

「PRODUCE 101 JAPAN」出身の中本大賀が見つけた新たな目標「日本での先駆けになる俳優に」

パフォーマンスユニット「円神」のメンバー、そして俳優としても活動する中本大賀が「おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON」にF6のカラ松役で出演中。
歌やダンスの技術を磨きながら、まだ経験の浅い芝居にも真っすぐに向き合い、自身の可能性を広げている中本。「芝居をしているときが一番楽しい」と語るほど夢中になっている、俳優業の魅力やターニングポイントについてなどを語ってもらった。
レッスンと勉強漬けの日々で出会った“青春高校”
――現在、ユニットと俳優の2軸で活動の幅を広げている中本さんですが、どのようなきっかけから芸能界に入ったのでしょう?
アイドル活動をしている妹が出演した「2017神宮外苑花火大会」を見に行ったことがきっかけです。そのイベントにはTHE RAMPAGEさんも出演されていたんですけど、皆さんのパフォーマンスが本当に輝いていたんです。
特に、ボーカルの川村壱馬さんがとてもキラキラしていてまぶしくて。その瞬間に「自分もこの人と同じステージに立ちたい」と思って、次の日からダンスレッスンに通い出しました。だから、今も一番に憧れている人は川村さんなんです。
――ライブの翌日からすぐに動き出すというのは、それほど印象に残るパフォーマンスだったんですね。その後はレッスンに励みながらオーディションを受けていたのですか?
いえ、当時は高校生だったので、なかなか芸能活動に本腰を入れることができなかったんです。学校の勉強も手を抜かずにやりたいと思っていたので、レッスンと学業を並行してやるのは想像以上に大変でした。
でもある日、偶然「青春高校3年C組」(テレ東)のオーディションを見つけたのが大きな転機でした。学校では勉強ばかりでまったく青春っぽいことができていなかったから、今の僕にピッタリだと思って応募したら出演が決まって。
今の活動の入り口になった番組ですし、なにより“青春高校”に入って、実際の高校生活ではできなかった青春を取り戻すことができたので、この番組には本当に感謝しています。
和田雅成の後を継ぐ大役にプレッシャーも
――俳優としての仕事の楽しさややりがいはどこに感じていますか?
もちろん歌とダンスも好きなんですけど、僕は今、お芝居が一番楽しいです。たぶん、まだ経験が浅いからこそ、いろいろな発見があって新鮮な気持ちでやれているのかなと。さまざまな人物を演じられるのもそうですし、作品によってご一緒する役者さんも違いますし、自分の成長につながっているなと感じています。
――舞台「おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON」で演じるF6のカラ松は、オーディションのときから熱望されていた役だとか。
そうなんです。僕はもともと「おそ松さん」(テレ東ほか)のアニメを見ていたんですけど、そのときからF6のカラ松のことを格好いいなと思っていて。男が憧れる格好よさというか、カラ松には男気を感じるんですよね。アニメでも、カラ松が道にいる人らを全員吹き飛ばすというシーンがあるんですけど、スーパーヒーローみたいな印象を受けました。
――その熱い思いが伝わって、カラ松役を射止めたんですね。
オーディションで「どの役をやりたいですか?」という質問をされたんです。他の参加者の方々は「自分に合う役で」とか「どの役でもやりたいです」とおっしゃっていたんですけど、僕は「カラ松をやりたいです!」と伝えました。それがよかったのかは分からないですけど、本当にやらせていただくことができてすごくうれしいです。
――F6のカラ松といえば、「ブスども!」というお決まりの掛け声がありますが、それを中本さんがどのように表現するのかも見どころの一つになりそうです。
先代キャストの和田雅成さんが本当にカラ松をドンピシャに演じていらっしゃったので、正直、プレッシャーも感じています。でも、新しいシリーズになったということは、やっぱり先代を超えていかないといけないとも思いますし、不安だらけですが精いっぱいやらせていただこうと思っています。
あと、実は僕「円神」では“番長担当”でオラオラしているんですよ、こう見えて(笑)。もちろん、プライベートのキャラはまったく違いますけど、「円神」としての活動のときはそういうスイッチが入るというか。だから、オラつくことに関しては任せてください!
“プデュ”、つかこうへい作品から得たものとは?
――中本さんは芸能活動をスタートしてから約5年になりますが、ご自身でこれがターニングポイントになったと感じる出来事はありますか?
やっぱり、「PRODUCE 101 JAPAN」というオーディション番組に出演させてもらって、韓国で練習生期間を過ごしたことですね。他の練習生たちと共同生活というものも初めて経験しましたし、携帯もなく、歌とダンスに真剣に向き合う時間しかない、という状況でした。
とにかく練習の日々で、韓国のアイドルにとってはこれが当たり前なんだということを身をもって知ることができましたし、練習することの意味や大切さを学びました。
俳優の活動としては、つかこうへいさんの「蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く」に出演させていただいたことが大きかったです。全キャストが身を削りながら全ての感情をステージ上でさらけ出していて、あの作品に触れたときは本当に痺れました。
あのときの芝居はやばかったなと、今でも思い出すくらい、ずっと忘れられない作品になると思います。当時は主人公の弟役として出演したのですが、いつか同じ作品で主人公を演じてみたいです。
――では、自分で感じている俳優としての課題をあげるとしたら?
今は舞台に出演させていただくことが多いので、舞台でのお芝居の仕方に慣れてしまっていて、映像作品のときに、芝居が大げさになっていると注意されることがあるんです。映像作品ではナチュラルさを求められて、舞台ではオーバーさを求められる。そこの切り替えに苦戦しています。
あとは、芝居における発声の基礎的な部分も、自分には足りていないと感じますね。ただ、“リアルな芝居”を追求するなら、発声方法を知ってしまうことでリアルではなくなってしまうんじゃないかなとも考えていて。そのラインを見極めるのがすごく難しいです。
――最後に、中本さんが描く将来のビジョンを教えてください。
グランドミュージカルに出ることです。一番好きなのは芝居ですが、自分の武器は歌なので、好きなものと武器の両方を生かせるのはやっぱりミュージカルなのかなと。今年はオフ・ブロードウェイ作品にも出演させてもらいましたが、どんどんレベルアップしてグランドミュージカルにも出演できたらと思っています。
ブロードウェイ作品って海外特有の面白さや楽しさがあって、そのノリが僕はすごく好きなんですよね。だから、その価値観や魅力をもっともっと日本に浸透させていけるように、その先駆けとなる俳優を目指したいです。
◆撮影=渡会春加/取材・文=榎本麻紀恵/ヘア&メーク=田中宏昌/スタイリスト=齋藤良介
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