒に対して説教する上で、「先生と生徒」というよりも「人と人」として言うということを心掛けています。静のセリフがきれいごとだけじゃなくて、「世の中こういうものだ」とか「全部うまくいくわけがない」ということを含めて説教をしているので、それが視聴者の皆さんにちゃんと伝えられたらいいねという話を広瀬さんともしています。
広瀬さんはいつも明るくて笑顔な役が多いですが、暗い中にも意志があるという新しい広瀬さんを見てみたいと思い、広瀬さん自身もしっかりと意志を持っていらっしゃるので静のキャラクターと合っていると感じてオファーしました。
今回は広瀬さんの“きれいなお姉さん”という感じを封印しようとご本人とも話して、重い前髪で眉毛も見せなくて、お化粧もあんまりしない等身大の20代後半という設定でビジュアルを作りました。
全世代が納得する内容の説教を意識
――物語では、恋愛の話など多くの方が経験したことがあるような悩みについて描かれていますが、作品をつくる上で大事にされていることはどのようなことですか。
脚本家のオークラさんと企画を考えていく中で、毎回の説教が大人にも共感できる内容にしたいという話をしていました。第1話に出てきた「いじめ」と「イジリ」の違いって、大人になってもあることじゃないですか。第2話の「相手がいる人を好きになっちゃいけないの?」っていうテーマも、学生にもあるけど、大人でもあることだと思うんですよね。なので、どの世代の方が見ても「そうだね」とか「そういう考えもあるんだ」って思えるような内容にしています。
今後の展開では、生徒が退学する・しないという話が描かれますが、大人の立場に置き換えたら簡単に辞めるのはいいことかみたいな。毎回そういうふうに重ね合わせられるような内容にしております。全世代が納得する内容、子供だけの世界線じゃないお話をテーマに作っています。
――静が説教をする前に、一生懸命言うことをメモしたり検索したりして事前に調べて話すことをまとめる描写がありますが、そういう描写のアイデアはどういうところから浮かんできましたか。
いろんな学園ものでも、先生たちは普通にさらっと説教していますが、人間だからそんないいことを何も調べずには言えないよね、というところから始まりました。プレゼンするときとかって事前に調べますし、先生だって適当にその場しのぎでは言えないと思うので、そういうのも人間らしさというか、先生だって偉くないというところが、皆さんに伝わればいいなと思います。
コメディー初挑戦、渡辺翔太の起用理由
――Snow Man・渡辺翔太さん演じる浦見先生が面白いキャラクターで、個性豊かな先生たちも描かれますが、先生方のキャラクター設定のポイントを教えて下さい。
渡辺翔太さん演じる浦見先生は、ちょっと天然っぽくてやる気があり前向きなキャラクター。回を追うごとにもっとそれが面白くなっていきますし、浦見先生にはそれだけじゃない何かがあります。渡辺さんはよくインタビューで「コメディーは初めてだからすごく難しいし楽しんでいる」って言ってくださっていて、これから浦見のキャラがどんどん膨らんでいくので、ぜひ浦見さんに注目していただきたいなと思っています。
また、第2話で伊藤淳史さん演じる森口先生が途端に豹変して、第3話以降は全然違うキャラになります。伊藤さんが面白く演じてくださっているので、森口先生はすごく見応えがあると思います。森口先生vs静、森口先生vs校長の対立など先生同士の人間模様も楽しんでいただけたらと思っています。
小手伸也さん演じる教頭と、野呂佳代さん演じる大口先生の2人がどうなっていくかも「こういう関係ってどうなっていくんだろう」と思わせるようなドラマがありますし、岡崎紗絵さん演じる林先生も、仕事は生きがいじゃないと思っているところからどう変わっていくか、教師たちのリアルな人間味に注目してください。
学園ドラマではありますが、先生を通して、働いて今を生きる人たちがどういう悩みを抱えているかということが結構出てくるので大人の方たちにぜひ見て欲しいです。
――渡辺さんの演技の魅力はどのように感じていますか?
コメディーを初めてやるとおっしゃっていたんですけど、渡辺さん自身が持つ前向きさや、バラエティーで見せる“いい人”で面白いことも言うみたいなところが、そのまま生かされていると思います。渡辺さん演じる浦見先生は、今後もコメディー部分を引っ張っていく人になるので、コメディーをやっていける力があるんじゃないかと感じています。
現場でも、渡辺さんがコミカルなお芝居をすると、広瀬さんを含めみんな大笑いするくらい、すごくお上手に演じてくださっているので、ぜひ皆さんに渡辺さんの新たな一面をたくさん知っていただけたらと思っています。
渡辺さんの起用理由は、今まで恋愛ものとか“いい人”を演じることが多かったと思うんですけど、渡辺さんのバラエティーのたたずまいを見ていると、そうじゃない部分もすごく上手く演じてくださるんじゃないかと思って、渡辺さんの新しい引き出しを出せたらいいなと思ってお願いしました。渡辺さんご自身もコメディーとか新しいことをやってみたいっていう思いがすごく強かったらしくて、引き受けてくださいました。
生徒役キャストはオーディションで決定「光るものがある」
――生徒役のキャストについて、この人は抜きん出ているなと感じている方や、これから楽しみにしてほしいという方を教えてください。
生徒役はオーディションをして、みんなそれぞれ光るものがあり違う個性があって選ばせていただいたんですけど、第1話で出てきたいじめっ子の陽奈役の清乃あさ姫さんは、本番前に読み合わせやお芝居の練習をやっていただいたときから皆さんに見てもらうまでの間に色々なことを吸収して、素晴らしいお芝居を見せてくれました。キラリと光るものがあると感じました。
彩華役の豊嶋花さんは芸歴も長く、私も他の作品でご一緒したことありますし、すごく信頼しています。まだ18歳っていうのが信じられないくらい現場も引っ張ってくれて、お芝居の引き出しもあって、彼女が20代になったらどうなるのかな?と期待していますし、これからも一緒にお仕事したいなと思います。
4月26日(土)放送の第3話のメインキャストは、宮沢役の吉田晴登さん。難しい役ですが、すごくひきつけられるお芝居をしていて、彼もこれからどんどん伸びていくんだろうなと思うので、第3話の吉田さんのお芝居は注目してください。
撮影現場は和気あいあい
――制作発表会見では、渡辺翔太さんが「すいません」と言うと罰金が発生するという話や、キャスト同士下の名前で呼び合いたいという話をされていましたが、撮影現場の雰囲気はどんな感じですか。
本当に先生キャストは仲が良くて、撮影中も笑いが絶えないですし、みんな真剣に芝居に取り組みどうすれば面白くなるかも考えてくださっています。下の名前で呼ぶのも皆さん実行していて「アリス」とか「翔太さん」とか呼んだりしていて、楽しそうにやってくれてうれしいなと思っています。
渡辺さんは「ドラマの現場が一番緊張する」と言っていて、「自分は新参者だから」と最初はとても緊張していたんですけど、だんだんと「すいません」キャラよりも、みんなからちゃちゃを入れられるいじられキャラになっています。最初の緊張が緩んでお芝居にもそれがうまく出て、緊張せずに演じることができているのかなと思います。
――ちなみに渡辺さんに一番ちゃちゃを入れているのはどなたですか。
みんなですけど、広瀬さんがちゃちゃを入れていることが多いです。渡辺さんがお仕事でみんなより早く帰るときにも、みんなふざけて「友達とのご飯会があるから帰るみたいですよ」とか「僕たちは仕事してるのに」みたいなことを言ったりしています。渡辺さんが表紙をしている雑誌を入手してきて、みんなで前室で見てふざけあったりしていることもありました。
第3話は生徒の退学騒動で静が説教
――第1話のラストでは七海(水沢林太郎)が静に「シー」という言葉を告げて、視聴者は「シー」が何なのか考察する動きになっていましたが、どのように物語に関係していきますか。
まだ第3話なのでいろんなことが明かされてはいないですが、そもそも静が何で2年間ニートしていたのかっていうのが「シー」という言葉と関わってきて、実はその裏に驚きの事実や過去があることもどんどん明かされていくので、注目していただけたらなと思います。ニートだった静があんな説教をしていくって難しいことだと思うんですけど、そういうことだったんだ!と思える展開になっていますし、何で七海くんが「シー」を知っていたのかっていうのも楽しみにしていてください。
――4月26日(土)に放送される第3話の見どころを教えてください。
第3話は宮沢くんという生徒が退学させられそうになったり、もう退学すると言い出したりしたときに、静がどのような説教するかっていうのが見どころです。すぐに辞めるとか「もういいや」って思う人が大人の世界にも多いと思うので、それに対して静がどう言うか楽しみにしていただけたら。また、第2話の最後に森口先生が豹変して、そこから学校全体も大きな波に飲み込まれていろんなことが起きるので、そこも楽しみにしていただけたらなと思います。第3話のラストにも驚きの展開が待っているので、ぜひ最後までご覧ください!
◆取材・文=水沢あすみ
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