「マイナビショードラアワード2025」授賞式にプレゼンターとして登壇した松本まりか

松本まりか、新たな動画表現“ショードラ”作品に主演も「自虐的な言葉を使うのであれば…『また狂気か』と(笑)」

2025.04.16 21:21

俳優の松本まりかが、4月16日に都内で開催された「マイナビショードラアワード2025」授賞式に登壇。大賞を受賞した「星の四谷三丁目シアター」へのプレゼンターを務めたほか、自身も“ショードラ”に出演した感想や撮影エピソードなどを語った。

新たな動画の表現方法を目指すプロジェクト

「マイナビショードラアワード」は、“縦型ショート動画”の新たなドラマ(ショートドラマ=ショードラ)を通して、「ドラマを作りたい」クリエイターと、「ドラマに出演したい」役者に出会うことを目的としており、13歳以上で作品投稿のためのTikTokアカウントを持っている人なら誰でも参加可能なコンペティション。大賞には賞金300万円と地上波ドラマ制作権(朝日放送テレビ)が与えられる。

ショードラがスマートフォンで数多く視聴され、誰もがクリエイターになれる時代に、“縦型ショート動画”の持つ身近さと、ドラマの持つ物語性を通して、次世代のクリエーターやスターの発掘、新たな動画の表現方法を目指すプロジェクトだ。

3月に配信された、ショードラ初の連続サスペンスドラマ「この顔であってる？」に主演した松本は、オファーを受けたときの心境を「自虐的な言葉を使うのであれば…『また狂気か』と(笑)」と狂気をはらんだ役には定評があるだけに冗談交じりに吐露し、「こんなにもたくさんのメディアの皆さんにも来てくださっていて、すごく注目されているのだなと。(新たなコンテンツとして)ここから生まれるというのをとても感じます」と、“ショードラ”というコンテンツの盛り上がりを実感した様子。

縦型ならではの「画角というのをすごく意識しました」

普段とは違う、“縦型ショート動画”という形での撮影を振り返って「横がすごく狭いので、2人が向かい合ったときにどのくらいの距離感で入ったら面白いのかとか、画角というのをすごく意識しました」と回顧し、「(視聴者が)携帯で見るからこそ、皆さんに見てもらうためには、何か引き付けるインパクトのあるものを所々で仕掛けていく。そういった計算というのも(普段演じる側は)なかなかすることはないので、とても面白い体験でした」と充実感をにじませた。

また、内容については「先ほど『また狂気か』と言いましたけど、狂気というのはすごく心情の深いところからつながらないと私もなかなか(演じるのが)難しくて。撮影は2日間でタイトだったんですけど、この短期間にすべてをつぎ込んで監督・スタッフさんたちと朝までずっと電話で話しました」と打ち明け、「(登場人物として)マネジャーと女優が出てきて、私はマネジャー役だったんですけど、マネジャーさん側の気持ちになって想像して、一言一句これはこう言うんじゃないかというところをちりばめたり、“自分ツッコミ”みたいなせりふで『役をやるときは憑依させるのよ』とか、(自分が)よく憑依型って言われたりするので(笑)。自分ツッコミをしてみようかなとかいろいろ遊んだところがあるので、ぜひ見ていただきたいです」と、短いながらも入念な役作りの上で完成した作品をアピールしていた。

ほか、プレゼンターとして高嶋政伸、鈴木おさむ氏、阿部なつき、MCを森香澄が務めた。