“クロちゃんの彼女”リチ「クロちゃんを養えるくらい頑張りたい」、“売名女”との批判と向き合う強メンタル
安田大サーカス・クロちゃんといえば、本人が『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる!クロちゃん流モンスターメンタル術30』という著書を出すほど“嫌われ者”のイメージが強い。しかしそんなクロちゃんが、『水曜日のダウンタウン』の企画で恋人をゲット。そのお相手が、自称熊本PR大使である美女・リチだ。クロちゃんといえば、半生を野村周平主演でドラマ化した「クロちゃんずラブ」(Paravi)や、地面に首まで埋められた衝撃カットが話題を呼んだ脱出バラエティ「大脱出」(DMMTV)など、フィーチャーされれる番組が続く売れっ子芸人。世間から「売名行為では」とバッシングを受けつつも愛を貫く彼女に、「トンデモ彼氏」と付き合う時のメンタルや考え方を語ってもらった。
“クロちゃんの彼女”・リチって何者?
――知っている人も多いと思いますが、改めてリチさんの自己紹介からお願いできますでしょうか。
今はWACK所属のリチという名前でタレント活動をやらせてもらっています。『水曜日のダウンタウン』で“クロちゃんのことを好きな女性大募集”という企画に応募して、その後スタートした「モンスターラブ」というクロちゃんの大型企画に参加させてもらいました。
クロちゃんは「自分のことが好きな9人が集められた」と思ってやってくるわけですが、その9人からお話しした上で「自分のことをそんなに好きじゃないな」という人を段々落としていきます。クロちゃんは初日に2人を脱落させたのですが、そこで「本当はこの中に“クロちゃんのことを好きなフリをしている”人がいます」という事実が明かされるんですね。そこからクロちゃんが「本当に自分のことを好きな人」を探していく…という企画でした。
私は一番最後の数人まで残って、「本当に好きな人」としてクロちゃんが選んでくれてカップル成立。クロちゃんの彼女として…えへへ。
――BiSHなどが所属する音楽事務所WACK所属というのも驚きでした
最初は番組の企画で、私もWACKさんから「都内某所」というグループ名でアイドルデビューさせてもらいました。ただそれ以降もまだ企画のデートは続きます。最終的には私がクロちゃんから告白してもらったのですが、クロちゃんは「現役のアイドルとは付き合えない」というポリシーを持っていて。私から「アイドルは続けられませんか?」と聞いてみたのですが、やっぱりダメそうで…。
でもそれなら、とクロちゃんの彼女になることを選んで、「都内某所」としてのアイドル活動はやめるという形になりました。
――アイドルとしての歌・ダンスなどのトレーニングも積んでいたと思います。そのうえでクロちゃんを選んだと…。
はい。…めっちゃ迷いました(笑)。どっちもさせてもらえたらなって。
最初はキモイと思っていたが、次第に「会いたい」「好き」に変化
――元々芸能のお仕事を志したきっかけというのはなんだったのでしょうか。
「モンスターラブ」の企画に参加していた時は芸能活動とかは一切考えてなくて、「歌とかダンスに興味はありますか?」って言われてたくらいで…。もしそうなったらOKですよ、くらいでお返事をした感じです。けど、一度芸能界を目指した時期もあって。高校1年生まで熊本にいたのですが、東京観光に行くたびボランティアエキストラをやっていました。
――番組に出たきっかけはなんだったのでしょうか。
元々『水曜日のダウンタウン』は毎週見ていて、特にクロちゃんの企画が好きでした。最初は「キモイな」って思いながら見ていたんですが、クロちゃんの密着企画でかなりウチの近所が映りまして。クロちゃんがウチの最寄りのスーパーから出てきたことで「かなり近くに住んでいるのかも」とネットで調べたら、すぐにクロちゃんの住所が出てきたんです(笑)そこから気になるようになってしまって。
そうしたらもう「クロちゃんがいま近くにいるかもしれない」と親近感が勝ち、「キモい」よりも「会いたい」「好きだな」が大きくなってきて。そんな状態が何年か続いた後に企画の募集を見つけたので、気持ちを伝えたい想いで応募しました。
他の参加者である「都内某所」のメンバーは、元からWACKでアイドルデビューを希望している子たち。私はクロちゃんの彼女になるため、抜けることになりましたが、芸能活動を視野に入れていなかったので問題ありませんでした。しかしいままで「熊本ちゃん」という名前で熊本のPR活動をするなど、将来的に「熊本の観光大使になりたいな」と思っていたんです。そこでWACKさんから熊本に関する活動も応援すると言っていただけたので、タレントとして挑戦してみようという話になり、今に至ります。
彼氏だけれども、クロちゃんは芸能界では頼れる「師匠」
――どうしても今のリチさんには「クロちゃんの彼女」「『水ダウ』の人」というイメージが付いて回ると思います。おそらく「〇〇の彼女」といえば日本一有名といっていい方かなと思うのですが、周りからの反響はどうでしたか。
私の友だちからは、「絶対“クロちゃんが好きじゃない方”で参加している」と予測されていました(笑)。家族にも「どっちで参加している」は明かしていなかったので、地元に帰った時は兄の奥さんに「チューしていたけど、絶対口を消毒してね。あんなに頑張っていて、偉いね」って慰められて…。みんな私が「アイドル志望」側で参加していると思っていたので、最終回を見て「そっちだったのー!?」と(笑)。
けど意外に、周りからは「おめでとう」と言ってくれる人が多くいました。視聴者の人からは今も売名ってコメントが送られ続けていたりもするんですけど…。
――家族から反対されたりとかはなかったのでしょうか。
家族は私がクロちゃんのファンっていうことは知っていましたから。あとは家族もクロちゃんが近所に住んでいることに親近感を覚えていたんです。ただ番組にはファンとして参加していると思っていたらしくて、実際に付き合うことになったら驚かれました(笑)。でもいまは、応援してくれてます。
――やっぱり凄い反響があったのですね。SNSも15万フォロワーを獲得されていますが、やはり番組の放送から変化がありましたか。
もう一気に増えました。最終回の前、「都内某所」結成というタイミングでTwitterを始めたのですが、その時はメンバー3人のうち私が一番、フォロワーが少なかったんですよね。もうキスまでしていましたし、「キスしている奴なんか応援したくない」という感じ(笑)です。ただ最終回放送後、急に増えました。
――クロちゃんがフィーチャーされているDMMTVの『大脱出』ウォッチパーティーイベントでは、クロちゃんとお2人でカップル出演されていました。彼氏と一緒に仕事をするということについて、どういう気持ちなのでしょうか。
私がタレントの道を選んだのは「クロちゃんと一緒に活動できるかもしれない」という気持ちもあるので、すごく嬉しいです。しかも芸能人の先輩としてすごく頼りになるんですよ。番組の収録とかでスタジオに行った時、楽屋挨拶とかのシステムがわからないので私1人だったらアワアワすると思います。でもクロちゃんが「何時に楽屋挨拶行こう」と呼んでくれて、挨拶の時も「彼女のリチです」って紹介してくれて…。めちゃくちゃ助かりました。
あ、でもクロちゃんって番組に出る前はすごく準備する人で、打ち合わせとかも熱心なんです。そういった仕事への姿勢を私にも求めてくるので…。
――今のエピソードはいままでのクロちゃんのイメージとは違いすぎて、営業妨害にならないか心配です(笑)。
他の番組でもネタにさせてもらっているので(笑)。私が久しぶりに家に呼ばれて、夜に遊びに行ったら「明日のことなんだけど…」と仕事の打合せが始まった時は少し悲しくなりましたね。会いたくて呼んだんじゃなくて、明日の話がしたかったのか…と。
――すごく仕事熱心ですね(笑)。では仕事を通じて、クロちゃんの知らない面を見られるようになったということですね。
ただ収録後にアドバイスというか、ダメ出しというか。「あそこはこう返していた方が面白くなっていたよ」といったことを言われるので、番組で怖くて自由にしゃべれなくなったことはありました。芸能人としては先輩なので、一緒に仕事をしている時は彼氏ではなく「師匠」とペアを組んでいるつもりでいます(笑)。デートの時も仕事の話がなければ普通のカップルですが、仕事の話になると彼氏として見れなくなるというか…。
――仕事人クロちゃんが出てくるんですね。
はい…。アドバイスしながらチューしたりしようとしてくるんですけど、お仕事のときはこっちはもう完全に「師匠」として見ているので。「やめてください師匠、いまは仕事の話をしているので」みたいな(笑)。
「売名女!」…批判との向き合い方と、クロちゃんと付き合うためのメンタル
――一緒のお仕事が増えてきている中で、クロちゃんの“どんな彼女”になりたいですか。
一緒に番組出るとしたら、みちょぱさんみたいになりたいです。クロちゃんとみちょぱさんって相性が良いじゃないですか、キモさを引き立ててくれる的な。そういう感じで「私がいたほうが、クロちゃんが面白くなる」みたいな存在になりたいと思っています。
実際いまも、クロちゃんが1人で仕事をしているラジオや番組のチェックは欠かしません。なにか自分に絡められそうな話題が出たらSNSで発信して、盛り上げるように心がけていました。
――クロちゃんは『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる!クロちゃん流モンスターメンタル術30』という本を出すほど、自他ともに認める「嫌われ者」というイメージが浸透していますよね。そんな人と付き合うリチさんも相当な強メンタルだと思うのですが、バッシングなどとはどう向き合うようにしていますか。
Twitterでも「売名女!」とか来たりするんですけど、「モンスターラブ」に出る前に番組のスタッフさんと面接していたんですよね。「番組に出演したらいろいろバッシングが来る可能性もありますが、大丈夫ですか?」といった質問に、「まだそういう経験したことはないですが、覚悟しています!」と話していました。途中までは基本的にすべてのバッシングがクロちゃんに向く番組なので、そんなこともなかったんです。でも付き合うってなった瞬間から「売名!」とすごい非難が…。
――元々打たれ強い方なのでしょうか。そういうことを言われたらショックを受けそうなものですが…。
最初に覚悟していたので、思ったより…というレベルですね。応援してくれる人のほうが上回っていたので、それでプラスに持っていきました。もちろん悲しく思う時もあるんですけど、そういう“クソリプ”こそスクショして「いつかアート作品にしよう」としているので(笑)!クソリプの宝庫みたいなアルバムを作るために貯めていました。
でも最近は、アルバムが全く増えないくらい気にしなくなりました。当時は「いつかアートにしてやる」くらいの気持ちでしたが、もう2月くらいからアルバムを更新してないです。慣れたんですかね…。クロちゃんにも「俺の彼女になったらバッシングとかあるだろうから、早く慣れてね」と言われていましたから。
――「自分の彼氏がめちゃくちゃ嫌われている」という状況については、キツイと思うのですが、リチさん自身はどう考えていますか?
他の人に取られる心配がないですし、「自分だけがカッコいいクロちゃんを知っている」という優越感がありますよ。みんながキモイキモイって言っていても、「知らないだけだ」と。それにキモイって言われるのは、芸人であるクロちゃんにとって“おいしい”状態ですから気にしていません。
クロちゃんを上回る(?) リチの破天荒エピソード
――見方を変えると、リチさんは「とんでもない男」とうまく付き合っている状態ですよね。なにかコツなどはありますか。
私の中で今やっているのは、「クロちゃんを上回るキモさで対応する」ってことですね。たとえば「モンスターラブ」の初回でやっていたような「口の中フェチ」みたいな。あれも結構キモイんですけど、「あれが好きなクロちゃんだったらこれも喜ぶのでは」ということをいろいろ試してみているんですよ。
たとえば、喜んでキャッチすると思って私が鼻をかんだティッシュをクロちゃんに投げてみたり、大量のニンニクを食べた時に「ニンニク食べたよ~」って言って息を吹きかけてみるとか。でも本当に嫌がったり、「イヤ~くさ~い」って悲鳴を上げるんです。別の日に「ああいうの本当に嫌だからやめてね」「可憐でいて」って改めて言われました。
つい昨日も花粉が酷かったので「町中の花粉を吸ったら逆に治るかも」って吸いまくっていたらドン引きされていました。この治療法はうまくいかなかったんですが…。
そうしたら、向こうのキモさがまったく気にならなくなりました。これだけのことをやっていてもまだ一緒にいてくれるなんて、すごく優しいなって思えますよね。
――リチさんの名誉のためにお聞きしますが、クロちゃんとお付き合いする以前はそういうことはしていないですよね…?
彼氏の前では、絶対できないことばかりです…。
――そうですよね(笑)。しかしそういうバラエティ色の強い生活とは無縁だったと思うのですが、いきなりガラッと変えられるものなのでしょうか。
でも私自身は、元からそういう人間でありたいというか、恋人とはふざけあっていたい性格なんですよね。いままでの人は気を使っちゃったりとか、「可愛い自分でいなければいけない」みたいな気持ちになっていたんですが、クロちゃんと付き合ってからは本当に気負わず、好きなことができるなと。キモさ上回ろうとしたら、嫌がられちゃいましたけども(笑)。
――今後、特にこれをやってみたいというお仕事はなんでしょうか。
色々挑戦してみたいと思っていますが、一番最初に目指していたのは俳優業だったので、お芝居に興味があります。あと一度は都内某所として活動するぞーって頑張っていたので、いま頑張っている都内某所のメンバーを見るとちょっと未練を感じなくも…(笑)。
歌ったり踊ったりしている先輩たちの姿をTwitterなんかで見ているので、歌う仕事もやれたらいいなあと。ただそういう気持ちを割り切ってクロちゃんと付き合っているので、「未練がある」とか言ったら怒られそう…(笑)。
――たとえばリチさん単独でお仕事が入った場合、クロちゃんは嫌がりますか?
どこまで本気かわからないですが、すでに「将来的にはリチに養ってもらうから。それまでは僕がサポートするね」って言っているんですよ。だからいまから「今後も頑張って稼いでね」くらいに応援してもらっている感じです!
クロちゃんを養えるくらい、タレント業をがんばりたい
――クソリプアートなど、結構な破天荒エピソードが多かった印象です。同じように、「リチさんしかできないこと」ってあるでしょうか。
「クロちゃんの好感度を上げる」のは私の役目だと思っています。TikTokで2人のデート風景をアップしているんですが、一瞬店員さんにお辞儀しているクロちゃんが映ったらすごくコメントをいただきました。元の印象が悪かったせいか、10代の子とかに「クロちゃんって実はイイ人なんだ…」「推せるカップル」と言っていただいています。
――サウナがお好きだとか。
これはクロちゃんと付き合う前からなんですけど、全国のサウナを回るレベルで好きですね。最初は「なんでわざわざ熱い部屋に入って…」と思っていたんですが、「第二次サウナブーム」の頃に「ととのう」ってワードに興味を持ちまして。一度体験してみたら、もうどっぷりハマっちゃいました。全国のサウナを旅すると結構お金がかかるので、サウナ代を稼ぐためにサウナ施設でアルバイトしたりもしていました。
――やりたい仕事、やりたくない仕事はありますか。
いずれはクロちゃんを頼りにしないレベルまで頑張れたらいいなと思うんですが、そうすると「売名か!」って言われちゃうんですよね(笑)。結局クロちゃんを踏み台にするんだろ的な。難しいところです。
バンジーとかはやりたくないんですけど、こういうのって嫌がるとやらされると聞いたことが…。クロちゃんはやりたくない仕事がきた時、「やるか、死ぬか」で考えるらしいんです。「死ぬよりはマシか」と思えばどんな仕事もいけるらしいんですが…私はバンジーやるくらいなら芸能界にいられなくなる方がマシだし、死ぬ方がマシだと思っちゃう(笑)!
でもクロちゃんと話している通り、いずれは私が1人で活躍してクロちゃんを養います!そのために、バンジー以外の仕事ならなんでも任せてください!
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