新バディとともに新たな難事件に挑む!【オクトーSeason2】主要キャストにインタビュー
2022年にオンエアされ、大きな話題を呼んだドラマ『オクトー~感情捜査官 心野朱梨~』のSeason2で主演を務める飯豊まりえさん、バディの浅香航大さん、新バディの影山優佳さんにお話をお聞きしました。
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『オクトー~感情捜査官 心野朱梨~Season2』とは Season 2決定は純粋にうれしい! 炎天下でも元気な新バディ! 2年の間に成長した朱梨! 風早の見どころは多面性と緩急Season 2決定は純粋にうれしい!
オクトー Season 2が決定したと聞いたときの気持ちをお聞かせください
飯豊まりえ(以下飯豊):
純粋にうれしかったですね。続編ができるということは、Season 1が好評で、皆様に楽しんでいただけたというお返事をいただけたと思えて。プロデューサーの福田さんの思いに今回も全力で応えていきたいなと思っています。
浅香航大(以下浅香):
Season 1を撮影している時は必死で余裕がなかったのですが、今作に繋がって純粋に嬉しかったです。また、Season 2にも参加させていただけることは本当にありがたいですし、その期待にまた応えられるように取り組んでいきたいと思っています。
新たなバディとして出演が決まった影山さんはいかがですか?
影山優佳(以下影山):
Season 1では一視聴者だったので、自分がこの中に入っていいものかという、喜びもあり、戸惑いもありというところなんです。今も不安を感じているんですけど、それを偉大な先輩方が感じ取ってくださって、寄り添ってくださってるので、本当に今回こんなご縁に恵まれて幸せものだなって思っています。
炎天下でも元気な新バディ!
飯豊さんから見て影山さんの印象はいかがですか?
飯豊:
そんな幸せものだなんて言ってもらえてうれしい(笑)。前回は浅香さんとバディを組んでいたのですが、今回は影ちゃん演じる新バディ……影ちゃんって呼ばせてもらっているんですけど(笑)、バディを組ませてもらっていて。取り調べのシーンはセリフ量もかなりありますし、炎天下でのロケも多いのですが、それでもいつも元気でいてくれるので、頼もしいバディです。
浅香さんはいかがですか?
浅香:
今回、取調室で2人が並んで取り調べをしている様子を、見守る立場にいるわけですが、すごくフレッシュですし、新しいなって思います。影山さん自身も、すごく……
飯豊:
言葉をたくさん知っていますしね!(笑)
浅香:
(笑)。聡明な方なので、ぴったりだなと思って見てます。
影山さんから見たお2人の印象は?
影山:
まりえさんはいつも自分を持ってらっしゃっるんです。現場の空気感が穏やかで明るいのは、まりえさんの空気が温かいからだろうなって思っています。役への向き合い方も、セリフの一言だったり、仕草だったり、綿密に監督やチームの皆さんとディスカッションされているのを一番近くで見させていただいて、本当に仕事に対する向き合い方がステキだなって思っています。
飯豊:
ありがとうございます!(笑)。
影山:
浅香さんは役柄としても先輩というか、心野さん(飯豊さん演じる心野朱梨)を見守ってきて、今度はさらなる後輩を見守る立場なんですが、そこが浅香さんの立ち姿と重なるというか。常に一歩引いていて、すごく周りが見えてらっしゃって、人の心も読もうとしなくても察せられる方と思います。なにより風早さん(浅香さん演じる風早 涼)のシーンで何かひとつアドリブを加えてくださるっていうのが、私のなかでも「どんなことしてくださるんだろう」ってすごく楽しみなので、ハードル上げてるわけじゃないんですけど(笑)。刺激をたくさんいただいてます。
2年の間に成長した朱梨!
飯豊さん演じる心野朱梨は、前回は先輩がバディ、そして今回は後輩がバディという変化がありますが、気持ちに違いはありますか?
飯豊:
Season 1では、朱梨はお姉ちゃんの感情と犯人の感情などを探っていたということもあって、いろんな凶悪犯と会って、動揺したり同情してしまったり、揺れ動いたりしていたんです。でも、今回はバディだった風早さんがやってくれていたように、しっかりと犯人と向き合う、対峙するということを意識して、滝沢さんに見せたいなという気持ちはありますね。朱梨自身の2年経った成長を見せることができたらいいなと模索しながら演じています。
ご自身と似ているところはありますか?
飯豊:
似てる部分、あるかな(笑)? 一回話しただけではわからないですが、ある人から受けた印象、言葉以外の内面的な感情はどうなんだろうと考えたりすることはあります。私は特殊能力はないですけど、会話するときに考えますね。
風早の見どころは多面性と緩急
浅香さんはご自身と比べてみていかがですか?
浅香:
風早は2年経って警視庁捜査一課八係の係長という立場です。今回はこの2人をはじめ班をまとめ、支えていくポジションになり、自分の年齢とも重なるようなところがありますね。
心野や滝沢との関係はどうでしょう?
浅香:
班で見せる顔とは別に心野と2人で向き合うときの顔。それはSeason 1で築いてきたものがあるからこその信頼関係を見せられる場面でもあると思います。また新しい後輩を見守るところでは、自分もこういうことあったなと思うこともありますし。そして、風早も立場が変わり成長しようともがいてもいて、そういった人間ドラマも楽しんでもらえるのではと思います。
ご自身と似ているところはありますか?
浅香:
曲がったことが嫌で、何かにねじ伏せられたくない、屈したくないというのは僕も理解できて。そういうところは風早にずっとあると思います。風早の環境が変わり、以前より見守ることが多くなったものの、そういう芯はしっかり持っているというのは、自分の心にリンクして表現したいなっていうところではありますね。
影山さんはいかがですか?
影山:
今回の滝沢美空という役は本当に正義感にあふれていて、いいことはいい、悪いことは悪いという判断がしっかりしている、まっすぐ生きてきた人なんだろうなって思っています。そのまっすぐな分、あまり挫折してこなかったのかなとも思うところもありますね。若さ、青さゆえに感情移入しすぎてしまったり、主観に囚われてしまったりという部分もあるので、刑事としての青さと若いっていう年齢としての青さは、演じるというより、自分に似ているところでもあるかなと思っています。取り調べのシーンでも強がったり、できる人ぶったりっていうスタンスを取ったりするんですよ。そういうところは等身大で臨むほうが、強がってたりうまく見せようとしてる感じに見えるのかなっていうのは意識しているところではあります。自分と似ているところは、いい意味でも悪い意味でも感受性が豊かなところ。実際に取り調べのシーンとかをやらせていただいていて、重い内容のときとかは、かなり暗くなってるかなっていうのは思ったりします。
最後に視聴者の方へメッセージをお願いします
飯豊:
今回、物や場所の感情を見ることができる残留感情という特殊能力を持った人が容疑者として新しく登場します。人の目を見たら感情が色で見える朱梨がどう対峙していくのか、そして姉の紫織が大きな事件に巻き込まれてしまったり、新たなバディの滝沢さんとの新しい関係性だったり、バージョンアップしたSeason 2になっていると思います。Season1を楽しみに見ていてくださった方にも見ていただきたいですし、まだ見られたことがない方もぜひこれを機会にSeason 1から見ていただいて、Season 2を楽しみにしていただけたら嬉しく思います。
浅香:
Season 1と同じように、取り扱う事件は現代の社会と関連性の高いテーマが多く、すごく人の感情に寄り添ったドラマとなっています。改めておもしろいなと思ったのは、感情とはなんなのかということ。例えばこの感情が愛です、これが怒りです、と具体的に教わったことはないじゃないですか、感じ方は人それぞれなので。心野のように実際に色が見える人同士だったら、それは〇〇ですよって言ってあげられますけどね。だから、それぞれの感情の歪みというか、どういう感情なんだろう、と改めて考えるとおもしろいなと思いながら台本を読んでいます。そういったところも楽しんでもらえたらと思いますね。
影山:
報道されている以外の「なぜ事件を起こしたのか?」をずっと聞いていく、ある種あまりない刑事ドラマだと思います。表に出ているところだけではない部分を、想像力を持って自分で思考するっていう。ニュースの見方が変わりそうです。
Season 1は視聴者として拝見していて、2は内側から見てるわけなんですけど、比較すると人間関係によりフォーカスが当たってるのかなって思っています。先輩後輩もそうだし、兄弟、私も実際に弟がいるんですけど役でも弟がいて、あとは姉妹、親子。そして犯人側でもそういう人と人との間には必ず感情のやりとりがあると思うので、どのお話も皆さんが共感したり、何か感じ取れるものがあると思います。そのうえで、今回の滝沢という役は、視聴者の皆さんとこの作品をつなぐような存在になれたらなと思っているんです。というのは、最初私は特殊能力を拒絶するところから始まっていくので、1話から私といっしょにこの作品を見ていただけたら、作品と作品を見ている自分自身の心により向き合えるようになるのかなと思っています。おっきいこと言ってますけど(笑)、今鋭意撮影中なので、誰か一人にでもいいからそんな存在になれたらって思います。
Season 1に続き、より複雑な事件と対峙していく心野、風早、そして新たに加わった滝沢の3人。今後の展開はもちろん、お互いの新しい関係性なども見逃せないポイントになりそうです。
写真/しばたみのり、Ⓒytv 文/國友 敬
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