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元HKT48・兒玉遥の卵子凍結”に挑む姿に密着、壮絶なうつ闘病生活も明かす
ABEMAオリジナルのバラエティ番組『ダマってられない女たち』第11話が、2月28日(金)22時より放送された。
『ダマってられない女たち』とは、映像を通してさまざまな女性の生きざまに触れ、自身の価値観などと照らし合わせながら、“女性の幸せ”について飾らない言葉で語り合うバラエティ番組。今回はスタジオゲストに元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜と、モデルでタレントのゆうちゃみが登場。MC陣とともに“女性の生きざま”を見届ける。
第11話では、元HKT48でセンターも務めた兒玉遥に密着。28歳で卵子凍結を決断した背景や、アイドル時代の壮絶なうつ病との闘いの日々について話を聞いた。
番組では実際に六本木のレディースクリニックを訪れ、卵子凍結に臨む兒玉遥の姿を密着取材。卵子凍結とは、子宮から卵子を採取し冷凍保存、将来的に授かりたいタイミングで解凍し顕微授精して子宮に戻す技術。近年の晩婚化の加速に伴い、20代からこの選択をする女性が増えているという。
兒玉は2か月前にも卵子凍結に挑戦したものの、卵子が上手く育たず一旦中断。「続けるか続けないか選択できたが、『ベストを尽くしたい』と思ってもう一度挑戦した」と語った。
また、番組では卵子凍結にかかる費用も公開。1回あたり275,000円という金額に、スタジオでは驚きの声があがり、MEGUMIは「それでダメなこともあるのか」とコメント。ヒコロヒーも「(保険)適用外なんや」と、改めて現実的なハードルの高さを実感する場面があった。(※)
さらに、兒玉のAMH(抗ミューラー管ホルモン)の数値について、担当医師は「34という数字は聞いたことがない」と驚愕。28歳女性の中央値4.27に対し、約9倍もの卵子があることが発覚し、兒玉自身も「興味があってこれの検査だけしにきた」「自分の卵子の数を調べたり、卵巣の調子を知りたくて婦人科へ行ったことが、卵子凍結を知るきっかけになった」と語った。
兒玉がこの決断に至った理由は「将来的に子どもを産みたい」「家族を持ちたい」という夢がありながらも、今は仕事を最優先したい気持ちが強いため。「未来の自分のために今やっておくのが、のびのび仕事を頑張れる要素になる」と明かし、スタジオMCのMEGUMIも「えらいね~」と感心した。
兒玉は20歳の頃にうつ病による休養を余儀なくされ、約2年間芸能活動を休止。当時、スキルの高いメンバーに囲まれる中で劣等感を抱え続け、「ずっとその穴埋めをしようとしていた」「ストレスに気づけない性格だった」と自身を分析。「気がついたときには弱ってしまっていた」と、当時の精神状態を振り返った。
また、うつ病の影響で服用した薬の副作用により20kgの体重増加という過酷な経験も。「自分の容姿へのコンプレックス」から、給料のほとんどを美容整形に費やし、総額は1,000万円以上にのぼったことも告白。「糸目なく使っていた」と笑いながらも、当時の苦悩をにじませた。しかし現在は美容整形からも卒業し、主にスキンケアに注力。肌のメンテナンスに重点を置くようになった兒玉は、つや感あふれるすっぴんを披露した。
現在、うつ病を克服し充実した毎日を過ごす兒玉は、今一番楽しいことについて「仕事」と即答。「この2年は絶対に結婚もしないでしょうし、優先順位は仕事!」と語り、自身の現在の思いを率直に明かした。
兒玉が自身の過去を振り返りながらも、「未来の自分のために今できることをする」と前向きな決断を下したことに対し、MEGUMIは「うつ病やコロナといったネガティブな出来事をすべて肥やしにしている。その時は苦しかったと思うけど、それをいい意味で捉えて行動する姿がすごくかっこいい」と絶賛。
また、剛力彩芽も「卵子凍結をすることで、選択肢が増える」と共感し、兒玉の決断が自らの未来を広げる重要な選択であることを改めて実感する場面も。MEGUMIは「私も今年やろうかなって考えてる」と自身の将来についても言及。「43歳で2人目…いつかこの人っていう方に出会ったら、そのときのために準備しておくのもいいかもしい」と前向きな姿勢を見せ、卵子凍結が将来の可能性を広げるものであることを強調した。
※卵子凍結は現在、日本の公的医療保険の適用外。ただし、一部自治体では助成金制度を実施。例えば、東京都では「卵子凍結に係る費用助成」を実施しており、採卵準備のための投薬、採卵、卵子凍結にかかる費用が対象。助成額は最大30万円で、卵子凍結を実施した年度に上限20万円、次年度以降、保管更新時の調査に回答することで、1年ごとに一律2万円を支給(令和10年〈2028年〉度まで実施予定)。
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