【入社直前 新人アナウンサー】松崎杏香さん、漠然と描いていた夢が現実に アナウンス就活で大事にしたこととは＜学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載＞

松崎杏香さん「学生アナウンス大賞」の応募は即決

― 新年度から実際に某局でアナウンサーになる松崎さんですが、「学生アナウンス大賞」に挑戦したきっかけ、さらにはアナウンサーになろうとした理由を教えて下さい。

きっかけは知人の紹介です。幼い頃から漠然とアナウンサーという職業に憧れていて、年齢を重ねて自分の将来を見つめ直した時に、やっぱり声を使う仕事とか、伝える仕事がしたいなと思ってアナウンサー1本に絞って就活をしていました。そこで、「学生アナウンス大賞」に出たら就活前の1つの経験になりそうだなと思って挑戦しました。

― 応募は即決？

即決です！あと、私はミスコンとかにも出たことがないので顔を出すことに抵抗があったんですけど、「学生アナウンス大賞」はファイナリストを公開するまで顔出しがなかったので、割とハードルは低かったです。とりあえず挑戦することは簡単だし、やってみようかなと思って応募しました。

― 挑戦心を大事にされているんですね。

すごく大事にしてます！

― 他にもアナウンサーになるために挑戦したことがあるのでしょうか？

ずっとアナウンサーになりたかったので、大学2年生の夏ぐらいからアナウンススクールに通っていました。あとは地元の小さなイベントとか、コンサートの司会を少しだけやっていました。私はそういう仕事がすごい好きなんだと思います。やらせていただけて、心から楽しいなと思いました！

― 周囲にアナウンサーを目指していることは発信していたんですか？

発信はしていませんでしたが、「誰か司会やる？」みたいな話があったら「やりたい！」って積極的に声を上げていました。

松崎杏香さん「学生アナウンス大賞」から得たこと

― アナウンス就活をする中で「学生アナウンス大賞」の経験が活きた瞬間はありますか？

経歴も何にもない私を「学生アナウンス大賞」で評価していただけたことで、自分に自信が付きました。それこそ当初は思い込みもあって、ミスコンに出ている方とか、事務所に所属してる方とか、輝いてる方じゃないとアナウンサーになれないんじゃないかって思っていて…。

インターンに参加した時もSNSで見た方や、テレビで見た方が沢山いて、怯んじゃう瞬間もあったんですけど、そういう時も常に「学生アナウンス大賞」で何にもない私を評価していただけたことを思い出して、自分を奮い立たせていました。このままの自分でもいいところがあるのかもしれないと思うきっかけになったと思います。

― 将来はどのようなアナウンサーになりたいですか？

カメラではなく、その先に視聴者がいることを意識しながら、放映地域の方々の顔を思い浮かべて伝えられるアナウンサーを目指したいです。私が視聴者としてアナウンサーを見ていても「このアナウンサーって本当にこの地域が好きなんだな」って伝わる瞬間とか言葉選びがあると思うので、私もそういう人になりたいです。

松崎杏香さんの悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

アナウンス就活中は、狭き門で先が見えなくて「本当にアナウンサーになれるのかな」という不安を抱えていました。インターンが上手くいかない時、就活がなかなか思うように進まなくて落ち込んだ時は、就活中に出会った仲間と朝までZoomをして、不満とか悲しみとかをお互いに相談しあっていました。長引かせないでその都度、信頼できる仲間と一緒に解消していましたね。

― 同じ職業を目指しているからこそ、分かり合えることが多いかもしれないですね。

そうですね。「学生アナウンス大賞」で出会った子とも沢山連絡を取り合いましたし、インターンで出会った仲間も今では深い付き合いです。毎日ESに追われていたので、朝まで電話を繋げて一緒に頑張るとか、何かあればすぐ連絡して一緒に乗り越えました。

特に「学生アナウンス大賞」のファイナリストに残った子には、その後も本当に仲良くしてもらっています。内定をいただいた時も「おめでとう」って何人も連絡をくれましたし、今でも一緒にご飯行ったり、カフェに行ったりしていて、本当に出会えてよかったなと思います。

松崎杏香さんの夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、松崎さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。

絶対に最後まで諦めないことです。アナウンサー就活に置き換えて話すと、採用数が少ないので内定までに辛いこととか、厳しいこととかが本当に沢山あるんです。それでも折れずに最後まで受け続けて粘れば、絶対に道が開けるということは私自身も、周りの方のお話を聞いていても感じました。

私は、たまたま自分の希望する局から内定をいただけたんですけど、もし仮に不採用だった場合でも、全国津々浦々、募集がある局は受けようと思っていました。途中で「難しそうだからやめようかな」ではなく、本当に最後の最後まで諦めないことが大切だと思います。偉そうなこと言えないんですけど…。

松崎杏香さんからメッセージ

― 最後に、これから第3回「学生アナウンス大賞」が始まるので学生たちにメッセージをお願いします。

周りにキラキラした方が大勢いると「自分って何もないんじゃないかな」とか、「普通の人すぎるんじゃないかな」と考えてしまって心が折れそうになる時もあると思うんですけど、絶対その人にしかない経験とか、価値観とかエピソードが沢山あると思うので、もう1回自分を見つめ直して「私はこういう部分があるな」って、自信に変えて頑張ってほしいと思います！応援しています！

― ありがとうございました。今後の活躍も楽しみにしています！

第3回「学生アナウンス大賞」概要

表彰式：2023年3月30日（木）
参加条件：2023年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催：第3回学生アナウンス大賞実行委員会

『学生アナウンス大賞』は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE（https://line.me/R/ti/p/%40677earei）を友だち追加するだけ。

その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。（modelpress編集部）