ブラタモリ野口葵衣アナ、いきなりの「どうじゃ?」発言がタモリに愛されるワケ!
2月11日放送の「ブラタモリ」(NHK)では群馬県の県庁所在地である前橋を訪問。前橋城の跡地に建つ群馬県庁などを歩き回るなか、アシスタントの野口葵衣アナが口にした意外な言葉にタモリが反応する場面があった。
番組では前橋城の堀に水を引き込んでいた人工水路の風呂川について考察。低地を流れているはずの風呂川が、前橋台地に建つ前橋城に流れ込むという不思議な現象についてタモリが首をひねっていると、野口アナがおもむろに「どうじゃ?」と口にしたのである。
タモリから「いま『どうじゃ』って言わなかった?」と突っ込まれると、手をぶんぶん振って否定していた野口アナ。だが「どうじゃ?」との言葉が思わず口をついて出た時には間髪を入れずに「ん?」と自らツッコミを入れており、どうやら言い間違いを自覚していたようだ。
そんな野口アナの言い間違いをタモリは「日本昔話みたい、どうしてじゃ?」とすっかり気に入った様子。このコーナーの終盤でも、岩倉具視が前橋を「日本の華なり」と評していたことについて「どういうことじゃ?」と、野口アナを口真似していたのだった。
「このやり取りを見ても、タモリが野口アナを気に入っていることは明らか。ただ昨年4月からアシスタントを務めている彼女を巡っては、視聴者から《笑い方がわざとらしい》《無知すぎる》との批判が続出しており、桑子真帆アナや浅野里香アナといった前任者に比べると、評判は決してよくありません」(テレビ誌ライター)
それではなぜ、タモリは野口アナのことを気に入っているのだろうか。それともダメなアシスタントとして気を遣っているだけなのか。その答えはこれまでの放送で野口アナが見せてきた姿からうかがい知ることができるというのである。
野口アナは慶應義塾大学出身で、学歴的にはインテリだといえるはず。ただ性格が控えめなのか、それとも好奇心が足りないタイプなのか、以前のアシスタントほど積極的に言葉を差し挟む機会は少ない。それもあって無知との悪評も立っているのだろう。
「ただ学習能力は高いようで、1月28日放送の足利編では『チャート』という岩石の由来を尋ねられた際に『放散虫』と解答。これまでの放送でも話題に上がっていたものであり、きっちり覚えていたようですね。今回の放送でも前橋の富豪が寄付を出し合って築いた建築物について『前橋城』と即答。これも前半の取材内容をしっかり飲み込んでいれば答えられる問題でした」(前出・テレビ誌ライター)
おそらくアシスタントに就任した当初は「ブラタモリ」に求められる知識に乏しかったものが、放送を重ねるにつれて学習を重ねてきた様子。それに伴い、言葉を差し挟むタイミングもだんだんと適切になってきたようだ。以前はただ黙ってタモリについていく姿が目立っていたが、最近は野口アナの指摘が芯を食う場面も少なくないのである。
「そうやってタモリの信頼が高まってくると、今回の『どうじゃ』のような言い間違いも可愛らしく感じられるというもの。タモリが『どうしてじゃ?』などと面白がっていたのは、彼女がすっかりブラタモリの一員として認められた証拠だと言えるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
野口アナの性格なら、これに味を占めてわざと言い間違えるという事もなさそう。それもまたタモリからの信頼が深まっている理由なのではないだろうか。
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