「初めての感覚」福原遥、“一発本番”でチャレンジしたドラマ撮影を回想「緊張もありました」

女優、歌手、声優の福原遥が25日、都内で行われたショートドラマのコンペティション「ショードラアワード2024」の授賞式に出席。昨年出演した“縦型ショート動画”のドラマ撮影を振り返った。

「ショードラアワード」は、TikTokへの投稿にハッシュタグをつけるだけでエントリーできる動画コンテスト。“縦型ショート動画”の持つ身近さや、ドラマの持つ物語性を通して、次世代のクリエイターやスタータレントの発掘、新しい動画の表現方法の開拓を目指す。13歳以上で、TikTokアカウント持っていれば誰でも参加することができる。優秀作品の中から大賞（1組）、バズリ賞（1組）、出演者賞（複数組）、クリエイター賞（複数組）、風評被害クラウド賞（1組）5つの部門で表彰が行われる。壇上には福原のほか、畑芽育、上田慎一郎監督、品田英雄、森香澄（司会）も登壇した。

福原と畑は、昨年、本アワードに関連する「ショードラプロジェクト」のTikTok連続ドラマ『みつめてそらして』に出演。同作は全8話のオムニバスドラマとなっており、それぞれのキャストを主観でワンカットにて撮影するユニークな内容となっていた。福原は同作の撮影を振り返ると、「短い時間でストーリーがどんどん展開するのが面白かったです。初めての感覚でした。でも一人芝居だったので難しかったです。お客さんに、飽きずに見てもらうために早口でセリフを言ったり、一発本番で緊張もありました」と話す。

撮影自体は、「自由にやらせてもらいました」と述べ、「自由に演技をした後に、監督に『ここはこうしてみようか』って声をかけられたり。監督といろんなことを話し合いながら撮影した記憶があります」と振り返る。TikTokについても、「普段から楽しんでいるので、こういった場に立たせていただいて光栄です。私もいろんな役をこれから丁寧に演じながら自分の色をもっと出していけたらいいなと思います」と述べた。

また、大賞の発表ではプレゼンターも務め、大賞を受賞した「ウミガメごっこ」に対して、「最初見た時はどういうことだって。何回も見ていくうちにそういうことだったんだって。ミステリー感覚で楽しめる作品。今後の作品も楽しみな気持ちになりました」とエールを送った。

畑も縦型動画の世界に興味津々で、「テンポ感の重要さが改めてわかりました。動画で自分に惹きつける力が必要だと思いました」と感想を述べる。その後、「縦型動画の未来」をお題にトークを行う中、上田監督が畑について、「もし畑さんを主演に縦型ドラマを撮るならどんな作品にしたいですか」と質問される一幕があったが、上田監督は、「推理物とかやりたいなと思いました」と回答。「普段はすごくおっとりしてるけど、事件が起きたら2分くらいでバババッと推理をしてしまう。そんな役が面白いなと思います」と自身のアイデアを披露し、畑を、「ぜひぜひ！よかったら企画してください。（縦型動画は）可能性が無限大にあります。色々できそうですね」と感激させていた。

畑は、「今、どの現場でもTikTokの撮影が頻繁に行われています。私も最近は美味しいご飯を食べたい時に、飯テロ系の動画を見たり、コントっぽいのを見たりしています。グルメ系はつい指が止まります。1時間、2時間が勝手に過ぎていることがあります」とTikTokの魅力を紹介。集まったクリエイターに対しても、「今後皆さんとお仕事を一緒にしていきたい」と話してエールを送っていた。

なお、今回の授賞式では、クリエイター賞は鈴木朝代、出演者賞は大関れいか、倉本琉平、奏羽茜、辻香音、風評被害クラウド賞はたかみち店長／みんなのたかみち、バズリ賞は「毎日はにかむ僕たちは。」、大賞は「ウミガメごっこ」が受賞した。