グラビアアイドル・藤乃あおい、ガン闘病により体重36kgまで激減→引退よぎるも復帰できた理由

しかし、22年10月ごろから体調を崩すことが多くなったことをきっかけに、病院を受診した結果「副咽頭間隙腫瘍（ふくいんとうかんげきしゅよう）」の横紋筋肉腫（おうもんきんにくしゅ）、つまりは「ガン」であることが判明。23年1月からは抗がん剤治療を開始し、芸能活動を休止した。約1年半の闘病を経て、24年8月10日に行われたトレーディングカード発売イベントで復帰を果たした。それから約半年、闘病中に感じたことや抱いていた想い、復帰時の心境などを語ってもらった。

――まずは復帰おめでとうございます。その後、体調の方はいかがですか？

藤乃　ありがとうございます。まだ（がん細胞が）残っているので経過観察中です。去年の1、2月頃は、体力がなくて少し歩いただけで疲れて寝ちゃうってこともありましたし、1日中動いた翌日は気持ち悪くて動けないこともありましたが、今はそういったこともなくなりました。ただ、（体の）しびれはずっと治らないらしいです。放射線治療の影響で、舌の右半分はまだ感覚がないので味がわからないです。顔のしびれは22年の末からあったので、もう慣れちゃいましたけど。

――闘病、本当にお疲れさまでした。やはり、心身ともに苦しいときもありましたか？

藤乃　基本的には元気だったんですけど、23年の8から11月頃はメンタルが崩れていました。放射線治療の影響で味覚がなくなったあたりから体調を崩してしまい、同時期に抗がん剤の副作用で口の中全体に口内炎ができてからは舌を動かすことすらできなかったので、よりご飯が食べられなくなっちゃって……。病気だからというよりは「何もできなさすぎてしんどい」という気持ちで（精神的に）やられてしまった感じです。

――正直、引退も考えられましたか？

藤乃　「どうしようかな」とは思いました。22年の11月にファンクラブを設立したんですけど、病気になってしまったので何もできていないまま1年半が過ぎてしまいました。（ファンクラブには）1番応援してくれている方たちが入ってくれているわけで、毎月お金がかかっているのに、何もしていない状態で終わるのは嫌だなと思って「やっぱりやろう」という気持ちにったんです。

――ファンに支えられていたんですね。食事が取れなかった時期があったとのことですが、体重に変化はありませんでしたか？

藤乃　36kgまで落ちました。12月頃に味覚が戻ったんですけど、それまで食べていなかった反動なのか、爆食して1週間で7kg太って、なんならMAX（体重）になりかけました。当時はハンバーガー2つにポテトとナゲットの大を食べたのにまだ食べ続けられるような状態でした。――食事ができる状態まで回復されたよかったです。闘病を経て、ご自身の中で変わったと感じることはありますか？

藤乃　人間関係に厳しくなりました。「（お見舞いに）行くよ」と言ってくれた人の中には、結局は来ない口だけの方もいましたし、病気になったことを知ってから一切連絡がこなくなった人もいました。正直、そういう方はもういいかなと思っちゃって、人間関係の見直しをしましたね。本当に大事にしようって思った人は、前よりも大事にするようになりました。家族や友だちであったり、ファンの方たちももちろん。「待ってるよ」とずっと言ってくれていて、色紙をくれたりもしました。そういった方たちに支えられていましたね。

――ご友人の未梨一花さんはかなりの頻度でお見舞いに来くれていたそうですね。

藤乃　一花ちゃんに関しては毎週のように来てくれたり、私が一時退院して石川県の実家に帰っているときとかわざわざ石川県まで会いに来てくれたりしました。本当に大事にしようと思って、愛をめっちゃ伝えています！

――体調が回復されてからは、復帰までの準備としてバイトをされていたそうですが、これは本当ですか？

藤乃　してました。家でボケーっとしていても体力は戻らないので、少し体を動かそうかなっていうのと、朝起きたいと思って「とりあえバイトするか！」って感じで去年の6月くらいから始めました。

――その後、準備期間を経て、トレカイベントで復帰されました。その時の心境を教えてください。

藤乃　久しぶりのイベントだったので懐かしい気持ちになりました。緊張はあまりしなくて「帰ってきたな」っていう感覚と、久しぶりにみんなの顔が見れてうれしいという感情でした。

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