FANTASTICS、2022年の飛躍＆挑戦が凄かった ライブ50公演＆俳優・声優・バラエティーまで

FANTASTICS、ライブ50公演達成

FANTASTICSは前年から年をまたいで開催していた「FANTASTIC VOYAGE」に加え、新たにスタートした“FAN FAN PROJECT”の一環である「FAN FAN HOP」「FAN FAN STEP」と計3本の全国ホールツアーを完走。公演数は50にも及び、それ以外にもJr.EXILEでのコンサートや様々なアーティストが集うライブに出演していた。

EXILEと兼任する世界・佐藤大樹はEXILEのライブツアーも合わせて90公演以上のステージに立つという快挙を成し遂げ、パフォーマーの澤本夏輝・瀬口黎弥・堀夏喜・木村慧人、ボーカルの八木勇征・中島颯太は舞台「BACK TO THE MEMORIES」で東名阪3ヶ所を回っている。

またパフォーマンスだけでなく全員揃って演技もこなす彼等。ABCテレビ「The Usual Night いつもの夜」ではリアルとフィクションを交えた新感覚フェイクドキュメンタリーにも挑戦した。

八木勇征

2021年に放送されたMBSドラマ「美しい彼」で、個人でのドラマ初出演にして俳優の萩原利久とW主演を務め一躍話題の人となった八木は、2022年もその勢いは止まるところを知らず。同作が「第59回ギャラクシー賞」マイベストTV賞第16回グランプリを受賞したほか、八木個人でも「ソウルドラマアワード2022」アジアスター賞、「WEIBO Account Festival 2022」優秀新人俳優賞・話題俳優ペア賞（萩原とともに）を獲得するなど、国内外で人気を証明する1年となった。

夏には日本テレビ系ドラマ「ばかやろうのキス」と同作とクロスオーバーする配信ドラマ「やり直したいファーストキス」に同じキャラクター・園宮蓮役で出演するという新たな試みにチャレンジ。映画「HiGH＆LOW THE WORST X」ではワイルドで迫力抜群な役柄で振り幅を見せ、個人として初の舞台「脳内ポイズンベリー」で一層演技力を鍛えた。

2023年は日本テレビ系ドラマ「沼る。港区女子高生」（2月25日スタート）、同作とクロスオーバーする「恋愛デスマッチ『国宝級彼氏オーディション』」（2月中旬スタート）に再び園宮蓮としてカムバック。映画「イチケイのカラス」（1月13日公開）やドラマの続編となる「美しい彼～eternal～」（4月7日公開）も控える。

中島颯太

グループ唯一の関西人である中島は、おしゃべり好きで人懐っこい人柄を活かしフジテレビ系「ポップUP！」の金曜レギュラーとして活躍。ツアーで全国各地を回っている最中でも毎週3時間の生放送をこなし、茶目っ気たっぷりな笑顔でスタジオメンバーやお茶の間を癒した。

テレビ朝日系「あざとくて何が悪いの？」（毎週日曜23時55分～）内の人気企画「あざと連ドラ」の第4弾では、初の男性目線のストーリーとしてメインキャラ3人のうちの1人に抜擢。そのほかにもTBS系で放送する「第31回全日本高校女子サッカー選手権」応援リーダー、地元・大阪のラジオ、FM802のプロジェクト「Moderna Meets Music」アンバサダーに就任し、これまでFANTASTICSを知らなかった人々にもグループの名を広めている。また「恋愛デスマッチ『国宝級彼氏オーディション』」で八木とグループ内共演を果たすことが発表され、放送前から注目を集めた。

ともに2023年には1stソロ写真集の発売も決定するなど、個人で活躍しながらボーカルとしてもさらなる成長を目指し歩み続けている八木と中島。楽曲ごとに繊細に声色・声量を調整し奏でる2人のハーモニーは、来年以降もさらに厚みを増していくことだろう。

世界

2歳からダンスを始め圧倒的な実力を持つ最年長リーダー・世界は2022年もグループ楽曲の振り付けを多数担当。常に客観的な視点でFANTASTICSを見ているからこそメンバー1人1人の魅力を最大限に活かしたフォーメーションを生み出し、ファンの期待をさらに上回るパフォーマンスを完成させている。

ダンスの魅力を伝えるテレビ神奈川「リトステ！～Lit STEP～」でもメインMCを務め、その実力はファン層を超えて知られるように。

その一方でプライベートでは大のマンガ・アニメ好きで日々SNSではあらゆる作品の感想を興奮のままに発信するという可愛らしい一面も。今年はついに映画「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」、アニメ「遊☆戯☆王ゴーラッシュ！！」などで声優を務め、自分自身の“好き”を確かに仕事に繋げた。

佐藤大樹

世界とともにリーダーを務める佐藤は、近年俳優としてもその実力を発揮。特に今年はMBS「liar」（見上愛とW主演）、TBS系「理想ノカレシ」、日本テレビ・読売テレビ系「Sister」、Amazon Prime Video「恋に落ちたおひとりさま～スタンダールの恋愛論～」と途切れることなく映像作品に出演。体当たりラブシーンに挑んだサラリーマン役から、恋愛感情の強さゆえに衝撃の行動を繰り広げる青年の役まで、王道だけではない役柄も演じられることを出演作で裏付けている。

また「liar」はFANTASTICSの「Turn to You」がエンディング主題歌となり、“主演ドラマで主題歌担当”という長年の夢を叶えた。

パフォーマンスでは、どこであろうと佐藤の立つ場所がパッと華やいで見える“主人公力”が魅力。11月にZOO・EXILEから引継ぎリリースした「Choo Choo TRAIN」では、冒頭のロールダンスで先頭ポジションを担当。EXILEでは最年少として最後尾に立つ佐藤だが、FANTASTICSバージョンで先頭に立つことを決めたのは世界で、2人の確かな関係性が「エモい」「泣ける」と話題を呼んだ。

澤本夏輝

世界とともにFANTASTICSのコレオグラファーとして知られ、今年も振り付けや演出を担当した澤本。彼等はLDHらしいワイルドな一面だけでなく爽やかさ・スタイリッシュさも持ち合わせていることが人気の理由の一つだが、澤本はメンバーのスタイリッシュさを引き出すのが抜群に上手い。彼自身も手足の長さを活かし、頭のてっぺんからつま先まで美しいダンスでファンを魅了している。

2022年はこれまで継続してきた福島中央テレビ「ゴジてれ Chu！」内の担当コーナー「FANTASTICS畑」のYouTubeチャンネルが開設され、趣味である料理の腕前を見せる配信番組「腹ペコグルマン なつキッチン」（cookpadLive）もスタート。「The Usual Night いつもの夜」でも手際よく料理するシーンにファンが虜となった。

そのほか、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの山下健二郎がパーソナリティを務めるラジオ番組「三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE」（ニッポン放送／毎週日曜日21時40分～）や、そのイベント、EXILE TETSUYAと「SDGs FES in EDOGAWA」にも出演し、各方面に爽やかな魅力を振りまいている。

瀬口黎弥

瀬口はパワフルなダンスでファンを魅了しているが、パフォーマンスだけでなく自ら作詞をしたラップをライブで披露することも。今夏には三代目JSBのELLYが開催した「NEOTOKYO presents ～SUMMER ISLAND 2022～」にもソロでゲスト出演を果たしている。

秋には日本テレビ系「ファーストペンギン！」で“マイルドヤンキー”役、テレビ東京系「自転車屋さんの高橋くん」ではセクシャルマイノリティーであることを告白するサラリーマン役と、全く異なる2人のキャラクターを熱演。どのような役柄でもまるでそこに生きているかのようなナチュラルな芝居は、視聴者を一気にストーリーに引き込んでおり、今後の演技仕事にも期待が高まった。

堀夏喜

堀は中島から「あざと連ドラ」リレーのバトンを受け取り第5弾に出演。「HiGH＆LOW THE WORST X」では俳優1本で活躍する実力者たちに囲まれながら、新キャラクターとして爪痕を残した。

さらに人気コミックを実写化したMBSドラマ「少年のアビス」では複雑な過去・誰にも言えない秘密を抱えている主人公の幼馴染役、錚々たるベテラン俳優陣の中で本格的な演劇初挑戦となった舞台「ホームレッスン」では物置に閉じ込められている少年役と、演技経験が少ないながらいきなり難役に抜擢。感情の振り幅を表情やセリフのみならず全身を使って表現した。

また堀の地元・名古屋のメ～テレで放送されている「ホリナツのカンムリ」（毎週木曜日26時～）では、MCである堀のテンポとセンスのいいコメントを楽しむことができ、今年さらに人気を拡大。年末にチャンネル登録者数10万人を達成した。

一方パフォーマンスでは高身長の抜群スタイルを巧みに魅せる堀。どんなジャンルも自分のものにする洗練された動きには、ストイックな日々の努力があるに違いない。

木村慧人

中島とともにグループ最年少で誰からでも愛される人柄の木村だが、「HiGH＆LOW THE WORST X」ではマスクがトレードマークの不良高校生として雰囲気が一変。MBSドラマ「恋と弾丸」でもマル暴刑事として凛々しい役柄を演じ切った。

また中島・堀と続く「あざと連ドラ」リレーのバトンを手にした木村は、現在第6弾に出演。現在放送中の人気BLコミックを実写化したMBSドラマ「飴色パラドックス」（MBS：毎週木曜25時29分～、テレビ神奈川：毎週木曜25時～）ではM!LKの山中柔太朗とW主演を務めており、その恋模様には大きな反響が集まっている。

木村は演技だけでなく、パフォーマンスでも表情管理が高評価。ファンとともに盛り上がる明るい曲では弾けるような笑顔、スピード感のある迫力抜群の曲ではキリっとした眼差し、恋愛がテーマのバラード曲では思わずこちらも感情移入してしまう切ない顔…見事に使い分け、多彩な表現力を見せつけている。

確かな実力を持ちながらも満足せず常に挑戦を続けるFANTASTICSは、2023年も2月よりライブツアー「FAN FAN JUMP」がスタート。今年を超えていく彼等から目が離せない。（modelpress編集部）