爆笑問題・太田光、ジャニーズ広告起用見送りに持論「全部企業の対応は受け身になっている」
2023.09.17 11:01
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お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が17日、TBS系情報番組「サンデー・ジャポン」(日曜あさ9時54分~)に生出演。ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、所属タレントの広告起用の見送りが続いていることについて持論を展開した。
太田光、ジャニーズ広告起用の見送りに持論
この日の放送では、7日の事務所会見以降、大手企業が相次いで所属タレントの広告起用を見直す方針を発表していることについて取り上げた。太田は「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が“取引を直ちに停止は希望しない”といった声明を出したことを挙げ、「今企業側にそういった声を届けるのは難しい」と推測。「当事者の会」がそのように声明を出すのは「今現役のジャニーズに自分を重ねているから。『夢を追っていっている人たちの職業を社会から排除すべきではないんだ』っていうことをたぶん彼らも感じて、『もしかしたら同じ被害を受けている可能性がある人たちを社会から排除しないで欲しい』っていう思いもある」としつつ、「企業にその声が届くかっていうと、僕はなかなか届かないと思う。それはなぜかっていうと、企業が見てるのは彼らの声じゃなくて、海外。国際的にどう思われるか。それは結局は今までと同じように、彼らの声を拾い上げるんじゃなくて、海外の声を見ているように僕は思う」と持論を展開した。
また、ジャニーズ事務所の会見後に広告起用の見送りが続いている事態については「あれはジャニーズが『加害があった』っていうのを認めたから、だからそうなるんだけど。あの時にもし東山(紀之)さんなり、なんなりが(性加害を)認めていなかったら、未だに契約が続いていた可能性がある。そうすると、『企業が言っている人権ってなんなんだろう』って(思う)」とコメント。過去にも、ジャニー喜多川氏の性加害が裁判で取り上げられていたことにも触れ「本来だったらもっと前に、『疑いを晴らさなければ、契約は継続できませんよ』といったこともやれたはず」と語り、“企業に消費者から問い合わせがきており、対応しなければいけない”といった状況もあるとした上で「全部企業の対応は受け身になっている。そうすると、今までジャニーズ以外の人たちを標的にしていた排除の仕方が、今度はジャニーズタレントを標的にするってことも、逆転しただけで同じことに繋がってしまう。『人権』に浮ついたものを感じる」と自身の考えを語った。
太田光、現状は「あべこべの状態になってる」
また、「今の状態って、ちょっと見方を変えると、色んなスポンサーや企業は『ジャニーさんが生きていて、性加害が起きていて、その事実を確定しているときは契約を結んでいた』けど、『その人が亡くなって性加害も認めて、それを今度やり直しますっていうときには契約を切る』っていうあべこべの状態になってる」とも語った太田。「東京オリンピックの直前なんかでも色んな人を排除してきた、これは日本社会が繰り返してきた私刑みたいなことっていうのがある」と続け、「やっぱりこれは司法の場で『この事件が一体なんだったのか』っていうのを秤としてやっていく必要があるのでは」と伝えていた。ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は9月7日の会見で、初めてジャニー氏の性加害があったことを認め謝罪。藤島ジュリー景子現社長の引責辞任、東山の新社長就任を発表した。13日には、同問題に関する被害補償及び再発防止策について、「再発防止特別チームからの提言に従い、被害者救済委員会を設置するとともに補償受付窓口を開設いたします」とし「この被害者救済委員会の判断に従い被害者に対する金銭補償を行います。また、弊社は被害者の方々との対話を進める所存です」と説明。そして、「皆様にご迷惑をお掛けしている事柄につきましては加害者である故ジャニー喜多川と弊社の体制に原因がございます。弊社は失った信頼を回復できるように全力を注ぐととともに、今後1年間、広告出演並びに番組出演等で頂く出演料は全てタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は頂きません」と報告していた。
なお、ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、広告起用の継続については各社で対応が分かれている。(modelpress編集部)
情報:TBS
【Not Sponsored 記事】
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