

アプガ(プ) 渡辺未詩×OCHA NORMAの中山夏月姫の異色“タッグ”インタビュー
東京女子プロレスの最高権威・プリンセス・オブ・プリンセス王者のベルトを保持する渡辺未詩と、人懐っこいキャラと笑顔で人気急上昇中のOCHA NORMAの中山夏月姫。ジャンルは違うものの、「とにかく観客を楽しませたい」というエンタメの根源にある思いは共通しているようで、対談中の2人は瞬く間に意気投合。年末年始の大会とハロコンに向けて熱くエールを贈り合う。
──渡辺選手が非常に練習熱心だというのは、足立光トレーナーや団体関係者からよく聞く話ではあるんです。プロレスに一切興味がないアイドル志願者だったのに、どのタイミングで意識が変わったんですか?
渡辺 一番大きかったのは初めての単独ライブなんですけど、その前に自分の中で大きなきっかけとなった試合が2つありまして。まずはデビューして半年くらい経ったときにやった山下実優選手との試合。ここで私は本当に何ひとつできず、ズタボロに負けたんです。それこそ圧倒的な差があったわけですけど、「いつかこの人を倒したい」という気持ちがまずそこで芽生えました。
中山 山下選手、本当に強いですもんね……。
渡辺 その山下選手との試合からさらに半年くらい経過して、今度はタッグのベルトに初挑戦することになったんです(対戦相手は坂崎ユカ&瑞希組)。その試合はすごく手応えを感じたんですよ。2人まとめてパワースラムとかも決められたので、「ひょっとして自分の武器はパワーなのかな」と考えるようになったんですね。
中山 お~、素晴らしいじゃないですか!
渡辺 それで自分でも一歩踏み出せたなという感触が出てきたときに、アイドルのほうの社長から「初ライブに臨むにあたり、筋トレと肉体改造を頑張ってください」と言われたんです。普通はそこで「アイドルのライブなのに、なんで筋トレ?」って思うのかもだけど、なんか自分の中で納得できたんですよね。「そうか。自分がプロレスラーとしてもアイドルとしても輝くためには、結局、筋トレが必要なんだな」って。そこで決定的に意識が変わったんです。もう「筋肉つけたくない」とか躊躇している場合じゃないなって。
中山 気持ちの切り替えができたっていうことですかね?
渡辺 覚悟の問題じゃないかと思います。それまでは部活でついた筋肉がコンプレックスで、落としたくて仕方なかったくらいなんです。その2試合と単独ライブに向けた肉体改造によって、初めてプロレスラーになれたんですよね。
──鈴木愛理さんと同じ方向性を目指している場合じゃないと?
渡辺 いやいや、違います! むしろ逆なんですよ。私が鈴木愛理さんみたいに輝こうと思ったら、ゴリゴリ筋トレをするしかないんです。そのことに気づいたんですよね。
中山 すごい名言……!
──ところで中山さんは生粋のプロレスファンとして、様々な団体の大会を観戦していますよね。東京女子プロレスならではの特徴や魅力はどんな点にあると思いますか?
中山 もちろんプロレスですから試合中はバチバチに闘うわけですけど、東京女子の選手ってリングを降りたらみんな仲良しなんですよ。そういった和気あいあいとした様子をSNSでもアップしているんですけど、そこがプロレス団体として新しいところだし、素敵だなと感じました。ひとつのチームとして、まとまりがあるんですよね。
──では、その中でも渡辺選手の魅力は?
中山 ズバリ、パワーだと思います! 女子プロレス界トップの体力おばけだと私は考えているくらいですから。プロレスって強いだけでも絶対にダメで、やっぱりエンターテインメントとして人を惹きつける力が大事になってくるじゃないですか。その点、渡辺選手の試合って最初から最後まで目が離せないんですよね。
ポニーテールをギュッと結んでのジャイアントスイングとか本当に最高ですよ。会場が一気に湧きますから。渡辺選手の色に会場が染まっていく様子を観ていると、ある意味、私も勉強になりますし。「これのアイドル版を私もできないかな?」と考えちゃうんです。
渡辺 うれしい……。最大級の賛辞(笑)。
中山 やっぱりプロレスから学べることってすごく多いんですよ。たとえばメンバーが10人いたら、曲の中で自分のソロパートがあるわけですね。その短い時間で、どうやって会場の視線を自分に向けさせるのか? ましてやプロレスの場合、360度すべての方向から観られるという前提もありますから。配信で観ていただければ伝わると思うんですけど、渡辺選手の技ってどこから抜かれても画になるんです。すごすぎますよ。
──東京女子プロレスはアイドル関係の選手が目立ちますよね。SKE48の荒井優希選手はもちろんですが、今や世界的人気の伊藤麻希選手も元LinQですし。
中山 そう! 実はそのへんのことを今日すごく話したかったんです! プロレスとアイドルってまるで別物みたいに見えるかもだけど、実は結構近いジャンルだと思っているんですね。これまで私は芸能活動をする中、プロレスが好きだといろんなところで発信してきました。すると、そのうちプロレスに興味がなかったアイドルファンの方が、どんどん沼っていく様子を目にするようになったんですよ。
渡辺 え~、そんなこともあるんですね!
中山 たとえば個別イベントでは、渡辺選手のことを応援しているファンの方も来ますよ。アイドルのイベントなのに、お互いにプロレス愛を語り合うという不思議な光景が繰り広げられています(笑)。
渡辺 ジャンルの垣根を越えたヲタクということかあ(笑)。
中山 私としては、こんな面白いものがあるんだということを単純にもっと知ってもらいたいんです。生で観る試合の迫力は半端じゃないですし、その一方で今は配信でも気軽に観ることができるようになっていますし。もっと日本人はプロレスを観るべきですよ!
──あと単純に東京女子の選手はビジュアルがいいですしね。
中山 そこも重要! 物販で選手の方が写真を撮ったりしているけど、みなさん、めちゃくちゃ可愛いんです! 本当にアイドル性が高いですよ。そこもジャンルの垣根を越えるカギになっていると思うんですけど。
──甲田哲也代表が生粋のハロヲタなので、その影響もあるのかもしれないですね。
渡辺 もともと東京女子を作るときに、高木さん(=高木三四郎・Cyber Fight副社長)から「最近、アイドルが流行っているらしいから現場を見てきてほしい」と言われたのがきっかけらしいんですよ。それで取り返しがつかないほどの牧野真莉愛さん推しになっちゃった(笑)。12月29日の大会後も「個別あっち向いてホイゲーム」というのがあるんですけど、普段からなんとなく甲田さんがハロプロさんからインスパイアを受けているのかなあと感じる出来事が多いです(笑)。
──さて、最後に12月29日に行われる後楽園大会の見所をお願いします!
中山 年末の大会って選手も気合が入っているからか、何か特別なことが起こりがちなんですよ。私も放送席から東京女子さんの魅力を精一杯伝えていくつもりですので、会場に足を運ぶなり、配信をチェックするなりして、存分に楽しんでいただけたらと思います。プロレスで2024年を締めくくれるなんて最高のご褒美ですよ! そして東京女子さんの試合でもらった感動や興奮を、私は年明けにあるハロー!プロジェクトのコンサートでファンの方に届けられたらいいなと。コンサート会場をプロレス会場並みの熱狂に巻き込んでみせます(笑)。
渡辺 29日の大会に関しては夏月姫ちゃんもゲストでいてくれることですし、1年を締めくくる最高の大会にすることをお約束します! そして1月4日の後楽園大会は自分にとって6回目のベルト防衛戦。瑞希さん相手に闘うことになります。かなりの強敵であることは間違いないですが、夏月姫ちゃんに会ったパワーで頑張ります! アイドルファンの方も、ぜひチェックしてみてください!
(取材・文/小野田衛)
▽information「TJPW Year-End Party 2024」※チケットは各プレイガイドで発売中★日時:2024年12月29日(日) 開場18:00 開始19:00★会場:東京・後楽園ホール〔主要カード〕▼20選手参加PRINCESS RUMBLE 2024<エントリー選手>渡辺未詩、山下実優、伊藤麻希、荒井優希ほか▼クイーン・オブ・アジア&VPW認定女子両選手権試合<2冠王者>上福ゆき vs レイ・イン・リー<挑戦者>
「東京女子プロレス ’25」※チケットは各プレイガイドで発売中★日時:2025年1月4日(土) 開場10:00 開始11:00★会場:東京・後楽園ホール〔主要カード〕▼プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合<王者>渡辺未詩 vs 瑞希<挑戦者>※第14代王者6度目の防衛戦▼インターナショナル・プリンセス選手権試合<王者>荒井優希 vs 鈴芽<挑戦者>※第12代王者7度目の防衛戦
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