YouTuber森山弘康が、恋リアの駆け引きで感じた“モテるということ”「テクニックは人柄には勝てない」＜ラブパワーキングダム＞

16人の恋愛強者がNo.1モテ男＆モテ女を決める恋愛リアリティーショー「ラブパワーキングダム～恋愛強者選挙～」（毎週水曜夜10:00-11:00　ABEMA SPECIALチャンネル）。熾烈な戦いが行われ、先日、キング＆クイーンが決定。今回はハイクラスな恋の駆け引きを行ったYouTuberえびじゃのひろやす（森山弘康）に、参加をしての感想や参加中の気持ちの変化、恋愛観について語ってもらった。

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駆け引きは自分の性格上、ムリでした。

――勝ち残りゲームとしての側面もある旅でしたが、最初からそのことに気づいていましたか？

すぐに普通の恋愛リアリティーショーとは違うと気づきました。そして頭の中では票をもらうために色んな駆け引きをしなきゃとは思ったのですが、自分の性格上、ムリでした。最初は思わせぶりな態度を取ろうとしていたんですけど、実際にその場にいたら動けなくて（笑）。そうなるともう気になっているみさき(谷岡美沙紀)に真っ直ぐにアタックするのみでした。

――今回の旅で一番ピンチだと感じたのはいつですか？

「1stモテVOTE」で脱落の1歩手前の7位で「危ねっ」と思いましたね。でもこのときは僕も含めみんなあまり動き方を分かっていなかったので仕方ないかなと思い、それ以降はとりあえずいろんな人と話をしようと決めました。

で、本格的にいろいろ考えたのが「2ndモテVOTE」の結果が出たとき。僕は最初からみさきが気になり、みさきにモテることを考えていたのですが、そのみさきが最下位になってしまって…。このときはイベントに参加できなかったせいな(聖菜)が脱落してみさきはギリギリ助かったのですが、みさきがいなくなったら何をすればいいのか？と思いました。単なる好きな人を見つけるだけではない、好きな人を生き残らせなければいけないことに気づきました。

――みさきさんのどこに引かれたのですか？

僕は一緒にお酒が飲める子が好きなんですよ。そういう意味ではみさきは最高で。あと明るいので会話をしていて楽しかったです。最初のクルージングパーティーでのときからいいなと思い、そこがブレることはなかったです。そして最後に気持ちを伝えることができてよかったです。

――みさきさんとは♯4では本命デートもされていましたが、必ず1票を入れてくれる異性を生かさないといけないのはかなり複雑なルールですよね。

そうなんです。だからこそ面白いんですが、僕みたいに真っ直ぐアタックするしか考えていないタイプにとっては、気になる人が先にいなくなってしまったらやることがなくなってしまうんですよ（笑）。実際、みさきも僕も一緒に残ろうといろいろ動きましたが「3rdモテVOTE」でみさきは落ちてしまって、そこからはどうしよう…って感じでした。正直、この段階から新たに本命票を奪ってキングを目指すのははっきり言って不可能に近いし、賢い女性たちにはすぐに見抜かれてしまいますから。

――そこからはどのようなモチベーションで参加していたのですか？

ふさわしい人にキング＆クイーンになってもらいたいという気持ちにシフトしました。後半になってくると本命票はなんとなく見えてきていたので、本命がいなくなった僕の票はすごく大事になってくる。なので、小手先のテクニックというより人柄をきちんと見て、選べたらと思いました。なんかゲームから解放されてフラットにみんなを見られたし、楽しめました。

女性陣の部屋を見て怖かったです(笑)

――「3rdモテVOTE」前にはみほ(宮崎美穂)さんからもアタックされていましたが、そのあたりの彼女の駆け引きも分かっていたんですね。

もちろん最初から分かっていました。でも僕はいろんな人とちゃんと話したかったから、本命だろうが駆け引きだろうがどっちでもいいかなと思っていて。ただ投票になったときに僕の名前が出てこなかったことは悲しかったですね(笑）。まぁそりゃそうなんですが。

――みほさんが動いたのも女性たちは情報の共有をしていてみさきさんが裏で動いていたことが大きかったですが、男女のそれぞれの部屋での過ごし方はかなり違いましたね。

女性は怖いですよね（笑）。みんなで出来事を共有していて、あれを見ていたらうかつなことはできないって思っちゃいました。男性部屋はすごく楽しかったですよ。僕は楽しみたい気持ちが強く、駆け引きとかはあまりしたくなかったんですよ。ましてや男性陣とはずっと一緒だから、できるだけ部屋にいるときはみんなと話をして個性を知りたいと思っていました。

結局、みんな同じような気持ちだったのか男性陣はめちゃくちゃ仲良くなりました。帰国してからも何回も会って、新年会も8人で集まるくらいいい仲間になって。ゲームに没頭してギスギスするのではなく、楽しめてよかったです。

――「最終モテVOTE」ではあり(亜莉)さんと、いっせい(森長一誠)さんの一騎打ちになりましたが、この結果はいかがでしたか？

最後まで残る異性の票をたくさん集めていないと勝ち残れないシステムだったので、アオイ(AOI)とあかね(瀧山あかね)の票が堅いありと、みほとめるの票があるいっせい、2人のどちらかがキングになるだろうと思っていました。そして最終的にはありがキングになりましたが、まぁ納得ですね。ありはカッコいいんですが、僕らからするとイジリどころが多くてかわいいんですよ。よくよく考えたら、♯3でのトルコ相撲のときにお腹に描いていたネコの絵は謎すぎる。でもそういうところがほっとけないです。

――クイーンのアオイさんに関してはいかがですか？

会話をしていて人間性が好きになりました。結構真っ直ぐに話をしてくれるんですよ。その感じがすごく気持ちよくて、クイーンにふさわしいと思いました。女性陣の中では一番駆け引きをしていなかったんじゃないかな。すごくすてきでした。

やっぱり女の子ってズルいです

――今回使った“モテテク”を教えてください。

女性と会話をするときはめちゃくちゃ相づちを打つことです。相手が話しやすいように会話のテンポを作ることを意識して、その人にとっての話しやすい人になることを目指していきます。そうすると友達みたいに心を開いてくれるので、そこからグッと異性として意識していることを伝えて…。なんかこう言っていると恥ずかしいですが、ただ単に話していて楽しい人になってしまってはダメで。「本当にいい女だね」みたいな友達には言わないようなことを瞬間で差し込むのがいいのかな？と思っています。まぁ今回はみんなが猛者だったのでそこまで効果的ではなかったですが…。

――女性から使われてグッとくるテクニックはありますか？

やっぱり軽く嫉妬されてそれを伝えてくれると単純なんでコロッといっちゃいますね（笑）。あくまでもさじ加減が大事ですが。今回もそういうテクニックがたくさん見られたと思いますが、やっぱり女の子ってズルいですよ（笑）。

――これまでどんなモテ人生を送ってきましたか？

高校生のときは表に出る仕事とかはしていなかったですがファンクラブがありました。よく渋谷で集まったりしていたのですが、そんな僕を見た人たちが当時のSNSであるmixiでつながって共有していたみたいです。具体的な活動は知らないですが、コミュニティで写真を上げたり交換したりしていたのかな。あとは告白をよくされたりとか…。

でも僕は中高6年間男子校だったので、常にモテていたという感じでもなく、友達が多いタイプでした。先ほど“モテテク”の話をしましたが、そのころはそんなテクもなく友達止まりというのも多かったですし（笑）。まぁみんなと仲良くなりたいというのは昔から変わっていないです。

――改めて今作に出演して“モテる”に対しての認識は変わりましたか？

あまり変わらなかったかも。今回は“モテる”をテーマにしていますがあくまでもゲームとしての勝ち方なので、広く浅くというより好きになった子を振り向かせるのが“モテる”ことだと思っている僕にとってはこれまでの考え方は間違っていなかったと再認識した感じです。きっと番組を見た方も色んなテクニックが出てくると期待していたと思いますが、実際はそこまでではなく、やっぱ人柄だと思ったんじゃないですかね。そういうことが伝わればいいなと思います。

取材・文＝玉置晴子