みとゆなにインタビュー

“Z世代が注目”みとゆな、現役学生にメッセージ「SNSは安全に楽しく使ってほしい」

2023.08.04 08:30
みとゆなにインタビュー

2023年「流行予想ランキング」のタレント部門で1位を獲得し、「第10回日本制服アワード」グランプリ受賞など、Z世代を中心に注目を集めるインフルエンサー・みとゆなが、ドラマ「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」(毎週土曜昼2:30-3:00、日本テレビ)に出演している。

同ドラマは、松岡茉優の主演ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)と同じ鳳来高校が舞台の青春ストーリー。余命1年を宣告され、有限の時間で生きる女子高校生・伴ひかり(畑芽育)の人生を描く。

みとゆなが演じるのは、ひかりの生き方に引かれ成長するクラスメート・鍋島聖衣良。本作の見どころやSNSとの向き合い方、活動のモチベーションなどを語ってもらった。

俳優業への挑戦「活動の幅を広げたい」

――撮影現場の様子を聞かせてください。

タイトルに“ラストダンス”とあるように、クランクインする前からダンスの練習をたくさんしていたんです。ダンスレッスンの時点で共演者の皆さんとは距離が縮まっていって、現場入りする頃にはもう仲が良い感じで、その後もさまざまなシーンの撮影を通して、日に日に仲良くなっていきました。

――今作への出演はオーディションで決まったとのことですが、参加しようと思った経緯を教えてください。

去年、SNSドラマで初めて演技に挑戦しました。それまで演技に関心があったわけではないんですが、「やるならちゃんとやりたい」と演技の練習を組んでもらったんです。それで、SNSドラマの撮影が終わった頃には、演技への抵抗があまりなくなっていました。高校も卒業したし、今後は自分の活動の幅を広げたいという思いもあって、今回のオーディションを受けることにしました。

今回、こうして連続ドラマへの出演の機会を頂けたので、演技は今後もやっていきたいです。ただ、インフルエンサーとしての私が原点とは思っているので、女優一本というよりは、私の中の一つのコンテンツとしてお芝居ができたらいいな、と考えています。もちろん、お芝居のお仕事も120%全力で毎回ぶつかっていけるようにしたいです。

――共演者の方の印象はいかがですか?

皆さん同年代でいろんな話をしてくれるので、私も溶け込めやすかったです。楽しい中でもお芝居には本気で真剣に向き合っていて、とても勉強になります。

「私は負けず嫌いなんだな」と聖衣良から教えてもらった

――みとゆなさんが演じた鍋島聖衣良もインフルエンサーという役どころですが、ご自身と重なる部分もあったのではないでしょうか?

すごくありました。SNSをやっているということもそうですが、性格的にも重なるんです。聖衣良はやりたいと思ったらそのまま突っ走っていくような子なんですけど、私も似たところがあります。それから、私は今まで自分を負けず嫌いだと思ったことはあまりなかったんですが、今回の現場で悔しいなと思うことがあって、「私は負けず嫌いなんだな」と聖衣良から教えてもらったような気がします。

――畑芽育さん演じる伴ひかりが、聖衣良にバズる秘訣を尋ねる場面があります。みとゆなさんが思うバズる秘訣とはどんなことでしょうか?

私はそこまでバズろうとはしていなくて、ファンの方がどんなことを喜んでくれるかを考えているんです。ファンの方が「いいな」と思ってくれた動画がおすすめに載って、私のことを知らない人にも届くようなきっかけになればいいなと思っています。

“みともだち”に出会えたのは、SNSがあってこそ

――現代の学生にとって、SNSの存在はとても大きいですよね。

私は高校生の時からSNS活動をしていましたし、事務所にも所属していました。高校に入りたての頃はフォロワーも少なかったですが、現在ここまで私のことを知ってくれて、応援してくれる“みともだち”(ファンネーム)に出会えたのは、SNSがあってこそだと思います。

――SNSは社会問題になることも多いですが、みとゆなさんはSNSを活用していく中で、苦しくなったり、悩んだりすることはありませんか?

私はあまりありません。いろんな現場で私がSNS用の写真を撮っていると「偉いね」と言われることもあるんですけど、私は偉いつもりではなく、ファンの子に見てもらいからやっているだけなんですよね。そういうことを苦痛とは思わないので、SNSに悩まされているようなことは全然ないです。

ただ、今の高校生や中学生はSNSで厳しいことを言われる機会も多いと思うし、一歩使い方を間違えるとたくさんの人を傷つけてしまうこともあるので、安全に楽しく使ってほしいなと思います。

意味の分からない暴言は「スルー」

――SNSで嫌な声を目にすることもあると思います。

なるべく見ないようにはしますが、やっぱり目には入ります。例えば、ドラマに出演して1話が放送された後、私の演技についてネガティブなものがあったとしても「こういうふうに見える人もいるんだ」と受け止めて、逆に「こうしたら良く映るかもしれない」と学ばせてもらえる、一つの意見として捉えるんです。

意味の分からない暴言に関しては、それこそ何とも思わないというか、スルーですね。言ってきたところで何もないよ、という(笑)。

――モチベーションは、「有名になりたい」「注目されたい」というものではないんですね?

そうですね。私の近くにいてくれるファンの方たちに「もっと私のことを見てもらいたい」という思いが一番強いです。みんなにテレビで私のことを見てもらえることがうれしいですし、告知をした時にみんなの反応を見るのも楽しみですね。

“みとゆなポーズ”が生まれたきっかけは?

――“みともだち”になる条件は何かありますか?

ファンの方に「まだゆなちゃんのこと知りたてで、“みともだち”になれるか不安なんです」と言ってもらうことがあるんですけど、なり方なんてないんです。私のことを知ってくれて、「応援したい」とちょっとでも思ってくれたら、“みともだち”だと思います。

――両手で丸を作る“みとゆなポーズ”をまねする方も多いです。これはどういうきっかけで生まれたポーズなのでしょうか。

私のファンマークが緑の丸なので、手で作った丸の中に緑の丸をスタンプなどで当てはめてプリクラや写真を撮ってくれる子が増えてきて、そこからだんだんと広まっていった感じです。

緑はもともと好きな色なのでイメージカラーにしたんですけど、後付けの理由としては、自然の色とか目を良くする色とか、リラックス効果があると言われる緑を、私が身につけたりすることで見てくれている方たちのストレスが軽減されたり、目が良くなったりするような効果が少しでもあればいいなという思いもあるんです。

――後半の理由は後付けなんですね(笑)。

はい(笑)。

――丸にしたのは?

ファンマークには、いろんな絵文字を使う方がいますが、シンプルな緑の丸をつける人はあまりいないと思うんです。葉っぱの絵文字でも木の絵文字でもいいなと思ったのですが、被らなそうでインパクトの強いものにしました(笑)。

たくさんのことに挑戦させていただいてうれしい

――YouTubeの動画でもおっしゃっていましたが、最近は休みも少なく、忙しくされているそうですね。

とてもありがたいことに忙しくさせてもらっています。最近はドラマの撮影があるので朝が早かったりするんです。ハードな時は早朝からの撮影で、家に帰ってくるのが夜中くらい。その次の日も朝が早かったりと家に帰らなくてもいいんじゃないかと思うくらいでした(笑)。

でも、高校を卒業してからの生活に不安もあったので、たくさんのことに挑戦させていただいてうれしいですし、すごく良い経験をさせてもらっています。

――忙しいと健康や美容面のケアも大変そうです。

私は体質的にあまり太ったりはしないんですけど、肌は荒れます。だから、寝れる時にはひたすら寝て、ストレスを溜めないようにしているんです。

――リフレッシュはどのようにしていますか?

旅行が好きなので、このドラマがクランクアップした時には海外旅行に行きたいなと思っています。といっても先の話になってしまうので、週のどこかで一つはモチベーションを作ることが大切かなと思います。この日にお仕事が早く終わったら誰かとご飯を食べに行くとか、この日は実家に帰るとか。そういう少しずつのモチベーションも自分の中では大切です。

――せっかく寝られる時間があるのに遊びに行くんですね。

そうなんです(笑)。私はあまり家にいたくないタイプなので、友達と遊びに行きたいです。

車の免許を取りたい

――「余命1年のラストダンス」にちなみ、みとゆなさんが一年で成し遂げたいことは何かありますか?

車の免許を取りたいんです。本当は6月くらいから教習所に通おうと思っていたんですが、ちょうどこのドラマが決まったので被ってしまいました(笑)。なるべく早く免許を取って、年内に運転できるようになりたいなと思います。

私の実家で犬を飼っているのですが、私の両親が共働きで弟も学生なのでお留守番の時間が長いんです。運転できるようになったら、どこかに連れていってあげたいなと思っています。

――最後に、読者へメッセージをお願いします。

今回の作品は、畑芽育さん演じる、余命一年の宣告を受けた伴ひかりの一年間を描くドラマです。余命宣告をされる作品には、悲しい展開のものも多いと思うんですが、この作品はひかりがどうポジティブに一年を一生分生きるかというお話なので、かわいそうな女の子として見るのでなく、その生き様を見届けていただけたらうれしいです。

私が演じる聖衣良は一話で深掘りしてもらいましたが、今後、聖衣良がみんなの中にどう溶け込んでいくのか、どういうふうに成長して終わるのか、楽しんで見ていただきたいです。

◆取材・文=山田健史

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