佐久間Pチャンネル動画が大バスり、二瓶有加の赤裸々すぎる素顔「今の趣味は“日高屋飲み”」

──フリーで活動後、改めて事務所に所属されてからはYouTubeなど女優以外のお仕事もされていますが、もともと他のこともやりたいと考えていたんですか？

二瓶　求められるところがあったら全力でやりたいです！　というのも、仕事が空くと自分が何者かわからなくなるというか、ただのフリーター・アルバイターの二瓶有加になるんですよ。

──アルバイトされているんですか？

二瓶　実は(笑)。このまま芸能のお仕事が順調にいけば辞められるという、ちょうど勝負時なんですけど……。だから、満員電車に揺られてコールセンターに行き、仕事をして帰宅後に自炊をして、寝て……というスケジュールで生きていると「あれ、私って誰だっけ？」となってしまうんです。だから、自分から何かを仕掛けていかないと忘れられちゃうなと思ったし、ずっと待っていてくれたファンの方のために、定期的に二瓶有加を見られる場所を作りたいと思って、個人のYouTubeチャンネルを始めました。

──それってファンの方は知っていたんですか!?

二瓶　バイトをしていたことは公言したけど、コールセンターなのは初出しかも(笑)。前に、ラジオで明石家さんまさんと絡んだあとに、バイト先でクレームを受けたことがあるんですけど、対応しながら「私、さっきまでさんまさんと喋っていたよな」と思ったら面白くなっちゃったことがありましたね。

──二瓶さんにしかない体験かもしれないですね(笑)。

二瓶　あとは暇な時間に隣の人と喋るんですけど、その人から「Buono!好きなんだよね。横アリの解散ライブとかも行った！」みたいな話を聞いたときに「わかる。うちも好き～！」と言いながら心の中で「私、立っていたよ」と思いました（笑）。でもまさか隣にいると思わないですよね。

──それはそうですよ！

二瓶　私としても「こういう人たちが見てるんだな」というか、ファンのリアルな声を聴けて面白かったですね。怖くて「PINK CRES.どうだった？」とは聞けなかったんですけど（笑）。もともとあんまり社会人経験がなくアイドルをやっていたので、バイトはある種自分にとっての修行だし、社会ってこうなんだというのを教えてもらって、PINK CRES.では甘えさせてもらっていた部分も多いんだなと知れたのもすごくいい経験だと思っています。

──今後、この経験が仕事に活かせる場面があるかもしれないですもんね。

二瓶　そうなんです。最近はイヤなことがあっても、TikTokで「うざい女」シリーズを上げているから、ネタになるなと思っちゃって(笑)。今は誰でも発信できるし、こういう発散の仕方もあるんですよね。あのシリーズは半分ノンフィクション、半分フィクションという感じです(笑)。

──PINK CRES.ではパフォーマンスを中心に活動していましたが、また二瓶さんの歌やダンスを見られることはありそうですか？

二瓶　私、10月が誕生日なんですけど、バースデーイベントで歌って踊りたいなと思っていて。ありがたいことに、いまだに「二瓶ちゃんの歌とダンスが見たい」と言ってくださる方がいらっしゃるんです。カラオケ配信をしてしまうのも手だけど、やっぱり今までPINK CRES.としてステージに立ってきたからこそ、また歌やダンスを披露するのならステージで、と思っているんです。

新しい一面としてバラエティ要素も入れつつ、昔から応援してくる人の需要も一緒に満たせるような楽しいイベントにしたいです。もちろん来てくれるお客さんがいないとできないので、本当によろしくお願いします(笑)！

──バズっている動画から入った人は、二瓶さんが歌って踊れることを知らないかもしれないですもんね。

二瓶　そうなんですよね。ギャフンと言わせたいけど、自分の実力が伴ってなかったら「なんだこんなもんか」と思われてしまうので、イベントに向けてダンスレッスンに通ったり、ボイトレも組もうかなと考えています。

ただみんな、Twitterでは「行くね」って言うんですよ。でも当日、来ないんですよ！　もうみんなに「マジで来れる？」ってDMしたいくらい、本当に集客だけが心配です(笑)。

──集客は、フォロワーやチャンネル登録者数の数で測れないものですからね。

二瓶　そうなんです。知名度と人気度ってやっぱり全然違うなと思っていて、足を運んでお金を払いたいと思わせるような人間じゃないと来てくれないと思うので、そこは頑張りたいし、発信し続けたいですね。

亡霊かのように消えてった方たちもまた引き寄せたいし、もちろん今いるファンにも来てほしい。それにPINK CRES.の解散ライブがコロナの影響で配信だったので、コールがなかったんです。「もう１回解散ライブをやってほしい」というファンの人もいるほど、お互いに半分実感がないままのライブだったので、夢なんですよね。声を聞けたら泣いちゃうかもしれない。

──そしてここからは舞台への出演も続くんですよね。まずは５月31日から「アビリティイレブン」がスタートします。

二瓶　台本がすでに面白くて、自分が出るからというよりも「普通に面白いから見に来な!?」というテンションです。もちろん、めちゃめちゃいいキャラの役をいただいたのでそこも注目していただきたいですし、新宿という仕事帰りにも寄れる場所だと思うので、一笑いして帰ってほしいです！

──そして7月には「トラブルメーカーwww２〜隣の星は青く見える〜」に出演されます。

二瓶　これは2021年12月に出演した舞台の続編なんですけど、またできることが素直に嬉しいです。私の役の設定が、前作は「苦楽’s海（くらずしー）」というレディースの総長役だったんですけど、今作はその総長が世界的なアイドルになったという世界線から始まるんです。「超アイドル」と「超ヤンキー」というギャップもあるし、歌とダンスもやりますし、めちゃめちゃ楽しみです。胃もたれするような、超ぶりっ子のアイドルみたいなこともできるんじゃないかなと思うので、ファンのみなさんには「太田胃散を持ってきてね」と言いたいですね(笑)。

──舞台中は体調を気にされると思うのですが、二瓶さんはどう管理されているんですか？

二瓶　私は喉が弱いので、お酒を飲んじゃうと翌日ガラガラになっちゃうんですよ。でもお酒が好きなので、飲み始めると止まらなくなってカラオケでギャンギャン歌っちゃう、なんてこともざらにあるので、稽古に入ったら……まあ稽古中はたまに飲むか（笑）。本番期間だけは禁酒しています。だからいつも本番が終わったあとの生ビールを目標に禁酒して頑張っていますね。

──ちなみに二瓶さんがプライベートで好きなことや、楽しみなことなどはありますか？

二瓶　本当にすっからかんで、悲しいくらい答えることないんですよ(笑)。でもそうだな、最近好きなのは日高屋飲み。日高屋に限らないですけど、半年くらい前から１人飲みが好きになっちゃったんですよね。これを掘り下げちゃったらまずいと思って、最近は行かないようにしているんですけど、１人の時間が最近すごく好きで。日高屋って……いいんですよね。ハイボールとレバニラをいただく、あのセットが楽しみ（笑）。

地元の友だちと遊んだりもしますけど、新婚だったりママになったりと、ちょっと相手にしてもらえなくなってきたので、これから新たなお友だちを増やしていきたいですね。ただ、すごくおこがましいかもしれないんですけど、「二瓶有加、夜な夜などんちゃん騒ぎ！」ってニュースが出たらイヤだなとか考えちゃうんですよね。「イメージのまんまじゃん」と言われるのがあんまり好きじゃなくて、今は意識的におとなしくしてようかなと(笑)。なので、どこからどうやって友だちを作っていこうか、悩ましいところです。

(取材・文／東海林その子)▽二瓶有加(にへい・ゆうか)1995年10月20日生まれ、東京都出身。Twitter：@niheiyuka1020Instagram：niheiyuka.officialYouTube 二瓶有加ch(https://youtube.com/@niheiyuka1020)

▼informationMonkey Works vol.10「アビリティイレブン」が5月31日(水)～6月4日(日)に、東京・シアターサンモールにて開催。