MEGUMI 夫からの誘いを断りキレまくる鬼嫁に…公私ともに大変な時も「必ず終わると思うと乗り切れる」
風間俊介とMEGUMIがW主演を務めるドラマ「それでも俺は、妻としたい」(テレビ大阪)。「“セックスしたい”ダメ夫 VS“するかバカ”鬼嫁」というセックスレス夫婦が繰り広げる攻防戦を赤裸々に描き、話題を呼んでいる本作は、連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合他)の脚本を手掛けた⾜⽴紳の同名⼩説を実写ドラマ化。⾜⽴自ら脚本・監督を務めている。風間演じる夫を罵倒しまくる恐妻を演じているMEGUMIに今回の役どころなど話を聞いた。
原作、脚本、監督を手掛ける足立の実体験がもとになっている本作。ほぼ実話という物語に加え、撮影は足立の自宅で敢行と異色のドラマとも言える。
「本当にドキュメンタリーのような家族のドラマ。こういったアプローチをしたドラマはなかなかないんじゃないかな。生々しい会話も多いですし、いい意味で家族の汚い一面を存分に表現した作品だなと感じました。個人的にはものすごく衝撃的なドラマだと思っています」。
MEGUMIが演じているのは、風間演じる売れない脚本家で収入なしのダメ夫・柳⽥豪太の妻・柳田チカ。夫である豪太の誘いを「ヤダ」と一刀両断。罵声を浴びせる恐妻といった役どころだ。
「豪太は足立監督をベースにしたキャラクターということなので、言わせていただくと『なんだ、こいつ』という人なんですね(笑)。この角度からのダメさをドラマ化した作品は、これまで見たことがないくらい。嫁としては、『マジ、本当勘弁してくれよ』みたいな発言や出来事が多々あるんですけど、チカとしては自分も変わらなくちゃいけないとか、なんでこうなっちゃったんだろうとか、そういう複雑な思いを抱えながら夫を罵倒して、どこか悶々としている。豪太に対してただキレるだけではなく、その小さな革命みたいなものを願っている気持ちを大切に演じていこうと思っていました」
演じていくなかで、鬼嫁だけではないとチカの印象にも変化があったという。
「チカもチカでコンプレックスがある人だな、というように感じました。息子の抱える問題か、いろんなこと。自分がもうちょっと人としてできることをできていないとか。それを家族のせいにしているところがあるのかなと。うまくいかないことを誰かのせいにして自分の人生を生きていないみたいなところがある人。切なさの奥が深い人だなと思いました。強烈なキャラクターですけど全く理解できない人ではなかったですね」
とはいえ、チカはうだつのあがらない豪太を毎回、切れ味鋭いシャープな言葉でののしり、夜の誘いを断っていく。そのキレ具合はかなりのインパクトだ。
「最近、サブスクなみによくキレキャラをやらせていただいていますけど(笑)。私のなかでトップオフトップのキレ役でした。キレるシーンが連続するときもあって、1日12キレみたいな日もありましたね。自分のなかで声を張り上げるのはよくあるキレパターンなんですけど、今回はあきれキレみたいな(笑)。生まれて初めてでしたね。腹が立ちすぎて笑っちゃう。それが今回のキレの真骨頂かも」
今作に限らず、作品に入る前には念入りに準備を行うというMEGUMI。風間からは「すごくストイックな人」という言葉もあった。
「自分のなかでしっかり準備をしておかないと気持ちが悪いんですよね。それをストイックと言ってくださったのかなと思います。今回もチカという人がどういう人なのか、生まれたときから私が演じる年齢までの人生プロセスのようなものを書いてから、撮影に臨みました。あと、この人はこういう香りを付けているだろうなと思って、毎回その役にあわせた香水をまとうようにしているんですけど、チカは生活もなかなか大変なキャラクターだったので、ドラッグストアに売っているようなリーズナブルなものを。どこかで嗅いだことのあるようななじみのあるフローラルな香りを選びました」
また、風間と本格的に共演するのは今回が初。「懐が深くて器が大きい人」と、その印象を語る。
「豪太はダメな夫というキャラクターでしたけど、今回風間くんがいなければこの作品を乗り越えることができなかったなと。撮影の後半、結構追い込まれていたんですね。セリフも多いし、足立監督は一連の流れで撮る方なので台本8ページを一気に撮ることもあって。監督、マジ鬼だなと(笑)。ほぼほぼチカが罵倒しているから、セリフ量がえぐいんですよ。なかなかに過酷な現場でしたけど、風間くんが常に励ましてくださって。役柄とは逆に引っ張っていただきました」
撮影時は公私ともにさまざまなことが重なり「気力も体力も知力も全部使ってフラフラだった」というタイミングもあったそう。
「そういう状況ってよくあるんですけど、必ず終わると思うようにすると乗り切れますね。これがいつまでも何年も続くわけではないというのをつい忘れちゃうんですけど、このしんどさは今だけだということを思い出すと、力を抜くことができるんですね。あとは、やっぱり取り越し苦労しているときが多いんですよ。そういうときって。『こうなったらどうしよう』と不安になっているだけなので『落ち着け』と自分に言い聞かせて、『目の前のことを楽しんでやろう』と自分に指令を出したりしています。あまり考えすぎないことが大事だなと思いますね」
最近は美容家としても話題になることが多いMEGUMI。撮影の空き時間には、風間にも美容の基礎をレクチャー。
「風間くんはお顔が若いのに全く美容をやらないから、いい加減にしてって(笑)。男性って洗顔はもちろん、身体を洗うときもゴシゴシこすっちゃうけど、もうあれがダメですね。とにかくこすらないでほしい。風間さんにもまずはネットで泡立てての洗顔。そのうえで、シートマスクといったプロセスを細かくお伝えしました。撮影後も続けてくれているといいんですね。美容は継続ですから!」
本作では、夫婦の攻防戦の場として度々浴室が登場。演じるチカにとっては、入浴の時間が唯一1人になれる場所だという設定だが、MEGUMIにとっても「癒やしの時間」だと話す。
「電気を消してお風呂に入ったりするんですよ。人って頑張ることはできるんだけど、緩ますことって意外と苦手なんですよね。だから、電気を消して『このあと、眠りに向かうんだよ』ということを自分にも知らせてあげて、身体をリラックスさせています。暗闇でお風呂、おすすめです」
俳優、タレント、そして美容家。近年では映像作品のプロデュース業にも活躍の幅を広げる。
「今回は足立監督を中心に映画のチームで撮影をしたので、細部までのこだわりというのはドラマの中でも時間をかけていたのかなという印象があります。プロデューサー目線でもとても勉強になりました。自分で作る作品では、なるべく女性を主人公に描きたいという想いがあるんですけど、足立さんは女性を描くのがうまい方。いつかプロデューサーとしてもご一緒したいですね」
共演した風間からは「MEGUMIさんはチャレンジャー」という言葉も。「うれしいですね」と笑顔を見せるMEGUMIだが、今年も本作を皮切りに幅広いジャンルでの活動が期待できそうだ。
「毎年、年始に自分のテーマと年間の事業計画をマネージャーさんと決めて共有するんですね。今年の私のテーマは『秩序』。存在しているもの全てが一番いい状態で稼働できることって、やっぱり秩序が大事なのかなと。感情的になることもあるだろうけど、私に関わる全ての人がベストな状態で働けるように。そういった秩序を守るためには、自分が一番整っていかなきゃいけないなと思っています。でも、新年1発目のこのドラマは、もう秩序とは真逆(笑)。夫婦で無秩序に言いたいことを言いまくって、ぶつかりあっている。それでも、一緒にいられるのはすてきだなとは思います。私は秩序を大切にするタイプなので、豪太とチカには憧れるところもありますね」
取材・文/吉田光枝
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