

モーニング娘。小田さくら、理不尽さへ怒る基準は「耐えることがグループのためかどうか」
モーニング娘。’23の小田さくらが、猫とともに過ごしてきた24年間について語ったフォトエッセイ『さくらと猫』を7月18日に発売した。猫との暮らしがベースになった、彼女の人との関わり方や後輩への教育方針について聞いた。
──小田さんは先輩とも後輩ともうまく付き合っていて、俯瞰から物を見ているイメージがあるのですが、そこと猫を飼っていることの関係はあると思いますか?
小田 私自身がそうなのかははっきりわからないんですけど、他人の気まぐれに対して優しかったりする兄を見ていると、私にも猫と育った影響は出ているんじゃないかなと思いますね。そもそもの性格もあるかもしれないですけど、兄はすごく理不尽なことにも対応できるだろうし。
──小田さんは理不尽なことに怒ったりしますか?
小田 大人になってからは「これに耐えることがグループのためかどうか」という話になってくるので、「この理不尽を飲み込むことでモーニング娘。が雑に扱われてしまうかもしれない」と思ったら「これは変だ」と人に言ったりすることは増えたけど、基本的には「そういう人もいるよな」「自分はこういう思いを人にさせたくないな」と思って終わることが多いです。
──そこで怒らないのは、怒っても仕方がない猫たちと一緒に過ごしてきたからなんでしょうか。
小田 そうですね。猫だったら、何をしてもこっちが悪いじゃないですか。だからまず自分が何をしたかを考える癖はあります。人とうまくいかないことがあったときも、「あの人ひどい」じゃなくて「何をしたからこういうことを言われてしまったんだろう」と考えることが多いのは、もしかしたらそういう思考の流れが癖付いているのかもしれないです。
──信頼関係を築く中で、人でも猫でもなかなか心を開いてくれないことがあると思うのですが、小田さんだったらどう近づきますか?
小田 その人にとって空気のようになって、いてもいなくても変わらない人になるように努めることが多いかもしれない。例えば、好かれたい人がそばにいる場合って多分気を遣うじゃないですか。だから好かれようとも嫌われようともせず、「小田さんがいても何も気にしなくていいな」という存在になるんです。ただ遊びに行きたい、お話したい、趣味が一緒だから共有したいだけなら好かれに行くかもしれないけど、心から分かり合いたいと思った子には何も言わないで、なんとなく近い席にただ座ってみたりします。
猫に対してもそうです。心を開かない猫に対してはちょっと距離を置いて隣に座ってスマホをいじって、でも触りはしないみたいなことをします。無言で、ただなんとなく近くにいる人になるんですよ。
「あ、大丈夫なんだろうな」と思ってくれるのを感じたら、人に対してはまず頼ること。自分が不安に思っていることや「これって◯◯だっけ?」「何時からだっけ?」と簡単なことを聞いたりしますね。猫の場合は手の甲とかを出して自分の匂いを嗅がせて、猫が手に顔をこすりつけてこない限りは触らないです。
──待つのが大事と思いつつも、例えば新人が入ってきたり、新しい家族ができると構いたくなりますよね。
小田 そうですね。私も新人に対してそうで、でも絶対に他の人からもいろいろ詰め込まれているはずなんですよ。だから最初はその時に解決できることしか言わないです。持ち帰るほどのことは落ち着くまで言わないようにしています。
──最近モーニング娘。’23にも新メンバーが入りましたが、おふたりに対してもそうなんですか?
小田 そうですね。撮影をしていて、すぐに実践できることは言ったりするけど、スタンスやモー娘。のルールの話をすると、他の人からも詰め込まれているから覚えられないと思うので、それは教育係と呼ばれている子に任せたり、もしくは大人が教えることだから関わらないでおいたりします。
──言おうと思ったら、いくらでも話せてしまいますもんね。
小田 本当にそうなんですよ。でもそうしたら私もどきみたいな育て方をしちゃうじゃないですか。そうしたところでその子のよさを潰すとしか思えないんですよ。だからその子らしく育ってくれればと思っています。
──では、もしもモーニング娘。’23のメンバーのみなさんが猫だったら、小田家の猫のみなさんと気が合いそうなのはどなただと思いますか?
小田 羽賀朱音ちゃんはモーニング娘。’23の中でもバランサーというか、メンバーとの距離感のバランスをすごくうまく取っている子なので、猫になったとてそうなんじゃないかな? ちゃんと我が家のお姫様・セイラちゃんを立て、ちゃんと吉の遊び相手をして、ちゃんとクマと戦い、ちゃんとのぶおにくっついて寝てあげるみたいなことができるんじゃないかなと思いますね(笑)。
──逆に合わなそうな方はいますか? やっぱりセイラさんと合うかどうかが大事ですよね。
小田 本当に、石田(亜佑美)さんだと思います(笑)。すごく素直な方なので、猫・石田さんがセイラちゃんを心から可愛いと思うことができたらうまくやっていけます。でも万が一、「本当にこの子がトップオブトップか?」とちょっとでも思ってしまったらうまくやっていけないんじゃないかな。そもそも猫っぽい人ですし、自分の気分に正直なので、そういう人がうちの正直な猫たちとつるんだらいろいろ大変そうです(笑)。波長が合えば親友になるし、0か100という感じですね。
(取材・文/東海林その子)▽小田さくら(おだ・さくら)1999年3月12日生まれ、神奈川県出身。A型。モーニング娘。11期メンバーとして加入、グループきっての歌姫として活躍している。
▼『さくらと猫』(KADOKAWA)・Amazon()・カドスト/ポストカード特典付()
関連記事
-
SKE48 古畑奈和、「自分は誰かの役に立てている」10年突き進んだ"アイドル"という職業ENTAME next
-
美女コスプレイヤー・蒼猫いな、フェチ感じる衣装で美スタイル完全解禁【写真10点】ENTAME next
-
10年ぶりの写真集、中川翔子「過去最大の露出に挑戦したきっかけは江頭2:50さんの一言」ENTAME next
-
中川翔子、すべてを出した10年ぶり写真集を語る「血管を褒められる体験は初」ENTAME next
-
桃月なしこ、話題のフォトスタイルブックからナチュラルな白ランジェリーショット公開ENTAME next
-
似鳥沙也加、まん丸バストを置きパイした泡風呂グラビアに「キュンが止まらない」ENTAME next
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
timelesz橋本将生&猪俣周杜、木村拓哉との共演で“真反対”の反応「通常通り以上だった」モデルプレス
-
愛娘の誕生日を祝福!最上もが、ベリショになった娘の姿に「なんでもかわいいという最強の顔面だけどね」ENTAME next
-
【写真特集】小野六花、エレガントなフラワーモチーフのビキニで撮影会に登場!<TREND GIRLS撮影会2025>WWS channel
-
次世代アイドル26組が出演、夜光性アミューズ、#2i2、LarmeR、Ange☆Reve…初日ライブ&フォトレポート<楽演祭EXTRA -春のアイドル祭り 2025->WEBザテレビジョン
-
『GMM』ポーカー・フェイス シーズン2出演中のエゴ・ヌウォディムがゲスト出演らいばーずワールド
-
櫻坂46新メンバー 四期生、ドキュメンタリー配信決定 ティザームービー公開モデルプレス
-
三浦翔平&ひょうろく、制服もポーズも決まっている仲良し2ショットに「わたしも仲間にいれて」の声<天久鷹央の推理カルテ>WEBザテレビジョン
-
佐久間宣行氏、三四郎・相田周二から結婚報告を受けた際の裏話を披露「でっかい特番を撮る直前だったから」WEBザテレビジョン
-
子どものワンプレートごはんが話題・浜崎あゆみ(46)、息子からもらったものを公開ABEMA TIMES