ドラマイズム「アポロの歌」1話先⾏上映&トークイベントより

timelesz・佐藤勝利、西垣匠と褒めちぎり合戦「才色兼備の名がふさわしい“すべての王”」「国宝級に言われても…」<アポロの歌>

2025.02.10 22:00
ドラマイズム「アポロの歌」1話先⾏上映&トークイベントより

2月18日(火)よりスタートするドラマイズム「アポロの歌」(毎週火曜深夜1:28-1:58ほか、TBSほか)の1話先行上映&トークイベントが2月10日に都内の劇場にて行われ、W主演のtimelesz・佐藤勝利、高石あかり、共演の西垣匠、森田想、監督の二宮健氏が登壇。撮影時のエピソードなどを語った。また、それぞれを“○○王”と当てはめるフリップトークを行った。

繰り返す“愛の試練”により人間の愛と業を見つめるダークファンタジー

同作は、1970年に「週刊少年キング」(少年画報社)で連載された手塚治虫原作の壮大なSF青春ストーリー「アポロの歌」を現代解釈した、終わらない“愛の試練”に挑む漆黒のパラレルラブストーリー。佐藤は、同作で2年ぶりにドラマ主演を飾る。

原作は、人間のダークな部分を掘り下げた手塚のノアール作品“黒手塚”とも呼ばれており、大きな叙情詩の中で、手塚が真っ向から愛を描き讃歌をうたった傑作として、今改めて注目を集めている。手塚が「愛のいくつかのケースについて、それが人間の生き方とどう関わりがあるかを描きたいと思いました」との言葉を残している同作を、手塚プロダクション監修の下、現代解釈版の物語としてよみがえらせる。

全話の監督・脚本を務めるのは、「チワワちゃん」(2019年)、「疑惑とダンス」(2019年)、「とんかつDJアゲ太郎」(2020年)、「真夜中乙女戦争」(2022年)など、次々と話題作を発表し注目を集める二宮氏。手塚作品に長く親しんできたという二宮氏により、前人未踏の愛の物語が動き出す。

佐藤勝利、2年ぶりドラマ主演に「ものすごく自信がある作品」

イベント冒頭、佐藤は「この作品は自分にとっても大事な作品で、久々に映像でお芝居をしたのもそうですし、僕としてものすごく自信がある作品になっていますので、これからにつながっていったらうれしいなと思っています」とコメント。

また、愛を憎むが故に何度も愛の試練と向き合うことになる主人公・近石昭吾を演じた感想について、「自分が演じたことのないシチュエーション、喫煙シーンもそうですし、ワンナイトのシーンがあったりとか。なかなか自分でも現場でどういう感情になるんだろう?と。本当に吸っている人のように見えるかな?とかも考えながら演じました」と苦労があったことを明かした。

昭吾の幼なじみであり、昭吾が転生するいずれの世界にも必ず現れ、共通して昭吾と引かれ合っていく渡ひろみを演じた高石は、「こんなにやりがいのある作品に出会えたのは奇跡だなと思いますし、思い出がすごすぎて。一貫して大切にしようとしていたのは、とにかく昭吾を愛するということで、これからその愛というものの形が、話数によって変わっていく。キャラクターによってはすぐ伝えられたり、ひろみみたいにうまく伝えられなかったり、そういういろいろな愛の形を感じられて、ひろみからはたくさん学んだなと思います」と振り返った。

二宮氏は、「勝利くんの中にあるパーソナルな部分を作品の中ですくい取りたいと初めて会ったときに思いました。正しい言葉が思い浮かばないんですけど、どこか傷ついている気がしたんですよね。その傷ついている気持ちみたいなものを、この作品の中で寄り添いながら撮っていきたいという気持ちが強くありました」と明かす。

また、「高石さんは今回2回目だったんですよ。初めてご一緒させてもらったときに、僕は俳優部を撮る楽しさみたいなものを改めて見つけ直して更新できたような感動があって。だから絶対またやりたいたいなと思っていたんです」と告白。

さらに続けて、「彼女がいろいろなことを器用にできる人というのは、1回やっただけで伝わったので。だからこそその範疇を超えた球を投げてみたいという気持ちがありました。2回目をお願いするというのは、そういう覚悟がないと積み上がっていくものも積み上がっていかないと思うので、そういう覚悟で彼女がそこにやりがいだったり、楽しみを見つけてくれたらうれしいし、実際撮っていても、本当に何回も感動したし、時間を空けてまたやるって幸せなことだなと感じました」と絶賛した。

西垣匠、佐藤勝利に絶賛されたじたじ

続いて、同作でキーパーソンとなる合成人シグマ王にちなみ、“○○王”という言葉に乗せて「撮影中、この人が一番○○だった」というエピソードをフリップに書いてそれぞれ発表することに。

森田は高石に関して「発想力王」と回答。「本当に分け隔てない、すごくいい子なんですけど、言葉選びがすごく変で。あと、慌てたりするのも好きで、話しているときにどういう反応をしてくれるのかなというのをいつも楽しんでいます。あとは、撮影の合間に絵しりとりをしていたんですけど、そのときにあかりちゃんが古代樹を書いて、全く分からなくて(笑)。絵しりとりでそれが出てくるので頭もいいんだと思って、ますます好きになりました」とエピソードを明かす。

一方の高石は森田に関して「オープン王」と回答。「森田さんは壁がないです。誰に対してもオープンで、本当にいろいろな人と関わりを持っていて。私たちもそうですし、スタッフさんやいろいろな方とお話をされているところをずっと見ていましたし、打ち解ける能力がすごく高くて。スッと心に入り込んできてくれる、ゼロ距離な方」と笑顔で見つめ合う。

佐藤は西垣に関して「すべての王」と回答。「ファンの方は分かると思いますけど、本当にすごいですよ。フェンシングとか、スポーツに関してもプロですし、お芝居もやっぱりさすがでしたし。かっこいいしな~…本当に優しいし。才色兼備の名がふさわしい」と褒めちぎる。

それを受けた西垣は「やめてよ~」「何をおっしゃいますやら」「いやいやいやいや」「国宝級に言われても…」「言い過ぎですって」と終始謙遜していたが、そんな佐藤のことを「キャンピングカー王」と回答。

「静岡ロケをしていたときに、ロケ場の近くにいっつも結構派手目のキャンピングカーが停まっていて、これなんなんだろうってずっと思っていたら、撮影終わって『お疲れさまでした~』って勝利くんが入っていって。それでずっと移動してたんですよ。目立ってしょうがない(笑)。印象に残ってます」と暴露し、会場からはどよめきが起こる。

佐藤は「いろいろ説明することがあるな(笑)」と前置きしつつ、「毎回大変なロケだと現場もスタンバイ場所、メークする場所もなかなかなかったりとかで、撮影のために便利だなと思ったのが最初なんですけど。派手っていうか、でかいんだよね。目立ってはいたね」と弁明。

西垣が「ピンクとかじゃなかったですか?」と問うと、「違うよ。え、全然ピンクじゃないよ?普通の白だからベース」と返し、「配色、アイスクリーム屋さんぐらいのイメージ」と言われ、「いやいや、本当にそんなことないよ。…え、やばい!全ての王じゃないな!」と前言撤回し、笑いを誘っていた。

最後に佐藤が「『アポロの歌』という作品は、一貫して愛ということがテーマになっています。本当にシンプルなテーマだからこそ、現代でなかなか描く作品が少なくなっているように感じてもいます。なので、改めて愛というものを見つめ直す時間になってほしいなと思いますし、手塚さんが捉えた普遍的な愛の本質を改めてこの現代解釈版で、ぜひ一緒に受け止めていただけたらうれしいです」と呼び掛け、イベントは終了した。

※高石あかりの「高」は正しくは「はしご高」

※手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は正しくは旧字体

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