

【漫画】戦時中に夫婦だった2人が、令和の現代で再会する…新感覚ラブコメに「全人類読んで」「なんだこの尊い話は」と反響

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、紬音ユユさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「戦時中夫婦だった二人が令和で出会っちゃったお話」だ。3月1日時点で4万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の紬音ユユさんに制作の背景を伺った。
令和の時代に前世で一緒だった夫婦が再会!
戦争が繰り広げられている昭和20年。
本郷菊一郎と本郷初江は夫婦だったが、26歳と18歳という若さで命を落とした。
時を経て、令和の時代。
そんな若夫婦の記憶が飛行機の轟音がきっかけで高校生の日向菜月と元木修一の元に湧き上がる。
学校ですれ違い、「……初江?」「菊一郎さん………!?」と驚く2人。
するといきなり菜月に手をあげる修一。驚く菜月に「お前俺が知覧に行った後自害したやろが!?」と菊一郎の記憶で初江に手をあげたのだ。初江の記憶を持つ菜月も「早う死ねば生まれ変わった菊一郎さんとまた一緒になれると思てんもん…!!」と想いを明かした。
湧き上がる前世の記憶と、今世の感情などが混ざり合って混乱し、つい口喧嘩になったり素直になれない2人。
今作は、そんな2人のラブコメストーリーだ。
コメディ要素がある中にも作者・紬音ユユさんが戦時中のことを取材をして描かれていることにより、学びになるポイントが多いのも魅力のひとつ。
実際に作品を読んだ人からは「全人類読んで」「これはやばい無茶苦茶刺さる」「なんだこの尊い話は」「なかなか引き込まれるなこれ」「最高やこれは…」「難しい設定なはずなのにすごくわかりやすく引き込まれる…すごい」といった反応があがっている。
今回は、作者の紬音ユユさんに詳しいお話を伺った。
作者・紬音ユユさんの創作背景とこだわり
――「戦時中夫婦だった二人が令和で出会っちゃったお話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
転生ものでラブコメを描いてみたいなというのはずっと思っていました。
最初の構想は、前世で叶わなかった二人の夢を現代で楽しく叶えて行くお話のつもりだったんです。
しかしキャラクターの立場に立てば立つほど、どうしても「現代で普通に暮らしていたのに、そんな簡単に辛い前世の記憶を受け入れられる訳がない」という想像が強くなってしまって。
なら逆に、簡単に受け入れられない主人公たちの葛藤を描いてもいいのではないかと。
戦時中を前世に選んだのは、私自身が昭和前期文化に興味があったからで、物資も技術も足りない時代に、当時の人々がどんな風に暮らしていたのかなど、一度深く知りたいと思っていました。
実際に戦争に引き裂かれたご夫婦も多かった事を、取材をする中で改めて知りましたし、その方々もまた相手に会いたいと願ったかもしれないと思うと、胸の奥がギュッとなって、ラブコメには難しい題材でも、もう時代設定を変える気にはなれませんでした。
――「戦時中夫婦だった二人が令和で出会っちゃったお話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
私自身がこれまでそうだったのですが、戦争が関わるというと、重たい話を覚悟して、しんどくてなかなか読めない…という方は少なくないと思います。
そういう層の方にも気負わずに読んでもらえて、当時の文化や歴史に少しでも触れて頂けるラブコメにしよう!というのは、ずっとこだわっていました。
無茶だろって、何度も思って何度かくじけかけました(笑)。
それでも軽々しく扱える時代背景ではないので、実際に特攻隊が飛び立った地域や資料館に足を運んで、語り部さんに話を聞いたりと取材なども行いました。
戦後からもう80年近く経とうとしている中、当時を知る方々が少なくなっていく中で、僅かでもその時代の事を記憶に残して行く事が、平成・令和と現代を生きる人間の出来る事かなと思っています。
当時を解説したおまけコーナー・「夫婦昭和見聞録」はそういう思いも込めて描いております。
戦時中の文化面に気軽に興味を持っていただけるきっかけになれば嬉しいなと思います。
――今回SNSで多くの反響がありましたが、読者の声で特に印象に残っているものがあればお教えください。
本当にたくさんのお言葉を頂けて、全てありがたく拝読しました。
記憶の葛藤についての感想を頂けたのは特に嬉しかったです。
自分だったら正気じゃいられないだろうなと思いながらも、読んだ方はどう捉えるだろう?と常々疑問に思っているので、お声を聞けてありがたいです。
あとは、重い話なのに読みやすいとか、豆知識が面白いっていうのも、こだわって描いた甲斐があってとても嬉しいお言葉でした。
――紬音ユユさんが普段漫画を描く上で大切にしていることはありますか?
まだまだ修行途中ではありますが、表情の機微は大事に描きたいと思っています。
ちょっとした嫉妬、ちょっとした迷い、そんなわずかな感情の動きを表情にも出せるようにと思って日々描いております。
読みながら同じ表情になってしまうような、そんな感情表現が出来るように精進したいです。
――紬音ユユさんの今後の展望や目標をお教えください。
この作品は、とある連載権チャレンジで読者数が届かず、連載が叶わなかったものなので、今こうしてたくさんの方に読んで頂ける事が本当に信じられないくらいありがたいです。
菜月と修一がどうなるのか、その完結まで描いていきたいと思っております。
他の作品にも積極的にチャレンジしていきたいです。
――最後に紬音ユユさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んで下さる皆様、広めて下さった皆様のおかげで、さらに多くの方に読んで頂く機会を得られました。
いつも本当にありがとうございます。
他にも色々描いていますので、そちらも読んで頂けたら嬉しいです。
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