

Hey! Say! JUMP八乙女光「本当に演技が好きな人たちが集まっている」7人で約70役演じ分ける主演舞台の魅力語る

4月14日(月)から5月5日(月)まで東京グローブ座、5月10日(土)から12日(月)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される「Bug Parade」のゲネプロと取材会が4月13日に行われ、取材会には作・演出を手掛ける小沢道成と、主演のHey! Say! JUMP・八乙女光、共演する伊勢佳世、長井短、内村颯太、ぎたろー、竪山隼太、篠井英介が登壇した。
いつも選択を間違えてしまう青年の物語
本作は、2023年8月上演「我ら宇宙の塵」において第31回読売演劇大賞の優秀作品賞/優秀演出家賞を受賞したクリエイター・小沢による書き下ろしの新作オリジナルストーリーで、いつも選択を間違えてしまう青年・春翔(八乙女)のとある1日の物語を描く。
春翔の人生に影響を与えた人物たち、現実とも空想とも言える世界を行き交う人々…俳優たちが場面ごとにさまざまな役柄を演じていく演劇的な手法で物語が展開。7名のキャストで約70役の登場人物を演じ分ける。そして舞台には、LEDディスプレイなどのテクノロジーと演劇的なアナログ表現とを融合させる世界が立ち上がる。
八乙女光「すごくいい作品に出合えた」
取材会では、ゲネプロを終えた感想や初日を迎えるにあたっての意気込みを聞かれた一同。春翔を演じる八乙女は「通し(稽古)は何回もやってきたのですが、毎回7人のパワーの出方や流れ方が違うので、毎回楽しみでした。今回のゲネプロも、キャストから膨らむパワーがすごく溢れて出ていて、きっと初日もすてきな舞台になるなと思いました」と手応えを感じた様子。
春翔の兄をメインに演じる竪山は「この芝居は“全員野球”という言葉がぴったり合う舞台だと思っています。キャストもスタッフもお芝居が好きな人たちが集まって、一つの作品を作れるのがすごくうれしいし、初日を通してどんどん成長していくと思います」と語り、長井は「すごい楽しいゲネプロで、ふざけすぎちゃったなと思っています」と笑いを誘った。
内村は「14役ぐらいやっていて、メインが泣き虫男役です。頑張るので応援よろしくお願いします!」と元気にあいさつ。続けて、ぎたろーが「ゲネプロを終えた感想は…おなかが空きます。(セットの)後ろに何とかちっちゃいハンバーガーを隠せないかって真剣に考えています」と話すと、内村がセットの方に向かい、隠されていたお菓子を見つけてくる一幕も。
台本を初めて読んだ時の感想を聞かれた八乙女は「面白そうっていうのが一番でした。せりふ量は多いかもと気になったんですけど、それよりも早く稽古がしたい!と思いました。すごく楽しそうで、これをキャストの皆さんと言葉を交わしていったらどういうふうに膨らむんだろうって。稽古が始まっていくと、自分が家の中で台本を読んでいた世界観より何十倍も膨れ上がって出来上がっていく過程があったのですごくいい作品に出合えたなって思いました」と振り返る。
八乙女演じる春翔は、あれこれ考えた末にいくつも選択を間違ってしまう役どころ。「どういうふうに演じよう?ってテンパる役をテンパって考えちゃったりもしましたが、考える過程がすごく楽しかったし、本当に演技が好きな人たちが集まっているので、みんなでディベートしてみんなで作っていく感じがあり『楽しい』が更新されながら進んできました」と作品づくりの楽しさを語った。
鏡やライブカメラを使った演出にも注目
本作は小沢が手掛ける新作ということで、作品への思いやメッセージについて聞かれた小沢は、「春翔が(他人から言われた)『おかしい』という一言で、自分が悪いのかな?僕のせいなのかな?運が悪いだけなのかな?って悩んでしまってどんどん生きづらくなっていくような描写があります。僕自身もそういう人生を歩んできたりもしてたので、それが少しでも笑えるものになったりとか、外から見ると華やかに見えたりするような演劇にしたいなって思って作りました」と語る。
さらに、演出面でのこだわりについては「“鏡”が物語にリンクする意味や、なぜライブカメラを使ったのかっていうのが、僕の中ではとても物語に関係していることです。盛りだくさんな舞台ではあるんですけど、衣装にしてもヘアメークにしてもどこか物語にリンクしているなと感じると思います。何回も見ていただいて、なんで鏡にしたんだろうとかを考えながらこの物語を見ていくと、『そういうことか』って気づいた瞬間には、また別の見方で心が崩壊してしまう。何か隠されたものがあるので、そういったところを楽しみに何度でも見ていただきたいなと思ってます」とアピール。
そんな小沢の演出について内村は「小沢さんはマジで優しい。(演技について小沢から)『こうしよう』って言われて、次やってミスしたときに、小沢さんは2回目で間違えても、1回目みたいに言ってくれる優しさがあります」と言い、一同も「分かる!」と共感。八乙女も「初日から小沢さんのことをみんなミッチーっていうあだ名で呼ぶんですけど、ミッチーはまず怒ることがないんですよ。優しさの中にちゃんと筋のある言葉があるので、それをみんなで一生懸命盛り込みながら、ミッチーが膨らませたいシーンをとにかく協力して実現しようっていうパワーが生まれます」と小沢の優しさに応えるために一体感が生まれたことを明かした。
何度も見に来てほしいとアピール
稽古中は学校みたいな雰囲気だったと言い、伊勢は「休憩になると(学校の)休み時間みたいに関係ないことを話して、稽古始まる前に『トイレ行きたいです』『早く行っとけよ』みたいなやり取りもあったりして。あと八乙女くんは絵が上手で、メモ帳とかに勝手に落書きをしていて、すごい嫌なんだけど(笑)、でも上手だからうれしい。本当学校みたいでした」と回顧。そんな伊勢の稽古での様子について八乙女は「伊勢佳世さんは100%の力で(演技を)お届けするのでそれはすてきだなって。そこから、ここは50%にしてほしいみたいな修正をしていく作業をしていて、僕は様子見で(最初は)30%とかで刻むパターンなんですけど、伊勢佳世さんを見て勉強になるなと思いました」と明かす。
また、篠井は「内村くんと僕とは45歳差があるんですよ。だから、お若い皆さんについて行くのが大変で、稽古の時はハフハフしながらついていくのがいっぱいいっぱいでした。皆さんに助けてもらってこの作品をやっていかなきゃと思っています」とコメントした。
最後に、舞台を楽しみにしているファンに向けて八乙女は「(金髪から黒髪にヘアチェンジしたので)パッてテレビをつけてこのビジュアルで、『どういう舞台?』ってビックリしたと思うんですけど、きっと舞台の劇場に来てくれたら、数分でこの見た目がどうでも良くなってストーリーに入っていけるような作品になっています。あとは本当に目まぐるしく一人の人間の感情がコロコロ変わるんですけど、終わった瞬間に『たった1日の話か!』って思うかもしれないです。(観劇が)1回じゃ物足りないだろうなと思います。見に来てくださる方には、2回目もどうですか?3回目もどうですか?って思っています。毎回こういうこと言ってるわけじゃなく、この作品だからこそ。だけど、1回でもちゃんとした満足度で帰れると思います!」とアピールした。
※Hey! Say! JUMPの「a」はセンチュリーゴシック体
◆撮影・取材・文=水沢あすみ
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