

<山田裕貴>いらだつ姿も愛嬌たっぷり 「女神の教室」で憎めない変人“藍井”を好演

北川景子が主演を務めるドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)で判例オタクの教員・藍井仁を演じる山田裕貴。仏頂面で、効率を重視するあまり雫(北川)とたびたび衝突するキャラクターだが、2月13日に放送された第6話では渋々ながら協力する姿も。不機嫌でいらだつ姿すらチャーミングな“憎めない変人”っぷりを好演している。(以下、6話のネタバレがあります)
他人に無関心で不愛想…変人キャラ
同ドラマは、裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫が、派遣されたロースクール(法科大学院)で「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を行うリーガル&ロースクールエンターテインメント。
毎年2~3人の司法試験合格者しか出ない“下位ロー”に通い、司法試験突破だけを目指して勉強に励む学生たちにとって、“人”を見つめる雫の現場主義は序盤、きわめて非効率に見えていた。学生たちをそう誘導してきた張本人が、山田演じる研究科教員・藍井だ。
天才的な頭脳と記憶力を持つ法律の判例オタク、無愛想で他人のことにはまったく興味がない変わり者の藍井は、“人”を見つめる雫とは好対照。例外的なケースについて討論させたりそもそも論を頻繁に持ち出したりする雫の“実践的”な授業を「非効率」「曖昧」「無意味」と真っ向から否定する。
自らが主催するゼミではとにかく司法試験を突破することだけを重視し、「このゼミでは君たちに意見や議論を求めることはない。君たちに求めるのは、私が講義した内容を徹底的に完全な形で頭に叩き込むことだけだ」と言い切る。
藍井が雫に興味を…?
だが中盤に入り、変化が見え始めている。第5話では、他人に無関心なはずの藍井が学生時代の雫を知る学院長・守宮(及川光博)に「柊木雫はどんな学生だったんですか」と尋ねるなど、雫に興味を持った様子。
第6話では、学生たちに嫌がらせする謎の人物“crow”の動機を雫や学生たちと一緒に頭をひねって考察。ダンサブルな音楽を爆音で聴いていたり、守宮から差し入れされたポップコーンの香ばしい匂いで飛び起きてモグモグ食べ始めたり、クールな天才とは違う一面も見せた。
専門用語をちりばめた長いせりふを表情ひとつ変えずにまくしたてる姿は冷酷なほど不愛想だが、それでも藍井に愛嬌が感じられるのは、藍井というキャラクターに“隙”があるから。
いらだっていても、完全に相手をシャットアウトし突き放すというよりは同じ地平に立って言い返している親密さ・目線の近さがあり、雫との憎まれ口の言い合いにも子ども同士のケンカのようなほほ笑ましさが漂う。クールで冷酷なキャラクターにここまで愛嬌がにじむのは、演じる山田の“不愛想”と“親しみ”の絶妙なさじ加減のなせる技だ。
効率を重視し司法試験突破を至上命題とする藍井と、法律家になった後の割り切れない人間の感情も含めて見つめてほしいと願う柊木。どちらが正しいという描き方をしないのがこの作品の度量の深いところだし、実際、6話では“人”に重きを置くはずの柊木自身が、良かれと思って被告人に掛けた言葉が原因で恨みを買うエピソードが描かれている。
さまざまな“人”がそれぞれの感情を持って生きる世の中で、“実践的”と“非効率”は表裏一体。柊木と藍井、やや両極端なふたりはこれから、学生たちをどう導いていくのだろうか。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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