内田理央、“仮面ライダーヒロイン”からアクセル全開で俳優の道へ “来世”まで語り継ぎたい魅力
「エヴァンゲリオン」シリーズや「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」などを手掛けた庵野秀明監督による映画「シン・仮面ライダー」が3月に公開され、話題を集めた。本郷猛/仮面ライダー(第1号)を池松壮亮、一文字隼人/仮面ライダー第2号を柄本佑、そして本郷と行動を共にするヒロイン・緑川ルリ子を浜辺美波が演じ、全く新しいオリジナル作品でありながらも、“生誕50周年記念企画”ということで原点をリスペクトした作品になっている。
若手イケメン俳優の登竜門
「仮面ライダー」の放送がスタートしたのは1971年4月。それからおよそ52年にわたり、昭和・平成・令和と時代が移り変わろうとも“仮面ライダー”のDNAは、時代に即して進化しながら脈々と受け継がれてきている。平成仮面ライダーシリーズ第1作「仮面ライダークウガ」(以下、テレビ朝日系)の主演を務めたオダギリジョーをはじめ、賀集利樹と要潤(仮面ライダーアギト)、細川茂樹(仮面ライダー響鬼)、水嶋ヒロ(仮面ライダーカブト)、佐藤健(仮面ライダー電王)、瀬戸康史(仮面ライダーキバ)、桐山漣・菅田将暉(仮面ライダーW)、福士蒼汰(仮面ライダーフォーゼ)、竹内涼真や稲葉友(仮面ライダードライブ)、西銘駿や磯村勇斗(仮面ライダーゴースト)、高橋文哉(仮面ライダーゼロワン)、犬飼貴丈や赤楚衛二(仮面ライダービルド)など、“若手イケメン俳優の登竜門”と呼ばれ、主役・準主役問わず多くの人気俳優を輩出してきた。
どうしても男性俳優に目が行きがちだが、ヒロインや女性ライダー役を務め、そこから大きく羽ばたいていった女性俳優もたくさんいる。松本若菜、馬場ふみか、松田るか、紺野彩夏、井桁弘恵、鶴嶋乃愛、川津明日香などがそこに名を連ねるが、その中でも「仮面ライダードライブ」のヒロイン・詩島霧子を演じた内田理央が与えたインパクトは強烈だった。
「仮面ライダードライブ」から本格的に俳優活動開始
1991年9月27日生まれ、東京都出身の内田は2010年に「日テレジェニック」のメンバーに選ばれ、グラビアなどで活躍。2014年10月からスタートした「仮面ライダードライブ」の霧子役で本格的に俳優としての活動を始めた。
「仮面ライダードライブ」は平成仮面ライダーシリーズ第16作で、シリーズで初めてバイクではなく自動車を運転するライダーというのが大きな特徴。竹内演じる主人公・泊進ノ介は警察官だが、主人公が警察官というのもシリーズ初で、刑事ドラマ的な要素も多分に含まれている。内田が演じるヒロインの霧子も警視庁特状課の巡査で、進ノ介の相棒であり、“お目付役”でもある。戦闘のサポートをしながら、のちに重圧発生機を内蔵したシューズを授けられて戦闘力を得た。
内田はこの作品をきっかけに幅広い層から注目されるようになり、2015年10月からファッション誌「MORE」の専属モデルに就任。2016年には映画「血まみれスケバンチェーンソー」で映画初主演を果たした。セーラー服姿にふんどし、チェーンソーを抱えて、血まみれで立っているビジュアルから大いに驚かされたが、公開当時、内田自身はその反響の大きさにビックリしたそう。“戦う女の子”に憧れがあったらしく、主人公・鋸村ギーコを演じられたことが楽しかったという。
「来世ちゃん」シリーズで新たな才能を開花
その後、映画・ドラマ「トモダチゲーム」(tvkほか)シリーズ、「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)など、出演作のジャンルもどんどん拡大。「おっさんずラブ」は、主人公・春田創一(田中圭)の幼なじみ・荒井ちず役で出演。春田への思いや距離感の変化をうまく表現し、第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリの助演女優賞を受賞している。
2019年4月期に放送された、SNSがきっかけで家族が崩壊する物語「向かいのバズる家族」(日本テレビ系)もハラハラさせる展開で見応えがあり、2020年1月期の「来世ではちゃんとします」(テレビ東京系)で内田の新たな才能が開花。性依存系女子の主人公・大森桃江役がハマり役となり、「来世ではちゃんとします2」「来世ではちゃんとします お正月初夢SP」「来世ではちゃんとします3」といった感じですっかり人気シリーズに。
モデル、俳優として活躍する内田だが、素の姿をもっと知りたい人にオススメなのはDMM TVオリジナル番組「ウチコマ」だ。公式サイトの「趣味」のところに「漫画、アニメ、ゲーム」と書かれている通り、漫画が大好きな内田が、同じく漫画好きで「私の血液は『NARUTO』」と言い切る生駒里奈と一緒にMCを務めるトークバラエティー。毎回ゲストを迎えて、幼少期や学生時代、大人になってから読んだ本などをピックアップしながら、そこから人生と人柄を深堀していく番組で、ゲストを深掘りしていく中で、MCの2人も自身の過去をどんどん掘り返していくところも面白い。
内田の母が“特撮オタク”で親孝行
内田に関しては、第1回の春日がゲストの回で、高校生の時「新宿スワン」と「闇金ウシジマくん」を読みながら通学していたことを明かし、第6回の足立梨花の出演回では、「母が特撮オタクで、父が車好き」と話し、「仮面ライダードライブ」に出演したことが「1番の親孝行で、“やっといいことした!”みたいな感じで、親孝行終わりました」といったこともポロリと。17回目の野呂佳代の出演回では、野呂が「小学生の頃に落とし物チャンピオンと呼ばれていた」というトークになり、内田は「そこまでない。たまにやるぐらい」と言って、「(収録後)マイク付けて帰ってきちゃった(笑)」と告白すると、生駒と野呂に口をそろえて「それはない!」ときっぱり否定され、「現場のスリッパで帰ってきちゃったり」と、“せっかち”な性格だということも明かしている。
プライベートでも仲のいい人がゲストで登場すると、その人しか知らないエピソードが聞けるので、ドラマや映画、舞台だけでなく、こちらもチェックすると内田理央をさらに深掘りすることができる。ここで“素の内田”の姿も知って、“来世”までちゃんと彼女の魅力を語り継いでいきたい。
◆文=田中隆信
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