『Dancing☆Starプリキュア』The Stage2に出演する寺坂頼我にインタビュー

“ぼくプリ”出演で「2.5次元作品の虜になる理由が分かった」と語る寺坂頼我、2025年に目指すのは「スマートなイケてる大人」

2025.02.07 12:00
2024年を振り返り、2025年の目標について語った寺坂頼我

寺坂頼我がキュアカグラ/天弦晃雅役で出演する『Dancing☆Starプリキュア』The Stage2が2月15日(土)に開幕する。映像、舞台での俳優業のみならず、情報番組の中継レポーターとしても活躍し、着実に知名度を上げている寺坂に、最新作への意気込みはもちろん、2024年の振り返りから2025年の抱負についても語ってもらった。

意識の切り替えを学んだドラマ現場

――2024年はどんな一年だったと感じていますか?

新たな挑戦をすることが多い一年だったのですが、2024年に僕が立てていた目標が「知る」だったんです。だから、いろいろなことに出合って、経験して、知ることができた年だったなと感じています。同時に、まだまだ頑張らないといけない課題も“知る”ことができたなと。

――「知る」を目標にした理由は?

仕事をしている中で、「自分は何も知らないんだな」と感じることが多いんですよね。現場でご一緒する俳優の方々もそうですし、スタッフの皆さん、監督も含めて、僕よりもこの業界に長く携わっている方が多いというのもあり、知識量がすごいなと。

あと、やっぱりこの業界の方々はどんなことにも興味を持っていたり、一つの物事へ向き合う熱量がとても高いと感じるんです。だから、僕も「知る」ということに貪欲になっていきたいなと思いました。

――2024年もさまざまな作品にご出演されていましたが、とくに印象に残っている作品、出来事があれば教えてください。

まずは、同世代の俳優さんが多く出演していたドラマ「ゴーストヤンキー」。超特急の柏木悠くんが主演だったのですが、自然体でいながらも主役として無理なく現場を盛り上げていて、現場での居方がすてきだなと感じました。壁にぶち当たった作品でいうと、ドラマ「神様のサイコロ」です。

――「神様のサイコロ」も同世代の多い現場ですね。

そうなんです。そして、キャストのほとんどが舞台でも活躍されている方々でした。“神サイ”は、ほぼ全てのシーンが10分ほどの長回しでの撮影でしたし、僕が演じた緑川康隆という役も、強気なのか弱気なのかよく分からない不思議な役どころでした。撮影方法も役柄も初めての挑戦だったので、苦戦することも多かったんです。

――まさに“知る”現場だったと。

ドラマの撮影と並行して、中継レポーターとしてお祭りでみこしを担いだり、グルメ紹介をしたりと、ロケにも行かせていただきました。そのため、役のオンオフというか、意識の切り替えもしないといけなくて、とても大変だったけど、その分、学ぶことも多かったです。

2025年の抱負は「愛を持った役者になること」

――先ほど、ご自身の課題も見つかったとのお話がありましたが、具体的にはどのような?

全てのお仕事で感じたことなのですが、アドリブを求められたときの瞬発力はもっと高めていきたいなと。自分の中の引き出しをもっと準備しておけばよかったと思う場面がたくさんあったので、今はまだ学習机ぐらいしかない引き出しだとしても、これからもっともっと大きくしていって、どんなことにも対応できる役者になっていきたいです。

――そのために必要なことは何だと考えていますか?

経験値を積んでいくというのもそうですが、“知る”と“こだわる”ことも大切なのかなと思っています。一つの芝居にこだわる、一人の人間を知っていくことにこだわる、自分自身を知ることにもこだわる。さまざまなことに興味を示して、それを吸収して、もっともっと日々をしっかり生きていくことが大切だなと思いますね。

――では、2025年の抱負も教えてください。

仕事で関わる方々を見ていると、作品や人に対する愛が深い方が多いなと感じるんです。現場でも、作品をより面白くするために活発にディスカッションをしていますし、そういった愛情、熱意を持った人たちが集まらないとすてきな作品は生まれないんだなと思います。だから、僕自身も愛を持った役者でありたいです。

――特に愛が深かったと感じる現場や俳優さんはいますか?

「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」(2021年)でご一緒させていただいた高木勝也さんと細貝圭さんです。現場では周りとしっかりコミュニケーションを取られて、いつでも明るくて、本当にプロフェッショナルな方たちだなと。あとは、『Dancing☆Starプリキュア』The Stageシリーズの現場も愛にあふれているなと感じます。

――『Dancing☆Starプリキュア』The Stageは、寺坂さんが初めて2.5次元舞台に挑戦した作品ですね。

当時は分からないことだらけでしたが、田村升吾くん、滝澤諒くんの二人にたくさんのことを教わりました。升吾くんはマンツーマンで2.5次元舞台のお芝居について教えてくれましたし、諒くんは僕が悩んでいるときに寄り添ってアドバイスをくれて、とても愛を感じる現場でしたね。

“ぼくプリ”を経ての心境の変化

――“ぼくプリ”はシリーズ第2弾となる『Dancing☆Starプリキュア』The Stage2が2月より上演されます。稽古場の雰囲気はいかがでしょう?

すごくすてきな現場で、大好きな空間で稽古をさせてもらっています。稽古が終わった後も、みんなが自主的に残って練習していたり、稽古初日からほとんどのキャストがせりふを全て頭に入れて台本を持たずに稽古に挑んでいたりと、そういうところからも作品に対する愛情や熱意を感じています。

キャスト一同、初演を越えたい、もっと愛される作品にしたいという思いがとてもあふれている現場なので、お客様の期待を絶対に上回る作品になるという自信があります。プレッシャーもありますが、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

――もともと2.5次元舞台への出演を熱望されていたそうですが、前作の“ぼくプリ”で2.5次元舞台を初めて経験して、心境に変化はありましたか?

舞台を見ている側としてもキラキラさ、輝きみたいなものを感じていましたが、出演する側になって、より景色が輝いて見えました。お客様の反応も間近で見ることができますし、上演中の作品へ集中、没入する感覚がとても心地よかったです。俳優さん方が舞台のとりこになる理由がよく分かりました。

意外なプライベートでの目標

――最後に、プライベートでの2025年の目標についても教えてください。

プライベートでも経験したことのないことをやってみたいです。マリンスポーツとか楽しそうですよね。暮らしの中だと、やっぱり料理かな。普段、全く料理をしないので家に包丁すらもないのですが、2025年は自炊を頑張っていきたいです(笑)。あとは、些細なことですが、家の電気をしっかり消すこと。

――普段は電気をつけっぱなしにしてしまう、ということですか?

いつも「消さないと、消さないと」と思って消しているので、そうではなくて、スマートにスッと消したいんです。だから、2025年の目標は「何事もスマートに」にします!僕自身、とても優柔不断で買い物するときもすごく迷ってしまうタイプなので、スマートに決断して、スマートに電気を消すことができる、イケてる大人を目指していきたいです。

◆取材・文=榎本麻紀恵/ヘア&メーク=田中宏昌、スタイリスト=北村梓(Office Shimarl)

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