

グラビア暗黒時代を乗り越え…桐山瑠衣が16年グラドルを続けられた理由
2007年、高校2年生でグラビアアイドルとして芸能界入りし、デビュー16年目の今もコンスタントにイメージDVDをリリース、今年1月にはデビュー15周年記念写真集『Applause』(徳間書店)を刊行するなど、常にグラビア界の第一線を走り続ける桐山瑠衣。20代のときに一度は「辞めようかと悩んだ」というが、それでも続けることでグラビア界で唯一無二のポジションを築いてきた。現在はフリーランス、“緩く頑張る”と語る彼女に、15年のグラビア人生を振り返ってもらった。(前後編の後編)
――2016年からフリーランスになりますが、自ら営業することはあるんですか?
桐山 有り難いことにないのです(笑)。イメージDVDに関しては、制作会社さんに全てお任せして、イベントや写真集につながる営業となっています。
――イメージDVDのメーカーも古くからやっているところが多いですよね。
桐山 16年間、イメージDVDを撮っていただいていますが、ほぼメーカーさんは変わってないです。現場の監督さんやカメラマンさん、ディレクターさんの顔ぶれも同じなので、制作会社の方と高齢化問題のお話をすることもあって。どんどん新しい女の子は入ってきているけど、撮れる人がどんどん減ってきているんですよね。
――フリーランスのメリット、デメリットをそれぞれ教えていただけますか。
桐山 一番のメリットは、人に期待しなくていいこと。事務所に所属していたときって、勝手に私が期待をしていたから、「どうして動いてくれないの」って考えてしまっていたんです。でも今は自分でお仕事もスケジュールも決められるし、全てが自己責任なので人間関係で疲れることが一切ないです。
デメリットは、現場での交渉を自分ですることぐらいですかね。こちらからお金の面をしっかり伝えなければいけないですから。今はなくなりましたけど、過去には事前にギャラを教えてもらえないとか、こちらから催促しないとギャラを出さないとかがありました。
――周りに信頼できる方が多いんですね。
桐山 それは大きいですね。私はグラビアアイドルの中でフリーランスになったのは早い方なんですが、本当に人に恵まれていて、それが一番の強みでもあります。何か困ったことがあったときに、手を差し伸べてくれる方がたくさんいらっしゃるんです。
――イメージDVDで着る衣裳も、桐山さんが事前チェックをするんですか。
桐山 はい。その辺はありがたいことに、よく仕事をするメーカーさんばかりですし、制作会社さんも私の意向を把握してくださっているので、安心してお任せしています。――この15年で露出の面で変化はありますか。
桐山 イメージDVDに関してはないです。今回出した写真集『Applause』は、露出で言うと、かなり高いですけど、紙だからこそできる表現だったところもあって。言ってしまえば、私の中で露出ってそこまで特別なものではないんですよね。ただ、全てを見せずに、見る人を魅了するのが、表現だと思うんです。
――一時期、グラビアの表紙巻頭を飾るのはグループアイドル一極集中という時期もありました。
桐山 私たちグラビアアイドルにとっては暗黒の時代ですね(笑)。不景気で雑誌がどんどん休刊になったのもあって、紙媒体でグラビアをやっているのは売れている子たち。デジタルをやっているのは新人の子たちばかり。それ以外の子は、紙媒体の僅かな企画グラビアを争うような状況でした。
そのときから私はデジタルもやっていたんですが、紙媒体から上手くデジタルに移行できた子が今も生き残っているんですよね。そういう意味でも私はラッキーでした。
――今は再びグラビアアイドルも紙媒体の表紙・巻頭を飾っていますが、そういう状況が戻ってくるかも分からない状態で不安はなかったですか?
桐山 何も考えずにグラビアアイドルを始めた私が、今さら不安になると思いますか(笑)。
――とはいえ、あの時代の荒波を乗り越えたのはすごいことです。
桐山 私の場合、サーフボードでガーッと波を乗り越えたわけではなく、ゴムボートでプカプカと浮いていたら、ラッキーなことに陸地に着いたみたいな(笑)。グラビアアイドルを続けていく上で一貫していることがあって、“緩く頑張る”と決めているんです。
たとえば富士山に登りましょうってときに、早歩きをしたから良いわけじゃなく、途中で疲れて座り込んだり、高山病になってリタイヤしたりする可能性もある。でも、ゆっくりゆっくり登っていけば、いずれは頂上に着きます。目的地が一緒なら、それでいいと思うんです。
――今も3ヶ月に1枚、年間4枚のペースでイメージDVDをリリースしていますが、2019年の『インパクトJ』では、とあるイメージDVDランキングで1位に輝きました。その時点で、デビューから10年以上経っているので、すごいことです。
桐山 あのときは私もびっくりしました。しかも表1で着ているデザインニプレスは今も流行っていますけど、そのひとつのきっかけになったのが『インパクトJ』と教えていただいて。人生、何が起きるか分からないです。――いまだに新作のイメージDVDをリリースすると上位にランキングされますしね。
桐山 常に最高の作品を上書きできるよう、工夫し、緩くがんばっているつもりではあります。ファンの方々に、「出続ける限り、フルコンプで全部集めたい!」と言っていただけているのもとても嬉しいです(笑)。目指すはグラビア界の『こち亀』です。
――“緩く頑張る”とのことですが、今後やりたいことはありますか。
桐山 『Applause』が普通の写真集と違うところは、藤沢とおるさん、江川達也さん、麻宮騎亜さんなど、総勢9名のトップクリエイターさんが、それぞれの世界観で桐山瑠衣を描いてくれたんです。私はアニメやマンガが大好きなので、自分でオファーさせていただいたんですが、そうやってクリエイターさんとグラビアアイドルのコラボを私発信で増やして、大きいイベントを開催できたらなと思っています。
グラビアの子たちは、どんどんお仕事が減ってしまっている状況なので、グラビアの火を消さないように、私自身も頑張っていきたいです。直近の目標だと、現役でグラビアアイドルをやっている方で、一番イメージDVDを出しているのが熊田曜子さんなんです。だから熊田曜子さんのリリース数を超えられるように頑張ります!
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