34thシングル「Tick tack zack」について河村優愛、熊崎晴香、伊藤虹々美(写真左から)にインタビュー

SKE48熊崎晴香、激震走ったグループ大改革は「衝撃で認めたくない気持ちもあった」伊藤虹々美&河村優愛は初選抜の心境語る

2025.03.19 08:35
34thシングル「Tick tack zack」について河村優愛、熊崎晴香、伊藤虹々美(写真左から)にインタビュー

1月1日に新チームへの再編を発表したSKE48が、3月12日に34枚目のシングル「Tick tack zack」をリリースした。2019年以降18人だった選抜メンバーは12人に縮小され、前作メンバーの半数が入れ替わった。大改革と言っていい発表にファンには激震が走ったが、メンバーたちはこの状況をどう受け止めているのか。2作連続のセンターとなった熊崎晴香と、初選抜を果たし、4月からは正規メンバーに昇格する研究生の伊藤虹々美、河村優愛の3人が、これからのSKE48と飛躍への気持ちを語った。

熊崎晴香、複雑な心境も「楽しく見続けてもらうためにも変化は必要」

――新年早々からファンに衝撃を与えた今回の改革。今グループで一番の先輩である熊崎さんはどう感じていますか?

熊崎:やっぱり複雑な気持ちはありました。各チーム、新公演をずっと頑張ってきて、気持ちが一つになっているときに「チーム再編成です」と言われたので、驚いたし、最初は衝撃で認めたくない気持ちもありました。

でも、時間を置くことでSKE48がもっと良くなるようにしているんだというのが分かってきて。それこそファンの皆さんが飽きないように、楽しく見続けてもらうためにも変化は必要なんですよね。

今回の12人選抜というのも含め、新しいSKE48を始めようという意図が伝わってきたので、改めて私たちの良さをファンの人たちに、まだSKE48をよく知らないという人たちにも伝えていけるように頑張りたいと思います。

「SKE48に必要な人になる」約束を果たせた

――そんな大改革の中、熊崎さんは前作に続いてセンターです。

熊崎:加入から約12年。前作の「告白心拍数」ではずっと夢だったセンターに立ててすごくうれしかったです。でも、センターの重圧って、そこに立ってみて初めて分かりました。私は“頑張る! 頑張る!”だけだと苦しくなってしまうので、いつも楽しむ気持ちを忘れずに公演に立っていました。

ただ、センターは楽しむだけじゃ立てない場所なんだというのを前作で実感しました。グループで一番の先輩でもあるので、より一層背負うものがあると思い込んでしまって、結果、なかなか思うように動けなくなるという苦しみもありました。

でも、その中でももがきながら頑張ってきたので、その姿が認めてもらえて今回もセンターを頂けたんじゃないのかなって。うれしいのはもちろん、自信も湧いてきています。

――選抜メンバーがガラッと変わった中、センターは変わらなかったというのは、今のSKE48の顔と認められたということですね。

熊崎:だからこそなんですけど、変わっていく中でも変わらないSKE48の良さ、SKE48魂を示せたと思うし、センターというのは後輩に格好良い背中を見せていける場所だとも思いました。

――以前、「SKE48に必要な人になる」と宣言していましたよね?

熊崎:生誕祭? 昇格のとき? いつだったかは覚えていないんですけど、思いっきり宣言しましたね。ようやくそのときの約束が果たせたと思います。SKE48といえば熊崎晴香だって、もっとたくさんの方に言ってもらえるように頑張ります。

飛躍を誓う研究生から初選抜入りの伊藤虹々美&河村優愛

――伊藤さん、河村さんは初選抜。4月からは正規メンバーに昇格といううれしいお知らせもありました。

伊藤:プレッシャーの方が大きくて、もっと頑張らなきゃっていう気持ちでいっぱいです。MV撮影のときも先輩たちに頼っていたんですけど、これからは自分がSKE48の顔となれるように、SKE48といったら伊藤虹々美と思ってもらえるように活動していきたいです。

4月からは正規メンバーになれるので、SNSでの発信だったり、Team Sとして劇場公演に出演できるのも今からすごく楽しみです。Team Sには虹々美が必要だって言ってもらえるように、一生懸命頑張っていきたいです。

河村:私は選抜メンバー入りを知ったときは、周りにどう思われるんだろうとすごく気にしてしまって。でも、選ばれたからにはそんなことを考えるよりも、もっともっとたくさん頑張って、河村優愛の選抜メンバー入りを納得させるような活躍をしないといけないと思っています。

今まで自分なりに頑張っているけど、あまりその頑張りが伝わっていないのかなと思うときもあったんです。だけど、今回選抜メンバー入りできたことで、努力は必ず誰かが見てくれているんだと実感しています。

これまで研究生だから許されていた部分があったと思うので、これからは正規メンバーとして、選抜メンバーとして、SKE48の代表として恥ずかしくない自分にならなければいけないと思っています。

河村優愛「改革がチャンスならそれを掴んで飛躍していきたい」

――今回の選抜メンバー入り、正規メンバーへの昇格もその一つですが、伊藤さん、河村さんにとっては、改革はチャンスになりますね。

伊藤:う~ん、難しいです。今は気持ちが追いついくのに必死で、虹々美の昇格は間違ってなかったって、ファンの皆さんにも、先輩方にも認めてもらえるように頑張るだけですね。

河村:私は周りよりアンダーデビューが遅かったので、正直昇格できるかもずっと不安だったんです。だから今回の昇格にすごくほっとして。だけど、ここからが本当の勝負だなと思っています。選抜メンバーに入ったことがゴールではないので、改革がチャンスならそれを掴んで、ここからもっと飛躍していきたいです。

“ティックタックダンス”で魅了する新曲「Tick tack zack」

――新しいSKE48の1曲目ともいえる「Tick tack zack」はどんな曲か、それぞれ推しポイントを教えてください。

熊崎:恋の駆け引きが書かれた曲で、歌詞を読んでいると共感できることがたくさんあると思います。進んでいく毎日の中で、駆け引きしている時間が恋愛的に楽しいんだろうなって。でも、曲調はすごく格好良いんですよ。サビに“Tick tack zack”というフレーズがたくさん入っていて、一度聴くと耳に残る中毒性のある曲になっています。ぜひ、たくさんの方に届いてほしいです。

――MVも軽やかで、“ダンスのSKE48”らしい曲ですね。

熊崎:振り付けの先生が“ティックタックダンス”という名前を付けてくださって、指の動きが“チックタック”という時計の秒針を表しているんです。それと同時に首のアイソレーションが時計の振り子みたいに見えるという、芸術的なパフォーマンスにぜひ注目してください。

伊藤:私はまずソロシーンに注目してほしいです。丸眼鏡を付けちゃったりして、今までの自分とは違う部分を出しています。もう一つは、全員で熊崎さんを丸く囲うシーン。「時計を表しているのかな?」とか、曲調の変化が「恋の駆け引きを表現しているのかな?」とか、想像できる振り付けがすごく面白いと思います。

河村:私的な注目ポイントは、アウトロのダンスパートです。そこの疾走感のある曲調がすごくい好きで。最後、シュって音が鳴って、掻き消えるように曲が終わるんです。ここまでの流れが最高なので、本当に何度でも聴いてもらいたい曲です。

“会いに行けるアイドル”の初心を忘れず、もう一度バンテリンドームに

――これから新チームでの公演、「Tick tack zack」を披露するコンサートも始まると思います。伊藤さん、河村さんはそこで自分をどんなふうにアピールしていきますか?

伊藤:私は選抜メンバーの中で最年少の16歳なので、この年齢だからこそのパフォーマンス、表現を見つけていきたいです。ダンスでも立ち位置が前の方なので、私に目が行くようなダンスを研究して、自分の個性を出していきたいと思います。

河村:私は高校でダンス部に入っていたんですけど、最初アイソレーションがすごく苦手で。絶対できるようになると頑張って、今では特技と言えるようになるまでになりました。そんなアイソレーションが、この「Tick tack zack」のダンスにはたくさん入っているので、私の見せ場だと思って、首がもげちゃうと思われるくらい頑張って見せていきたいです。

トークはちょっと苦手なんですけど、これから勉強して、「優愛ちゃんって何でもできるんだね」と言ってもらえるようになりたいです。

――最後に、熊崎さんからは今年1年のグループの目標をお願いします。

熊崎:チーム再編成がされたり、選抜メンバーが12人になったり、冒頭から始まったグループの改革を、1年通してしっかり形にしていきたいと思います。ファンの皆さんからは「テレビでももっとSKE48を見たい」とたくさんの言葉を頂いていますし、私たち自身も全国の方が日常的に目にするような活躍をしていきたいです。

バンテリンドーム ナゴヤ(旧ナゴヤドーム)にまた立ちたいというのはメンバー全員が思っているし、それに向けた1年にもしていきたいです。地元愛知県での活動はもちろん、他の県でもイベントをたくさん行って、“会いに行けるアイドル”という初心の気持ちを忘れずに、飛躍の年にしていきます。

◆取材・文=鈴木康道

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