撮影/松山勇樹

戦禍を避けて…日本で美女レイヤーと話題「ウクライナでは大学院まで理系、オタサーの姫でした(笑)」

2024.09.28 06:03
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「毎日空襲警報が鳴り、朝4時に防空壕に避難する生活で、精神的にも病んでしまったんです」そう話すのは、ウクライナ出身のアニャ(Xでのユーザー名は『ネトーチカ』さん)。彼女の生まれは、ロシア軍から厳しいミサイル攻撃を受けた南部の要衝・オデッサ。戦禍を避けてやってきた日本でX(旧Twitter)に投稿したポストが1,347万インプレッションを獲得(9月9日現在)。今は建築関係の仕事をする傍らコスプレイヤーとしても活動している。彼女に来日前の話から故郷への想いまでを聞いた。(前後編の後編)

――ウクライナ時代のお話をお聞きしたいのですが、どんな子供でしたか?

アニャさん 4歳の頃から日本のアニメが好きでした。ウクライナでも『美少女戦士セーラームーン』のアニメが放送されていたのを観たり、姉とよくごっこ遊びをしていましたね。

――ウクライナで『セーラームーン』が観れたんですね。

アニャさん その後、アニメから離れていた時期もありますが、中学校から大学までずっと理系のコースだったのもあって、クラスの9割が男性でした。しかもオタクっぽい方が多く、アニメや漫画の話をすることが増えていったんです。オタクサークルにも所属していて、日本ではそれを「オタサーの姫」と呼ぶんだと知って、それだ!と思いましたね(笑)

――地元ではどんな生活をしていたんですか?

アニャさん 2020年に理系の大学院を卒業して、地元のオデッサという街で、港を大きくするための設計や、建築の仕事をしていました。

――ちなみに好きなアニメ作品はなんですか?

アニャさん 『その着せ替え人形は恋をする』や、『ぼっち・ざ・ろっく!』は、オタクなところや、ぼっちな部分にも共感できて好きです。他にも『GANTZ』など好きな作品はたくさんあります!

――現在は日本にお住まいとのことですが、日本に来たキッカケを教えて下さい。

アニャさん 2022年に始まった戦争が1つのキッカケです。

――戦争が始まったときはオデッサにいたんですか?

アニャさん そうですね。戦争が始まってすぐ、オデッサから近いモルドバという国に1週間くらい避難したんです。その後、ウクライナに戻り、他の街と比べてもオデッサは平和だろうと思ったので、そのまま暮らしていくつもりでした。でもそのうちオデッサも爆撃されるようになったんです。

自分の家から1キロ先の場所が爆撃されるようになったら、毎日空襲警報が鳴り、朝4時に防空壕に避難する生活で、精神的にも病んでしまったんです。寝れなくなったり、自分が死ぬ夢を見るようにもなって、やはり逃げないといけないと思いました。色々と調べた結果、東京にある大学のウクライナの避難民向け留学プログラムの募集を見つけたんです。大学の教授と何回かのオンラインで面談をして、合格したので日本へ行くことが決まりました。――なぜ日本だったんでしょう。

アニャさん オタク文化が好きなのもありますが、日本は地震の研究も進んでいて建築のレベルは非常に高いんです。戦争が終わった後、強いインフラを作ることが予期されていて、それを思うと日本の大学で勉強するのはいい機会なんじゃないかなと思いました。去年大学を離れて、今は働いています。

――ご家族は今もオデッサに?

アニャさん 母親はまだオデッサにいるんですけど、姉はヨーロッパで仕事をしています。

――心配ですよね。実際に日本へ来るのは大変でしたか?

アニャさん オデッサから日本への飛行機は戦争のため運航できなかったので、私は25時間かけて約950キロの距離を電車で移動し、ポーランドに到着してからそこから日本へ飛行機で行く必要がありました。留学プログラムではあったものの、ビザの発行に時間がかかり、結局ポーランドで1ヶ月間プライベートな宿に滞在することになりました。その結果、日本に到着したときには83,000円しか持っていませんでした。

――日本に来てからも大変だったんですね。

アニャさん 大学に入ったら支援金があるのですが、もらえるのは2ヶ月後だったので、本当に大変でしたね。

――今後、日本でやりたいことがあったら教えて下さい。

アニャさん ウクライナ文化を日本に伝えたいです。ウクライナでは夏によく飲むクワスという発酵飲料があるのですが、そのクワスを日本で売って、その売上をウクライナのチャリティや、戦争で困ってる人に募金したい。子供の頃、夏にクワスを売るアルバイトをしたことがありました。コスプレイヤーとしては、オーダーメイドの衣装や武器を揃えてコスプレしたいですし、他のコスプレイヤーさんが出しているフォトブックも出したいなと思っています。

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