

【漫画】村の平穏のため“竜の花嫁”となった青年…生贄として捧げられた青年と美しい竜との漫画に「繊細でかつ儚い」「エモい…」などの声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、fromREDにて連載中のもりもよりさんが描く『イグナートの花嫁』をピックアップ。
もりもよりさんが2024年6月28日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、もりもよりさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
村のために「竜の花嫁」となった一人の青年
竜と人間が共存していた、とある場所の話。かつてここにあった村は、村の繁栄のために竜を殺し村の糧とするようになった。怒った竜は村を焼き払い人間を襲ったが、一人の美しい娘がその身を捧げたことにより、村に平穏が訪れた。その後、20年に1度人間は「竜の花嫁」を捧げ続けてきた。
村の青年・リタはこの年の「竜の花嫁」として竜に嫁ぐこととなった。竜が姿を見せなくなったことから、ほとんど形だけの『役割』となっていた「竜の花嫁」。吹雪の中リタは、誰かに必要とされたいという思いでその役割を全うしようとする。
寒さのあまり気が遠くなるリタ。目の前に大きな竜がいるのを確認するが、そのまま気を失ってしまうのだった。目を覚ましたリタは、焚火の前に寝かされていた。そこにいたのは人間のような姿をした雪山の竜であった。
作品を読んだ読者からは、「世界観素敵」「繊細でかつ儚い」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・もりもよりさん「世界観自体をファンタジーに振り過ぎないよう心掛けました。」
――『イグナートの花嫁』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
元々人間と人外という異種間の関係性が大好きで、そこからのスタートでした。
雪山の景色やそこに暮らす人々の文化や暮らしを描いてみたいな…という思いもあり、民族モノになりました。
人外ならば大きなドラゴン…生贄の風習…という風に描きたい要素を出していき、少しずつ形になっていった作品です。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
今作はファンタジーなのですが、主人公の持つ悩み自体は身近なものといいますか、出来るだけリアルなものとして感じてもらいやすいように世界観自体をファンタジーに振り過ぎないよう心掛けました。
なので普通に人間が暮らしている雪山や街、自然も現実と同じようにあって、そこに「竜」という動物がいる、という世界観になっています。
違う生き物であるふたりは、寿命や暮らしに求めるものも違うので、少しずつ互いの価値観を擦り合わせながら距離を縮めていく過程を丁寧に描いていけたらと思っています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
一話でのリタの「命全てが役に立つ、そうであってほしいと俺も思ってる」という台詞と、二話でイグナートが言った「ただ息をして、飯を食う、それだけじゃ駄目なのか…?」という台詞です。
ふたりの考え方の違いや、この作品のテーマ的な部分を出せたのかなと、気に入っているシーンです。
あとはイグナートが尻尾でコミュニケーションを図ろうとしているシーンは、いつも描いていて楽しいです。
――多くの読者の方から「繊細でかつ儚い」「美しい」などの反響がありました。こういった反響をどう感じていらっしゃいますか?
リアルに感じてもらえたらという気持ちで装飾品や景色などにもこだわって描いていたので、少しでも読者の皆様に伝わってそう言っていただけているのならとても嬉しく思います。感情の動きや、細かな描写にも気が付いてくださっている感想を目にすることもあり、その度に有難い思いでいっぱいになっています。
――もりもよりさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
作品としては、まずはしっかり完結まで気を抜かずに描き切りたいです。描きたいシーンが沢山あるので、その時の最大限でお届けしていけるよう精一杯頑張りたいと思っています。
個人としては、長く長く描いていけるように体力をつけたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
作品をお読みくださり本当にありがとうございます…!
暖かい反応やご感想にいつも支えられています。
これからも『イグナートの花嫁』のふたりを見守って頂けますと幸いです。
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