たけうちほのか 撮影/松山勇樹

“竹内涼真の妹”たけうちほのかが語る苦労時代「芸能の仕事が全く24歳で学童保育のバイトを」

2024.02.24 06:03
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昨年、『ゴッドタン』(テレビ東京)の企画「第2の松丸オーディション」で、芸人さながらのお笑いスキルを発揮して見事に優勝、一躍脚光を浴びた、たけうちほのか。かつては“竹内涼真の妹”と紹介されることも多かったが、今やバラエティに引っ張りだことなり、着実に知名度も上がっている。実はブレイクまで数年かかったという彼女の、知られざるキャリアに迫る(前後編の前編)。

──小さい頃からバラエティに触れる機会が多かったそうですね。

たけうち お父さんがバラエティ好きで、小学校低学年ぐらいから、よくコント番組を見ていました。世代的には『はねトび(はねるのトびら)』(フジテレビ)ですけど、お父さんが若いときに見ていたバラエティも大好きで。毎週金曜日はお笑いのDVDを借りてました。

──昔から家庭や学校でも明るいタイプだったんですか?

たけうち 竹内家はみんな明るくて、3兄妹(※兄が俳優の竹内涼真、弟が歌手の竹内唯人)とも周りを盛り上げるタイプでした。学校でも大体、グループの真ん中にいましたね。

──早くから芸能界に憧れはあったんですか?

たけうち 全くなかったですし、兄弟もそうだったと思います。3人とも大人になってから、芸能のお仕事を始めていますから。

──高校卒業後は美容系の専門学校に通ったんですよね。

たけうち お母さんが美容のお仕事をしていたので、他にやることも見つからないし、私の高校から同じ美容専門学校に行く子も多かったので選びました。本当は保育士になりたかったんですけど、成績が悪かったので大学は無理というのもありました(笑)。ただ在学中にSNSをやっていたんですけど、お兄ちゃんがバラエティで兄弟の写真を出したときに、「妹かわいい」みたいな感じでバズって、インスタグラムのフォロワーが一気に増えたんです。そのタイミングで前の事務所にスカウトしていただいて、芸能界入りしました。

──就職活動もしたんですか?

たけうち 一応しました。内定ももらったんですけど、そのタイミングで芸能活動が始まって。副業ができない会社だったので、芸能を選びました。

──興味のなかった芸能界に、どうして入ろうと思ったのでしょうか。

たけうち お金です(笑)。言い方は悪いですけど、インスタに写真を投稿してお金をいただけたので、二十歳の私からすると、すごくキラキラして見えたんです。実際、PRやタイアップをバンバンやって、二十代では考えられないぐらいの金額を稼いでいました。並行してモデル活動もしていたので、今よりも給料は良かったです。

──金銭感覚が狂っちゃいそうですね。

たけうち 実際に狂っていました。いまだに金遣いは荒いほうです……。

──PRやタイアップだと、戦略的に投稿する必要がありますよね。

たけうち そこは事務所の方と話し合って、お仕事としてインスタグラムをやっていました。最初は苦じゃなかったんですけど、性格的にやれって言われるとやりたくなくなっちゃうんです。それでインスタが嫌になって、それまでは1日3件ぐらい投稿していたのが、仕事以外の更新をしなくなっちゃって、よく事務所に怒られていました。プライベートでインスタをやってたときは、好きな写真を載せていたんですけど、タイアップとなると撮影方法を細かく指示されるので、嫌になってきちゃうんですよね。自由な性格なんで、指示されるのがとにかく嫌で……。

──インスタグラマー同志で横の繋がりはあったんですか?

たけうち ぼちぼちありましたけど、そこまで新しい友達を作るタイプじゃないので、積極的ではなかったです。

──モデル活動のほうはどうだったんですか。

たけうち 雑誌や広告の仕事をいただいていましたけど、撮られることが苦手なんです。今もそうなんですけど、ずっと恥ずかしいと思いながらモデルの仕事をしてました。

──当時からバラエティに出たい気持ちはあったんですか?

たけうち 芸能界に入ってから、芸人さんとお仕事がしたいと思うようになりました。それまでは私なんかが、芸人さんとお仕事できる立場じゃないと思っていたんです。というのもオタクまでは行かないですけど、高校時代はヨシモト∞ホールに毎週通うぐらいお笑いが好きで。当時はニューヨークさんの漫才を目当てに見に行ってたんですけど、他の芸人さんもチェックするようになって。だから芸人さんへのリスペクトが強いんです。今、過去にヨシモト∞ホールで見ていた芸人さんと共演することもあるので、すごいことだなって思います。

──2020年4月から昨年3月までの3年間、『CULTURE RADIO via TOKYO』(ZIP-FM)でナビゲーターを務めましたが、これはどういう経緯で決まったんですか。

たけうち 芸人さんのラジオを聴くのも好きだったので、事務所に「ラジオをやりたい」って伝えていたら、「名古屋のZIP-FMで新番組のオーディションがあるから受けてみないか」というお話があって。名古屋まで行って受けたら合格して、もともと1年間の出演だったんですけど、評判が良かったのか、3年務めさせていただきました。

──ラジオでトーク力が磨かれたところはありますか?

たけうち だいぶありますね。澤田修さんというベテランの方と二人でナビゲーターを務めて、毎週ゲストが来て話を掘り下げていく内容だったんですけど、言い回しや使っちゃいけない言葉を教えていただきましたし、かなりイントネーションも正されて、すごく勉強になりました。1回目のゲストがコシノジュンコさんだったんですが、その後もゲストは著名人ばかりで、ちゃんとした番組だったので言えないことが多過ぎて……。だからラジオの契約が終わって、テレビのバラエティに出たときに爆発しちゃったんです(笑)。

──バラエティで爆発するまでは、かなりの時間を要しましたよね。

たけうち かかりましたね……。ラジオ以外、芸能の仕事が全くなかったので、もともとやりたかった仕事をかじってみようかなと思って、24歳のときに学童保育のバイトを始めました。そこで2年間ぐらい働いて、児童指導員の資格も取りました。

──その時期に、お兄さんが竹内涼真さんというのは公表していたんですか?

たけうち 前までは、公の場では言わないようにしていました。ただインスタのフォロワーが増えたきっかけがお兄ちゃんなので、「竹内涼真の妹だよね」と言われることもありましたし、比べられることも多くて落ち込むこともありました。

──ブレイクの兆しがない中、児童指導員としてやっていくという選択肢を考えたこともありましたか?

たけうち 資格を取ってから一年間、目立った結果が出せなかったら、児童指導員に絞ってもいいかなと考えました。子どもが大好きで、お仕事も楽しかったですからね。一方で、ここまで芸能活動を続けてきて、このまま辞めるのもどうかなという気持ちもありました。

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