

岡本圭人「今の自分にできないことはない」という気持ちで臨むドラマ初主演作 “仲間”の喜ぶ声も力に<リズム>

岡本圭人がドラマ初主演を務める火曜ACTION!「リズム」(毎週火曜夜0:25-0:55ほか、フジテレビ/全4話)。7月4日(火)の放送開始を前に、岡本が囲み取材に応じ、本作への思いや役作り、メインテーマであるダンスなどについて語った。
これまでの経験が「自分の心の支えに」
本作は、妻とのすれ違いに悩む主人公・舞城傑(まいじょう・すぐる/岡本)が、ダンスを通じて出会った仲間たちと成長していくハートフルコメディー。岡本の他、吉柳咲良、岡部たかし、岡本玲、映美くららが出演する。
――オファーを受けたときの感想を教えてください。
まさか自分がドラマの主演を任せてもらえるなんて、夢にも思っていませんでした。最初、お話を聞いたときはプレッシャーや不安が大きかったのですが、台本を読んでいくうちに、すてきな物語だな、今の世の中の人に届けるべきメッセージがあふれている作品だなと思いました。この舞城傑、(通称)マイちゃんという役を通じて、彼が感じたものや、彼の生き方をたくさんの方々に届けたいです。
――主人公を演じるうえで、どんな役作りをされましたか?
いつも、いただいた台本を全て手書きでノートに写すということをやっていて、今回もせりふやト書きを写しながら、その場面でマイちゃんがどう感じたのか想像していくうちに、少しずつ自分自身が役に近づいていくような感覚がありました。
マイちゃんは、優し過ぎて何も行動を起こせなかったり、相手の気持ちを優先してしまうような人物なのですが、僕も優しいと言われることが多くて、同じような歯がゆさやもどかしさを感じていたことがありました。マイちゃんがダンスに出会って少しずつ成長していく姿は、自分の経験とも重なったような気がして、そういうことも役作りに生かしました。
あとは、ダンス未経験者の役なのですが、ダンスの経験がないと、未経験者の役は難しいんだなと感じました。自分が今まで経験して学んできたもの、生きてきたものがこういった部分でつながっているんだと感じられて、マイちゃんを演じていて、自分が少しずつ報われていくような気がしました。
――主演として、どんな心構えでこの作品に臨みましたか?
いろいろ考えていたら、結構すごい人生を歩んできたなと思ったんです(笑)。9歳でイギリスに一人で留学したなとか、Hey! Say! JUMPで、すごいメンバーの中、10年以上も一緒に活動してきたな、アメリカに行って各国の人と演技をしてきたな、日本に帰ってきて、父親や大先輩の方々と共演させていただいたな、とか。そういったものが自分の心の支えになっていて、それができたんだから、今の自分にできないことはないんだろうな、ここで“自分なんか”と思っていたら、失礼に値するのかなと思いました。主人公のマイちゃんはずっと「自分なんか、俺なんか」と言っているのですが(笑)。僕の今までの経験だったり、やってきたことが、こうして主演として、たくさんの方に届けられるのはすごくうれしいです。
ドラマ初主演の報告は「若村麻由美さんと中島裕翔に」
――ドラマで主演を務めるということを誰かに報告されましたか?
初舞台からお世話になっている若村麻由美さんにお話ししました。若村さんも7月からフジテレビ(ドラマ「この素晴らしき世界」)で主演をされるので、お互い体に気をつけて頑張りましょうねという話をしました。あとは、中島裕翔にも話して、本当に喜んでくれたので、すごく活力になりました。
お世話になった方や、人生を共にしてきた仲間に喜んでもらえたり、楽しみにしてもらえたりすると、本当に頑張ろう、自分ができることを全部出して、一生懸命マイちゃんとして生きようと思えました。
――マイちゃんがダンスに出会ったように、自分を変えた出会いはありますか?
マイちゃんと同じで、自分もダンスを通じて仲間と出会って、本当に人生が変わったなと思います。あと、演劇は、自分が新しい人生を歩むきっかけになりました。だから、ダンスと演劇です。
――今回、ダンスシーンはどんなことを考えながら踊りましたか?
今までは、音楽の世界観や周りの人たちに合わせて振り付けをしっかりやる。アート、パフォーマンスとして見せる、という感覚が強かったのですが、今回はマイちゃんとして、とにかく楽しむということを大切にしてダンスシーンの撮影をしました。そしたら、ダンスって無限大の可能性があるなと、ダンスの新しい魅力に気付いて、楽しむって本当に重要だなと感じました。僕が楽しんでいることがテレビ越しの方々に伝わったら、それだけでもうれしいですし、そこから皆さんが、ダンスだけでなく、他にも何かを始めるきっかけに少しでもなればいいなと思います。
――岡本さんにとって、ダンスはどんな存在ですか?
ダンスは本当に経験がなくて、すごく得意なものでもなかったので、最初は大変でした。周りについていけるよう努力して、それをファンの方々に見てもらったときに、喜んでもらえている姿が自分にとっての一番の原動力だったなと思います。本当に頑張っていてよかったなと、すごく報われる瞬間でした。
この作品は、踊っている要素が散りばめられているので、そこに注目してほしいなと思います。「ダンスってどこからなんだろう」と考える場面が特に好きです。曲も、自分が好きな曲だったり、皆さんが知っている曲に合わせて踊ったりするので、そういったところも楽しみにしてほしいなと思います。
30歳を迎え「初めて滝行をしました」
――共演者の方々との現場でのエピソードを教えてください。
役の話や、舞台、演劇について話すことが多かった気がします。今回、クランクイン前に、みんなで何度もダンス練習をすることができたのが、すごくよかったです。劇中にもあるのですが、ダンスって、言葉の壁とか上下関係とかが全部なくなる。みんなで対等に楽しめるものなんだなと思って、それをきっかけに共演者の方々と仲良くなって、演技や趣味の話ができるようになったので、ダンスの力ってすごいなと思いました。
――座長として、やったことはありますか?
そんなに大したことはしていないです(笑)。一回、現場に入る前に、ラウールと渡辺翔太のかっこいい看板が目に入って、ハンバーガーショップに行ったらすごくおいしくて。いっぱい買って差し入れしました。スタッフの方々や共演者の方々に喜んでもらえたので、よかったなと。二人に感謝ですね(笑)。
――ダンスを始めたマイちゃんのように、最近始めたことはありますか?
4月で30歳になり、誕生日の3日前が舞台「ハムレット」の千秋楽だったんです。29歳の一年は自分にとって“舞台の年”だったのですが、どんな30歳になるんだろう、“良くなりたい”という思いから、4月に初めて滝行をしました。雨が降っている中、凍えながら滝行をして、そのあと山に登ってお寺に泊まり、すごく身を清められました。滝行をすると新しいところ(ステージ)にいけるようになると母親やおばあちゃんから聞いていたのですが、主演という素晴らしいお話をいただけたので、滝行をしてよかったなと思っています。
――最後に、視聴者へ見どころやメッセージをお願いします。
このドラマは、僕が演じるマイちゃんが、大好きな妻とすれ違って、関係が悪化していっている中でダンスと出会い、ダンスを通じて新しい仲間ができる、大人の青春ストーリーになっています。マイちゃん以外の登場人物もそれぞれ悩みを抱えていて、そういった人たちがダンスと出会って新しい人生に変わっていくところも楽しみにしていてください。僕たちが一生懸命、楽しみながら演技しているところを見て、何かの活力、何かを始めるきっかけになってもらえたらうれしいです。
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