清野菜名、初のゴールデン帯ドラマ主演「夢がようやくかない…とても光栄に思っています」<119エマージェンシーコール>
清野菜名が主演を務めるドラマ「119エマージェンシーコール」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が、2025年1月期の月9ドラマとして放送される。本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、1本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ指令管制員たちの“現実”を描く完全オリジナルストーリー。放送に先駆け清野、そしてプロデューサーである渡辺恒也氏からコメントが到着した。
「119エマージェンシーコール」とは
いつ、どこでかける状況が訪れるか分からない119番通報。その緊急通報に応答し、適切に救急車、消防車の出動を指令するのが指令管制員(ディスパッチャー)たちだ。さまざまなスキルを持った消防・救急のスぺシャリスト集団である彼らは、通信技能と医療知識を駆使して危機に瀕した“命”をつなぐため、日々通報者の“声”を聞き“声”で救っている。
パニックに陥る通報者の言葉から通報場所を特定し、1秒でも早く必要な部隊を現場に到着させる。消防局の指令センターは“救命の連鎖”が始まる場所だが、その仕事は決して楽なものではない。多々発生するいたずら電話の対応にも時間を割かれ、緊急を要する119番通報では理不尽に怒鳴られ、ののしられることは日常茶飯事。
そして、いつ来るか分からない巨大災害や大事故、パンデミックに対する覚悟も求められ、常に極限の緊張感にさらされた職場であると言っても過言ではない。急病や事故、火災、災害――。不安と隣り合わせの現代だからこそ、「救命が始まる最初の現場」である「119=エマージェンシーコール」を支えるすべてのヒーローたちの新たな物語。
清野菜名がゴールデン帯ドラマ初主演で“我が道を行く”新人指令管制員に
清野がフジテレビ制作ドラマへ出演するのは、深夜ドラマ「おわらないものがたり」以来およそ10年半ぶりで今作が2作目。フジテレビ制作のゴールデンプライム帯ドラマ初出演にして月9初主演を飾り、ゴールデン帯ドラマの主演は本作が初となる。
本作で清野が演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の指令管制員・粕原雪(かすはら・ゆき)。前職は銀行で働いていたが、あるきっかけで消防士の採用試験を受け合格。2年間の現場勤務を経て、自ら司令課への異動を希望した。消防司令センターの中では最も日が浅い新人だ。
過去に家が火事になったことがある雪は、119番通報をした際対応してくれた管制員の声に助けられたという思いがあり、自分もそのときのように通報者を少しでも安心させられる管制員になりたいと考えている。
普段はあっけらかんとした明るい性格で、思ったことはとりあえず行動に移してみるタイプ。集中力が高く、洞察力にも優れているため、通話の応答の中でわずかなヒントとなる情報を見落とさない。一度聞いた声や音は不思議と忘れないでいられることも特技であり、指令管制員としての適性は高い。
その一方で、こうと決めたことは周りに合わせて変えない“我が道を行く”タイプでもあるため、組織の中では周囲を振り回してしまうこともしばしば。自分の対応が間違っていなかったかどうか、その答え合わせや復習の意味も含め、非番の日に通報の“その後”の状況を確認するため実際に事故現場を見に行ってしまうのだが、それがときに消防局全体の組織内で軋轢を生むことも。
リアリティーを追求したセットやスタッフにも注目
また、本作では限りなくリアリティーを追求するため、横浜市消防局が全面協力。物語の舞台となる、大型のマルチディスプレイとシステム監視制御装置、LIVE映像通信システムを備えた最新の消防司令センターがセットで完全再現されている。
脚本は「わたしのお嫁くん」(2023年、フジテレビ系)、「降り積もれ孤独な死よ」(2024年、日本テレビ系)などを手掛けた橋本夏ら、演出は「救命病棟24時」シリーズ(1999~2013年、フジテレビ系)などで知られる水田成英らが担当する。
粕原雪役・清野菜名 コメント
――本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。
清野:このお話をいただいたときに、指令管制員という職業がどういうものなのかを存じ上げていなかったので、きちんと勉強をして臨まないといけないなと思いました。
皆さんも生活していく中でなかなか知ることのできない裏側だと思いますので、ドラマを通してしっかりと伝えていけたらいいなと思います。
――台本を読んでみての印象はいかがですか?
清野:今までは119番に電話をかけるとどういうことが繰り広げられているのか知らない世界だったので、台本を通して細かく知ることができてとても興味深かったです。119番に電話をかけてきた方の声だけを聞いて、声だけで誘導していくことの難しさをとても感じました。
――ご自身が演じられる役の印象は?
清野:私が演じる粕原雪は、最初は銀行員だったのですが、幼いときのある経験から指令管制員を目指して本当に指令管制員になるという夢をかなえた、とても行動力のある女性だと思います。
指令管制員になった後も自分の対応が間違っていなかったか、もっといい方法があったのではないかという思いから現場に足を運び確認するという行動力もとても真面目だなという印象を受けました。
――長いキャリアの中で初のゴールデン帯ドラマ主演、かつ月9初出演にして初主演となりますが、いかがでしょうか?
清野:素直にうれしかったです!実は20代前半の頃に月9のオーディションを受けたりもしていまして。なかなかかなわなかった夢がようやくかない、30歳になり、最初のドラマで月9の主演をさせていただけること、とても光栄に思っています。
――本作に懸ける思いをお聞かせください。
清野:この作品が決まって、実際に現場で働かれている方とお話する機会をいただいたのですが、なかにはいたずら電話があったりもして本当に困っている人に救助がまわらないこともあると伺いました。
そういった電話を減らしたいという思いも聞いて、このドラマを通して皆さんに119番の必要性をしっかりと伝えていけたらいいなと思っております。
――最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。
清野:指令管制員という職業はチームワークが必要な現場で、日々通報に迅速に対応している姿が本当にかっこいいという印象を受けました。
撮影現場の私たちもチーム一丸となって皆さまにそういった姿をお見せできたらいいなと思っております。楽しみにしていただけたら光栄です。よろしくお願いいたします!
プロデュース・渡辺恒也 コメント
“119番通報を受ける指令管制員は、ひとつひとつの通報にどのように向き合っているんだろう?”とふと頭に浮かんだ問いが、このドラマを企画したきっかけでした。実際の消防局の方に取材をさせていただき、知れば知るほど奥の深い職業であり、さまざまな人間ドラマが日々繰り広げられている現場なのだと分かりました。
一言に119番通報と言っても、その内容は本当に千差万別で、実際に命の危険が迫っている壮絶な状況のものもあれば、なかには間違い電話やいたずら電話など、歓迎されない通報で時間を取られることも少なくはないそうです。
どんな時でもすべての声に耳を傾け、要請者や要救助者の正確な居所を把握し一秒でも早くその場に救急車や消防車を向かわせるために、経験と知識を駆使して闘っている知られざるヒーローたちの姿を、このドラマを通して伝えることができたらうれしいです。
“119番の対応を終えたのちに、その現場に足を運ぶ指令管制員”という主人公・雪のキャラクターを考えたときに、その行動力や探求心の豊かさを、説得力を持って演じられる俳優として思い浮かんだのが、清野菜名さんでした。紺色にオレンジ色のラインが入った消防活動服に身を包んだ清野さんにお会いして、その直感は間違いなかったと確信しました。
清野さんは人見知りだそうなので、そこは少し雪とは違うようですが(笑)、自然と周りを巻き込んでしまうポジティブなエネルギーは清野さん本人のイメージと重なる部分もあるように感じています。清野さんに演じてもらう雪を中心に、司令課3係のチームがどんな風に出来上がっていくのか、これからの撮影がとても楽しみです。
取材を進める中でお聞きした“救助を必要とする市民が、一番初めに接する<声>が私たちです”という言葉がとても印象に残っています。“声”がつなぐものは命だけではなく、その通報に関わった人の生活や人生そのものではないでしょうか。
指令管制員と通報者それぞれの人間ドラマと、“救命の連鎖が始まる場所”の緊迫感をリアルに描く、新しいエンターテインメント作品を目指します。ぜひ、ご期待ください!
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