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SKE48末永桜花が語る卒業への思い「一直線に生きる。それが私のアイドル人生でした」
SKE48の末永桜花がこの2月末でグループを卒業する。シングルのセンターを2回経験し、アイドル性の高いキャラクターで知られた末永が、およそ10年のアイドル人生で得たものとは何だろうか? 卒業コンサートを終え、卒業公演数日前の末永に訊いた。
──18日の卒業コンサート、お疲れ様でした。
末永 ありがとうございます。泣いてくれるメンバーがたくさんいたことにビックリしました。その涙を見て、涙腺がめちゃくちゃ緩くなってしまって。始まる前の円陣でみんなの顔を見ていたら、「みんなのこと、ほんとに大好きで……」って泣けてきちゃって。珍しく一日中泣いていました。
リハーサルの時点で同期のあやめろ(太田彩夏)や後輩の南澤恋々ちゃん、杉本りいなちゃん、大村杏ちゃんが泣いてくれました。特にりいなちゃんは号泣していて、それを見たスタッフさんまで泣きだして(笑)。うれしかったですね。
──セットリストのコンセプトは?
末永 「私の軌跡」です。私がオリジナルメンバーとして参加させていただいた曲をメインにして、他は歌詞が好きな曲、オーディションで歌った曲などで構成しました。
──卒業生が出演しましたね。
末永 一色嶺奈ちゃんは卒業後、初めて表舞台に立ってくれました。卒業してからもなるぴー(片岡成美)を含めて頻繁に会っていたので、「私が卒コンをするときは一緒に歌おうね」と約束していました。(柴田)阿弥さんは相談に乗ってもらう関係だったので、出ていただきました。(水野)愛理はユニット「プリマステラ」で一緒に活動していた仲なので。
──ステージから見た景色はいかがでしたか?
末永 ファンの方は一面ピンクの景色を見せてくださいました。他のメンバーを推している方もいらしたと思うんですけど、SKE48のファンの方って温かいんだなって思いました。その気持ちを感じることができて、うれしかったです。
──卒業を事前に伝えていたのは?
末永 現役だと、あーーや(岡本彩夏)とここちゃん(鈴木恋奈)には言いました。あーーやとはプリマステラで一緒だったので、ごはんを食べながらお互いのことを話しているときに、話の流れで、「卒業を考えているんだよね」って。あーーやも卒業を考えていたから話しやすかったのかもしれません。卒業発表が一日違いになるとは思っていなかったですけど。ここちゃんは一緒に街を歩きながら、「次の次の公演で卒業発表するんだよね」って伝えたら、「えっ!」って絶句して。その場でめっちゃ泣いてくれました。
卒業発表する当日に伝えたのは、ゆうかたん(浅井裕華)です。それも、最後の曲が始まって、2人が背中合わせになるタイミングで。その日の公演が始まる前、ゆうかたんが、「今日、公演が組まれるのはなんかおかしい! 誰かが卒業発表するはずだ!」って言い出して。私はバレたのかと思ったんですけど、「誰だろうね。全然わかんない」ってごまかしていたんです。で、「実は私なんだよね」って曲中に打ち明けました。そしたら、秒速で泣き始めて(笑)。ゆうかたんとは同期だから、卒業について話したことがなかったわけではないけど、こんなに早く卒業するとは思っていなかったみたいです。
──いつ頃から卒業を考えるようになったんですか?
末永 決意したのは『愛のホログラム』の活動が終わる頃です。去年の夏前くらいでした。でも、その2つ前のシングル『絶対インスピレーション』の時期に、次のシングルでセンターになれなかったら卒業しようとと思っていたら、次の『好きになっちゃった』でセンターになれたんです。そこでいろいろな景色を見せていただきましたし、センターになってすぐ卒業するのは違うと思ったので、活動を続けることにしました。
すると、次の『愛のホログラム』でもセンターになることができて。任せていただいた以上は頑張りたいという気持ちでいました。一年間センターとして活動させていただいたんですけど、今のSKE48で自分がやれること、叶えたいことはもうすべて叶えられたと思って、卒業してもいいのかなと思いました。もうやり残したことがありませんでした。
──7期生は10年前の3月がお披露目ですから、残り1か月で丸10年ですよね。
末永 そうです。でも、卒業を考えるときにそれは意識していませんでした。3月まで在籍するとなると、次のシングルの活動時期になってしまいますから。できることはやったから、活動が「楽しかった」と思えているうちに終わりたいと思いました。
──楽しかったと思えるのは、いいことですね。
末永 入ったばかりの頃、私は選ばれないことが多く、悔しくて尖っていました。でも、今はまん丸です(笑)。大きかったのは、Team Eに入れたことだと思います。先輩が長く在籍していて、素敵な背中を見せてくださっていたので、自分も後輩には頑張ってほしいなって思えるようになりました。あと、センターになったことも大きかったと思います。それまでは自分が目標を達成するために活動していたから、目の前の課題を突破していくために尖らないといけなかったんです。
でも、センターになると心に余裕ができたんでしょうね。相談してくる後輩もいるから、大変なことがあったら力になってあげたいと思うようになりました。それに、プリマステラも大きかったです。自分がステージ上でふざけられるようになったのは、仲間たちと過ごす時間のありがたさをメンバーが教えてくれたからです。リハーサル、本番、一緒にごはんを食べる時間……すべてが楽しく感じられました。
──卒業後は何をするんですか?
末永 卒業公演でも何も言わないつもりです。永遠のアイドルです(笑)。
──公式プロフィールの「将来の夢」の欄には、「マルチタレント」や「女優さん」と書いてきましたよね。
末永 初期は「マルチタレント」と書いていたんですけど、実際にバラエティ番組に出てみて、難しさを感じて、絶対に向いていないと思いました。最新のプロフィールには「女優さん」と書いてあります。実際にたくさんのお仕事をさせていただきました。いろいろ学ぶことができて楽しかったです。これから芸能を続けるとしたら女優さんが一番だと思います。でも、どうなるんでしょうね~(笑)。
──どんな仕事をするかは置いておいて、どんな人生を歩みたいですか?
末永 自分のために生きたいです。私は、ファンの方が見たいのはどんな自分だろうと考えて生きてきました。それは全然苦ではなかったけど、いつしか「自分は何がしたいのか」が見えなくなっていました。少なくとも卒業したらアイドルではなくなるので、自分のために時間を使いたいと思っています。でも、どの道に進むにしても、なんとかなるだろうとは思います。
──まだ20代前半ですから、何でも挑戦できますね。
末永 卒業するのには、ちょうどいい年齢だと思います。過去に「23歳くらいで辞めたいな」と思ったこともありましたから。
──約10年間、どんな学びがありましたか?
末永 自分で動いていくことが大事だということです。人に頼るのではなく、自分で先回りするんです。自分に関することの責任は自分にあるので。
──SKE48ってどんなグループだと思いますか?
末永 自分のやってきたことを裏切らないグループです。必ず見てくれている人はいるんです。すぐに認めてもらえなくても、頑張った分だけ結果につながるというのは10年間で身をもって感じてきました。逆に、頑張らなかったら、それはすぐ結果に表れます。
──今後はどんなグループであってほしいですか?
末永 いろいろなところで見かけるグループであってほしいです。歌番組に出ていたら絶対チェックしちゃうと思います。ファンの方と同じように応援し続けます。コンサートがあれば観に行きたいですね。
──アイドルとして大切にしてきたことは?
末永 一直線に生きる。それが私のアイドル人生でした。私は同期の中でも出遅れてしまったから、どうしたら選ばれる人間になれるのかを考えて、貪欲に行動してきました。その姿はファンの方に必ず届きます。そうすると、絆が生まれてきます。その絆がセンターという実を結んだと思っています。諦めない気持ちと前を向く強さを忘れずに、目標まで一直線に走ることが大事だと思いました。
──あと数日でアイドル人生が終わろうとしています。
末永 今のところ、全然実感がないんです! 毎日の連絡メールが届かなくなったら実感するんでしょうね。そしたら、急激に寂しくなるんだろうな……。
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