岸本勇太×北川尚弥のバディが挑む「応援したくなる舞台」とは? 『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1

2023.01.11 19:00
提供:2.5ジゲン!!

『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1が2023年2月18日(土)~26日(日)に東京・シアター1010で上演される。

原作は、オリジナルCDコンテンツプロジェクト「東京カラーソニック!!」。208X年の日本を舞台にボーカル担当と作詞・作曲担当がバディを組み、年に1度の音楽フェス「東京カラーソニック」で優勝を目指す青春楽曲バトルが描かれる。ボイスドラマや楽曲のCD・配信のリリースを中心に展開し、1stシーズンが完結。さらに2022年11月には、3rdシーズンの制作が決定した。

今回の舞台化では、各ペアが優勝を目指す1stシーズンを2部作で上演予定。2.5ジゲン!!では、Unit.1のペアを演じる岸本勇太(小宮山 嵐 役)、北川尚弥(霧島 宙 役)に本作の見どころや稽古に向けての意気込みを聞いた。

カラソニ初の舞台化「応援したくなるよう、頑張らなくては」

――今作の見どころや注目してほしいポイントを教えてください。

岸本勇太(小宮山 嵐 役):まずはカラソニ初の舞台化ということで、キャラクターが2.5次元から3次元になるというのは、すごく楽しんでもらえると思います。

僕が注目してほしいのは、個性が光るキャラクターたちの物語 、それから楽曲の良さですね。原作と今回の脚本にも触れて、各キャラクターにしっかりスポットが当たりつつ1本の骨太な物語になっているのが素敵だなと思いましたし、音楽もアツくてカッコいい! 初めての舞台化ということで、この魅力をどんなパフォーマンスで表現できるか、どんなふうに世界観を作っていこうかという部分が、今からすごく楽しみです。

北川尚弥(霧島 宙 役):全員ビジュアルがめちゃくちゃいい形に仕上がっているので、そこにも注目してほしいです! 2.5次元作品はビジュアルが原作に近いとそれだけで世界観が広がりますよね。バディ同士の関係性がしっかり描かれて、各キャラクターの人物像がしっかり浮かび上がっているストーリーも好きです。

カラソニのキャラクターたちはみんな、音楽が大好きで、それぞれに夢を追っている姿がとても素敵だなと思います。「好きなことを全力で頑張りたい」「夢を叶えたい」という思いは僕たち俳優にも通じるところがありますし、舞台上でもリスペクトしていきたいです。

岸本:原作のストーリー、すごくいいよね。ちゃんと現実味があるけれど、だからといって「リアル過ぎて入り込めない」なんてこともなく。初めてドラマCDを聞いたときからすぐお話に引き込まれてしまって、夢に向かって頑張っているキャラクターたちを心から応援したくなりました。

逆に言えば、そんな彼らを演じる僕らも観てくださる方に「応援したい」という気持ちを抱いていただけるように、頑張らなくてはいけないなと思いました。

北川:カラソニの原作、僕は第一印象で「今までにありそうで無かった、新しい作品に出会えたな」って感じました。ボーカリストだけじゃなく、作詞・作曲家にもスポットが当たるバディシステムが新鮮で、いろいろな立場の人に見てもらいたいなと思います。勇太くんとも、それぞれの立場で演じられるのが楽しみです。

――原作の中で特に好きなシーンやセリフは?

岸本:宙が嵐に作ってくれた『NEW DEVIATION』という曲の、レコーディングシーンが1番好きです。レコーディングの直前に嵐が口にする一言、宙が作ってくれた大事な音楽に対する、想いの丈を込めた一言が本当にカッコよかった。あのシーンに1番グッときました。(ソニステの)本番前に聞きたいな、すごく気持ちがアガるだろうなと思っています。

北川:カラソニにはいいシーンや名言が多いですよね。僕が1番好きなのは、「音楽は世界を変えられる」 という言葉です。自分の経験を振り返っても、落ち込んだときや楽しいとき、何気なく聴いている音楽がくれたものはたくさんありました。だから劇場でこの作品を観てくださる方にも、ステージから流れる音楽と、登場するキャラクターたちの物語を通じて、たくさんの感情を届けられたらいいなと感じています。誰かを勇気づけられるような作品にしていきたいです。

「尚弥は視野が広い」「勇太くんは、一緒にいて安心できる人」

――岸本さんに伺います。小宮山 嵐というキャラクターの印象や、ご自身と似ているところについて教えてください。

岸本:嵐は、同性の僕から見て「カッコいいな」と感じる人。自分と似ているのは、音楽が大好きなところと、「1度決めたことは貫き通す」という信条ですかね。そこはすごく共感できます。

――嵐と同じく、岸本さんも決めたことは貫き通したいタイプなのですね。

岸本:以前、別の作品の役作りの一環として、食事制限や筋トレをかなりストイックに貫きました。それはとくに演出上の要望などがあったわけではなく、自分から「やろう」と思ったことだったんです。単純にお仕事として考えると、そこまで徹底する必要は無かったのかもしれないですが……キャラクターの内面を少しでも知りたくて、「これにチャレンジしたら感覚が分かるかも。それならとことんやってみよう」という気持ちがありました。途中で投げ出すのは嫌なんですよ。そういうところは嵐と似ているかなと思います。

北川:勇太くんってストイックというか、良い意味でこだわりが強いんだろうなというイメージがあります。家とかめっちゃキレイなんだろうなぁ。ルームシェアしたら身の回りのこと全部お世話してくれそう。

――なるほど、その辺りも嵐を彷彿とさせますね。

北川:ただこれは僕の勝手なイメージなので……勇太くん、どうですか。お部屋はキレイですか?

岸本:(笑)…確かに、部屋はキレイな方ですね。

――北川さんはいかがでしょうか。霧島 宙というキャラクターの印象や、ご自身に似ているところについて教えてください。

北川:宙って、ベートーヴェンのことをすごく尊敬していて、それを常に言葉に出しているんですね。僕は宙のそういう、好きなものを口に出して「好き」と言うところが本当に素敵だなと思いますし、共感もしています。僕自身も昔から、好きなものを周りに公言することに抵抗感がなくて。照れずに「ああ、あれね。好きだよ」みたいに言えちゃう。そういう意味での我の強さ、周りに流されない感じは、宙と僕との共通点かもしれません。

ただ、宙の場合は「流されない」というよりも…なんだろうなぁ、「速い」という印象もありますね。

――「速い」?

北川:思考と行動の間にあまりスペース(空白の時間)がないというか、普通の人が「1.0」のテンポで動くところを、宙は「1.5」くらいのテンポで考えたり動いたりしているように思います。

それから、僕が「宙ってスゴイな」と思うのは、普通だったら気がひけちゃいそうなことにも自分の意志で関わっていくところです。たとえば、揉めている人たちの間をとりもったり、嵐に冷たくされてもガンガン話しかけていったりすることが結構多いですよね。僕は「ちょっとややこしいことになるかも」という気配を感じたら、その瞬間スッと様子をうかがってしまうので(笑)、宙のそういうところは本当にスゴイと思います。

岸本:宙のまっすぐな在り方は、いつも状況を好転させるトリガーになってるよね。嵐としては、宙が変に遠慮せずガーッと突進してきてくれるから、「なんで俺がこいつと」とか言いつつも、結果的に良い方向に引っ張られていく。それって、宙が周りをよく見ているからこそできることなんじゃないかなぁと思います。でね、そういう視野の広さは俺、尚弥にもすごく感じるよ。

北川:本当ですか?

岸本:尚弥も現場で、そのときに必要な行動をサッととれることが多くて、周りをよく見てる人だなって感じます。そういうことって、意識したからと言ってすぐできることじゃなくて、本人の持ち味だったり、今まで生きてきた中で培ってきた能力だったりすると思うので、すごいなと思う。宙や尚弥みたいに広い視野を持つ人って、役者としても1人の人間としても魅力的ですよね。

北川:嬉しいです、ありがとうございます! ちなみに僕にとっての勇太くんは、一緒にいて安心できる人であり、カッコいい人です。

岸本:あら!

北川:勇太くんって「センターにいる人」なんですよ。いつも自然と輪の真ん中にいて、特に言葉をかけなくても周りに人が集まってくる。人を惹きつける魅力を持っている人。カッコいいです!

岸本:ええ~、嬉しい(笑)。ありがとうございます。

初共演とは思えないほど「ビジュアル撮影で息ピッタリ」

――お2人は今回が初共演ということですが、お話を伺っていても非常に息が合っていますね。

岸本:今作の現場で初めて会って、すぐビジュアル撮影だったね。

北川:ですね。

岸本:撮影では、2人ともちょっとアタフタしたんですよ。ほら、現場にぬいぐるみマスコットが用意されてたじゃない?

北川:ありましたね!

岸本:マスコットを持ってビジュアル撮影することってあんまりないし、尚弥くんとは初めましてだし、「あっちもこっちも初めて!」という感じで、正解が分からなくて…お互いふわふわしました。

北川:でも宣伝用動画の撮影では、スタッフさんに褒められましたよね!

岸本:あ、そうそう!

北川:動画ではまずソロで一言ずつ言って、それから2人で声を揃えてセリフを言う、という感じだったんですが、撮影前に軽く打ち合わせしただけでタイミングもバッチリ合って。

岸本:一発OKが出たんですよね。スタッフさんから「すごい、息ピッタリだね」と言ってもらえて、嬉しかったです。

北川:僕はあのとき、「これはいいコンビネーションが築けるぞ」と感じて、稽古が楽しみになりました。

岸本:稽古の中でもバディとして成長していきたいし、お互いが演じるキャラクターのこと、もっともっと知っていきたいね。

――最後に、改めて今作への意気込みと、公演を楽しみにしている読者の方へメッセージをお願いします。

岸本:インタビューを読んでいただき、ありがとうございます。「東京カラーソニック!!」初の舞台化です。これから稽古を重ねるうちに、チャレンジすべきことがたくさん見つかっていくと思います。その中で、キャスト1人ひとりがキャラクターとしっかり向き合い、ファンの方が期待してくださる以上のステージを作り上げていきたいです。僕は、音楽の力は無限大だと思っています。その力をさらに倍増させてお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてください。

北川:原作もそうですが、舞台版も1人ひとりのキャラクターがしっかり描かれた素敵なストーリーになっています。カラソニのキャラクターたちをより愛していただける、そんな作品になる予感がしています。楽曲も素晴らしいものばかりなので、ご自身の中でお気に入りの1曲を見つけていただけたら嬉しいです。ぜひ、期待して待っていてください!

取材・文:豊島オリカ/撮影:泉健也

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