タレントとイラストレーターの二刀流の活躍を目指す小彩楓(C)Deview

水森亜土に憧れイラストレーターとして活躍した小彩楓、グラビア事務所「リップ」に所属「“令和のあどちゃん”って呼んでもらえるようになりたい」

2024.08.15 17:30
提供:Deview

 幼少期に水森亜土に憧れ、その後イラストレーターとしても活躍して来た小彩楓が、グラビアアイドルに特化した事務所「リップ」に所属し、新たな一歩を踏み出そうとしている。そんな彼女のこれまでとこれからについて聞いた。

■小彩楓インタビュー

――イラストレーターとしても活躍中とのことですが、絵はいつごろから始めたんですか?

「もう2、3歳とか小さい頃からずっと絵を描くのが好きで、小学校3年生ぐらいの頃には、絵の仕事で生きて行きたいって思ってました。学校にすごく絵が上手でライバルというか、切磋琢磨できる関係の子がいましたし、家での自由な時間も全部図画工作につぎ込んでいました」

――幼少期に水森亜土さんに憧れたとあるのですが、影響を直接受けるような世代ではないですよね。

「私のおばが大好きで、家に亜土さんのグッズがいっぱいあって、その可愛い絵を見て育ったんです。大きくなってから、おばに亜土さんのイベントに連れて行ってもらったり、実際に作品を見たりするうちに、自分もプロの道を志すようになりました」

――そして、水森さんの事務所でアルバイトをしながらフリーランスでイラストレーターの仕事を始めることに。どこに水森さんとの接点があったんですか?

「当時、美大に行こうと思って予備校に通っていたんです。そこで有名な美大や芸大出身の講師の先生と仲良くなったんですが、夢だけでは食べて行けなくて、講師の仕事に時間を取られるうちに、本当にやりたいことができなかったという話を聞いて。大学を出てからではなくて、若いうちに絵の仕事を始めてしまったほうが良いんじゃないかと思ったんです。でも周囲も大学に行くのが当たり前だったし、両親も大学に行ってほしいと思っていたので迷っていて。だったら一番憧れている人に話を聞けば間違いないと考えて、行けば会えるかもと、ちょうど新宿で開催していた亜土さんの個展を訪ねたんです」

――それは大胆な行動に出ましたね。

「まったく情報が無かったんですが、初日の一番最初の時間から行ってずっと会場で亜土さんを待っていたら、事務所の方が声をかけてくださったんです。理由を話したら亜土さんが個展に来場する日程を教えてくださいました。後日来場したら、お話する時間をいただけて、そこで“美大に行っても、私みたいにはなれないわよ”って言われたんです。その一言ですっきりして気持ちが決まって、自分なりに始めることにしたんです」

――そこからどうやってプロのキャリアをスタートしたんですか?

「まだ10代だったので、出版社に営業するということも分からなかったんですが、今すぐ自分一人で始められるのは似顔絵だと思って、Facebookで400人ぐらいに“似顔絵の仕事を始めたので、お仕事いただけませんか?”みたいなメッセージを一斉に送ったんです。そうしたらやっぱり優しい方々がいて、絵の仕事をスタートすることが出来たんです」

――その後、メディアにも出演して活躍されていますね。

「ちょうどその頃、テレビ番組の“いたずら心のある似顔絵コンテスト”のオーディションに参加したんです。ちょっと悪意のある似顔絵を描く企画だったので、亜土さんに憧れていたぐらいだから、そういう絵を描く人だと思われてしまうのが嫌で応募をためらっていたんですが、“一生で1回ぐらいベッキーさん(※番組コーナーに出演していた)に会いたくない?”って母に勧められたんです(笑)。最初、野村沙知代さんを湯婆婆みたいなタッチで描いて挑戦したんですが落選してしまって。そこから悔しくなって本気のスイッチが入って、3回出場してグランプリをいただきました。その似顔絵を見て下さったTVプロデューサーさんの繋がりで、その後イラストの仕事が続いて行きました」

――そこからあえて今、芸能事務所に所属しようと思ったのはなぜですか?

「報道番組『みのもんたのよるバズ!』の似顔絵コーナーにレギュラー出演していたんですが、元々表に出るのがあまり得意なタイプではなかったですし、激論を戦わせる番組だったので、タレントさんたちの勢いに圧倒されて、“私はこの世界に向いていない”と思って、悩んだ末に、番組終了を機に一旦メディアには出ずに、絵に集中することにしたんです。デザイン系の会社に就職して働くなど、新しい経験をするなかで、だんだんと本当に自分がやりたいことが見えて来て。自分のオリジナルキャラクターを作って、軽井沢のお店にグッズを置いていただいたりという活動を地道に始めたんです。そうすると、もっと認知度を上げることが必要だな、やっぱりメディア出たほうがいいなと思い始めて。年齢的にもこれが最後のチャンスだと思って、勇気を出してオーディションに応募したんです」

――デビューに登録して事務所を探したそうですが、リップを選んだのはどうしてですか?

「29歳、30歳でも応募できる事務所で、活躍されている方がいる事務所に応募しました。先に別の事務所で契約の話が進んでいたのですが、そこではイラストレーターとしての所属というお話だったので辞退して。リップさんに改めてご連絡をしたら、快く面接を手配してくださいました。そこで、亜土さんのようにタレントとイラストの活動の両方をやりたいという意向を伝えて、これまでの似顔絵などの作品も見せたところ、“バラエティーでもいけると思うから、ぜひ一緒に頑張っていこう”とマネージャーさんが言ってくださって、お話がまとまって、所属することになりました」

――所属してまだ間もないところですが、今後の夢や目標を教えていただけますか?

「似顔絵検定一級の資格を持っていて、面白い似顔絵を描くのが得意なので、その特技を活かしてバラエティーにもどんどん挑戦して認知度を上げていきたいです。現在も絵を描きながらパフォーマンスをする動画をコツコツTikTokにあげているので、絵を武器に人を楽しませることのできるアーティストとして“令和のあどちゃん”みたいに言ってもらえるようになるのが芸能界での夢です」

――では最後に、この世界を目指すデビューの読者に向けてのエールをいただけますか?

「私、デビューこういう記事読みました! 自分がそれに出るって思うと不思議な感じですね。私はオーディションを受けた中でも相当年齢が上だったと思うので、いくつでも遅くないと思います。自分では見い出せなかった自分の良さも、オーディションを受けた時に初めて学ぶこともあるので、例え受からなかったとしても、オーディション受けること自体が自分にとっての学びになったり、将来にすごくプラスになると思うので、自分に自信が無くてもとにかく応募してみたらいいと思います」

■小彩楓(こいろ・かえで)プロフィール

幼少期に水森亜土に憧れアートの道を志す。美大に進学すべきか相談するため、自ら水森亜土に会いに行き大学進学はしないことを決意。水森の事務所でアルバイトをしながらフリーランスで活動を開始した。「笑っていいとも!」の似顔絵コーナーに出演しグランプリを受賞。報道番組「みのもんたのよるバズ!」にレギュラー出演し、似顔絵コーナーを番組終了までの2年半務めた。
1993年4月12日生まれ、神奈川県出身
スリーサイズ/T:151 B:84 W:56 H:85.5
血液型/A型
趣味/ボートレース・ゴルフ(ベスト84)
特技/似顔絵(似顔絵検定1級)

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