古川雄大“桜夜”、馬場ふみか“ユリ”を守るために見せた狂気と切なさ、愛の重さに圧巻＜恋と弾丸＞

2022.12.23 12:44

古川雄大と馬場ふみかがW主演するドラマ特区「恋と弾丸」(毎週木曜夜0:50-1:20ほか、MBSほか)の最終話が12月22日に放送された。愛する馬場ふみか“ユリ”を守るために命を張る古川雄大“桜夜”のすさまじい姿に、圧巻の展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

ヤクザの若頭と普通の女子大生のキケンな“烈愛”ラブストーリー

本作は、ヤクザの若頭が普通の女子大生と運命的に出会い求め合う、キケンな“烈愛”ラブストーリー。累計500万部目前の箕野希望氏の同名コミックスが原作で、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて世界配信もされている。

古川がヤクザの若頭・桜夜才臣(おうや・としおみ)を、馬場は勝気で正義感が強い女子大生のユリを演じる。また桜夜に異常に固執するマフィアのボス・セミリオ役に黒羽麻璃央、桜夜に恋心を抱くNo.1ホステス・蝶子役に中村静香、ユリの幼なじみの刑事・ジン役に木村慧人(FANTASTICS from EXILE TRIBE)が出演。

さらに、桜夜組の組員・省吾役に七瀬公、同じく組員・ギンジ役に山中柔太朗(M!LK)、高級クラブ・小料理屋のママに橋本マナミ、桜夜組の組長で才臣の父親・桜夜秀一朗を大澄賢也が演じる。

桜夜がセミリオと対峙する中、ユリへの愛を切なくささやく

「君の欲望を叶えにきた」。セミリオがユリを強引に自分のものにしようとした時、桜夜が現れた。桜夜の激怒した顔を見たかったセミリオが拍子抜けするほど冷静だ。セミリオが桜夜を挑発し発砲する中、ユリの元へ歩み寄った桜夜は、ユリに上着をかける。

ユリにケガがないか確かめる桜夜が、首筋にキスマークを見つけた。ユリの苦しい思い出を上書きしようと、熱く抱擁しその場所にキスをする。その姿を見ていたセミリオの怒りが爆発。ナイフを取り出し、桜夜を刺した。しかし桜夜は冷静さを保ち、ユリに帰るように伝える。お互いがこれが最後かもしれないと思う中、切なくも熱く愛を伝え合った。

ユリが、その場を立ち去ると、今度は桜夜が豹変。持ってきたウイスキーをセミリオの頭からかけ、机にうつぶさせ、ユリが噛んだ指のそばにナイフを突き刺した。「ユリの噛んだ歯型でさえ、お前にはやらない」、そう言った桜夜の狂気が満ちる。

桜夜を心配しながらも、ユリは桜夜を愛することを諦めずに…

「生きてたら、君の元へ一番に帰る」。桜夜の言葉を信じ、2人だけの家で桜夜を待ち続けるユリ。掃除をしたりトレーニングをしたりして気を紛らわせても、桜夜を心配する気持ちで押しつぶされそうだ。でも桜夜に愛されることを諦めたくないユリは、強い気持ちを持ち続けようとする。

うたた寝をしてしまったユリが目を覚ますと、目の前にプレゼントが。そしてその先には桜夜の姿があった。桜夜にかけよるユリ。そして熱くキスをした2人は、そのまま桜の間のシーンへ。ユリと桜夜が愛おしそうに見つめ合う。「早く、私の中に帰ってきて」、その言葉に桜夜の心が熱くたぎる。

ユリのピアスを取り返してきたと話す桜夜に、ユリがセミリオがどうなったかを聞いてきた。殺してないが「裏の世界でのいい見せしめになってもらった」という桜夜の静かな言葉に、恐怖を感じたユリ。愛が重たくて、怖い…。そう感じながらも桜夜の腕で眠りたいと、ユリは改めて桜夜への想いを強くする。

古川雄大“桜夜”の凄まじい演技力に、ファン圧巻

古川雄大“桜夜”が黒羽麻璃央“セミリオ”と対峙する時の静かな狂気に心がふるえる。そんな中でも馬場ふみか“ユリ”にだけ見せる愛情あふれる表情は優しさに満ち、切なささえも感じる。「古川雄大さん、何なの何なの。すさまじい演技力!!!」「背中で恐ろしさを醸し出すのすごいー」などと、古川“桜夜”を絶賛する声でSNSが盛り上がる。

また「はぁぁぁぁぁ恋弾ロス」「これ本当に最終回？って終わり方だったので続編希望」「最後までどの描写もきれい」「ドラマはもちろん公式さんのツイートも無くなるかと思うと寂しい」などと、演出その他スタッフをも絶賛する声や、続編希望の声でにぎわった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部