富豪一家の絶対的権力者として君臨する美琴(夏木マリ)

夏木マリ“美琴”vs土屋アンナ“沙織”、母娘対決にハラハラ<プライベートバンカー>

2025.02.21 12:57
富豪一家の絶対的権力者として君臨する美琴(夏木マリ)

唐沢寿明が主演を務めるマネーサスペンスドラマ「プライベートバンカー」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第7話が、2月20日に放送された。庵野(唐沢)が仕える天宮寺家の後継者問題。長女の沙織(土屋アンナ)がクーデターを起こす展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

大富豪の資産を守るためなら“何でもやる”プライベートバンカーの活躍を描く

プライベートバンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、いわば“マネーのプロフェッショナル”。

唐澤は、圧倒的な金融知識と人脈を持つ“悪魔的”凄腕プライベートバンカーの庵野甲一を演じる。ビジネスの助言から家族間のもめごとまで、富や権力、名声を持つ富豪たちの資産や利益を守るためなら何でもやる存在。相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、一家に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルと、ときに罠や裏切り、巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく。

庵野に一族のプライベートバンカーになることを依頼する資産7000億の大富豪で、外食業界のトップに君臨する「天宮寺アイナグループ」社長・天宮寺丈洋を橋爪功、経営の実権を握る副社長・天宮寺美琴を夏木マリ、天宮寺家の長男・努を安井順平、その妻・果澄をMEGUMI、天宮寺家の長女・沙織を土屋アンナ、天宮寺家の次男で民自党議員の昴を吉田ウーロン太が演じる。また、庵野が信頼する助手・御子柴修を上杉柊平、庵野との出会いをきっかけに金融知識を身につけていくだんご店の二代目社長・飯田久美子を鈴木保奈美と、豪華キャストが顔をそろえる。

沙織が友人のプライベートバンカーと組んでクーデター起こす

倒れた丈洋は一命をとりとめたものの、子どもたちは誰が後を継ぐのか気が気ではなかった。そんな中、美琴は自分が継ぐと宣言。だが、沙織は天宮寺アイナグループが営む飲食店「ハナウマハンバーグ」の業績低下を理由に美琴の解任を要求した。

「ずっとあの人に奪われ続けた人生だった。人としての尊厳はもちろん、家族まで。今度は私があの人の大事なものを奪う」と、クーデターを起こしたのだ。

庵野に反対された沙織は、大学時代の友人であるプライベートバンカー・岡田(ウエンツ瑛士)と組むことに。岡田の提案で「ハナウマハンバーグ」を大胆に改革し、過去最高の売上をたたき出したことで、美琴からお祝いのバラを贈られて、勝ったと喜ぶ沙織。

ところが、食材の取引業者から契約解除が相次いで衝撃を受けていると、その業者たちは庵野の交渉で美琴が出店予定の「極ハナウマ」に鞍替えしていたことが分かった。

美琴の店は成功する一方で、沙織の店は客が途絶えた。そんなとき、庵野は岡田が沙織をだましていたスキームを暴き、沙織は岡田をクビにする。

経営者として必要なものとは?

「もう終わり」と落ち込む沙織に、庵野は「ふさぎこんでいてもなんにもなりません」と会計帳簿を渡した。

そこに隠されていた美琴の“弱み”となる悪事を沙織は突きつけ、ハナウマハンバーグの仕入れ先を元に戻すように迫った。再び母娘の戦いが始まる…と思いきや、美琴の答えは「で?」というもの。

仕入れ先だけが戻っただけでは店が持ち直すことはできないと指摘。そして「しょせん私への憎しみ。つまり感情論でしかない。そういうところが圧倒的にセンスがない。会社の代表として今あなたが一番欲するべきは、損失したものを少しでも取り戻すこと」と告げ、150億円で沙織が持つ天宮寺アイナグループの株のうち5%を買い取ると申し出た。美琴は、最初からそれが目的だったのだ。

経営者として利益だけを追求し、客の心が分かっていなかった沙織。「人の心が分からない人間に経営は無理よ」と言う美琴に、沙織は「あなたに人の心を説かれたくない。人を食い物にする、人の心がない人間に!」と反論した。だが、「人の心を持ってるかどうかと、人の心が分かるかどうかはまったくの別」と、あきれたように笑った。

ハナウマハンバーグが過去最高の売上になったとき、美琴は沙織に赤と白のツートンカラーのバラを送っていた。実はそのバラの花言葉は「戦争」。そのときから、美琴の心が読めるのかも試されていたのだ。

沙織は会社にダメージを与えたことで株主代表訴訟を起こされる可能性があるとして、庵野の助言で株を売り、経営に関わらないことを受け入れた。

経営者として母に敗北した沙織。天宮寺一族の資産を守るために庵野が暗躍しているのもあるが、丈洋と共にはじめた会社を巨大化させた美琴の経営手腕は確かなものであるのだ。

SNSには「美琴様強い」「美琴さん今回は負けかと思ったら とんだどんでん返しだな」といった感想と共に、演じている夏木マリの圧巻の演技を「かっこいい」と称賛する声も上がった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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