女優・兒玉遥が語る、アイドル時代からの解放「今は不安よりも楽しみの方が大きい」
2019年にHKT48を卒業後は女優へと転身、直近では『空のない世界から』でシングルマザー役を演じるなど演技の幅を広げている兒玉遥。そんな彼女が、11月25日に約6年ぶりとなる写真集『Stay 25』(ワニブックス)を発売する。その真意と女優としての心境の変化を聞いた。
──写真集発売おめでとうございます。拝見しましたけど、驚きました。
兒玉 今回は驚かせる作品にしたかったんです。私のファンの方はいろいろ写真集やグラビアを見てきたと思うから、「今回は違うぞ」と感じてほしかったです。エンターテインメントの精神で作りました。
──どうしてこのタイミングで写真集を? グラビアにも力を入れていきたいということなのでしょうか?
兒玉 いえ、グラビアに力を入れていくというわけではなく、あくまで一番大事にしたいのは女優業です。女優として頑張っていくためにも、皆さんに知っていただくきっかけになったらなと思っています。
──内容について詳しくは書きませんが、あれほどの露出があるとは思っていませんでした。躊躇はなかったですか?
兒玉 撮影の前にスタッフさんとどういう内容にするかのディスカッションをしたんですけど、いくつもの写真集を見ながら「このくらいは大丈夫かな」というラインを決めてはいたんです。まあ、いざ撮影になったら……こうなっちゃいました(笑)。でも私としてはそんなに脱いでいる感覚はないですよ。
──そうなんですか?
兒玉 最終的には見てくださる方の感覚に任せようと思っていますけど、別に脱がされたわけではないですからね(笑)。私としては、きれいな美術品のような作品を残すつもりで撮影しました。特に25歳という年齢は、女性として瑞々しく撮っていただける年齢かなと思うので、ベストの形で自分を撮っていただいたと思います。
──そうなるとますますファンの人の反応が気になりますね。
兒玉 そうですね。どんな感想になるんだろう? ドキドキです。ただ、みなさんにとってもきっと想像以上の露出だと思います(笑)。
──さて先ほども話に出ましたが、兒玉さんは現在女優として奮闘中です。
兒玉 特に今年は出演数が多かったのでうれしいです。3年目ですから仕事のペースにも慣れましたし、毎日が楽しいですね。自分でもいい歳の取り方をしているなって感じます。女優って特に歳を重ねることが楽しみになる職業だと思うんですよ。
──いい歳の取り方ですか。
兒玉 アイドルグループにいると、20歳を超えるとどうしても年上キャラになっていくじゃないですか。まだ世間的には若いのに、歳を重ねるのがどんどん怖くなっていった自分がいて……。アイドル時代、特に17歳の頃が自分でもキラキラしていたなという感覚があったんですよ。だけど、その感覚からようやく解放されたんです。なので今後は、常にピークというか、一番いい時期が30代でも40代でもある息の長い女優さんになっていけたらいいなと思います。
──目標にしている俳優はいらっしゃいますか?
兒玉 吉永小百合さんです。何歳になってお美しいですし、映画だけで生きていくという姿勢もカッコいいなと思いますね。私も人前に立って表現することが一番好きなので、吉永さんのようにずーっと続けていって、味のある女優さんになりたいです。
──自分の出演作品を見返すことはありますか?
兒玉 私、どうしても恥ずかしくて見返せないんです……。反省点が見えてしまいますし。あそこはこう演じればよかったな、とか。その代わり、私が出ていない作品をたくさんチェックしています。
──こんなお芝居をしたいという願望は?
兒玉 もちろんどんな役でもやってみたいという気持ちはあるんですけど、最近『Red』という作品を観て、不倫みたいな禁断の恋の役も楽しそうだなと思っていて。だって現実にはできないじゃないですか(笑)。いろんな職業を体験できて、いろんな環境に触れられる。それが女優の醍醐味ですから。
──プライベートはいかがですか?
兒玉 趣味が増えました! 最近だとサウナとか。週に1回は行きたいと思っているサウナーです。そうだ、もりぽ(森保まどか=元HKT48)ともサウナに行きましたよ。もりぽは資格を取るくらいサウナが好きなので、一緒に整っています(笑)。
──ほかにメンバーとの交流はありますか?
兒玉 谷真理佳ちゃんとよく連絡を取っています。HKT48からSKE48に移籍してからも、一緒に海外旅行したりしていて、仲良しなんですよ。HKT48のことは周年の公演とか同期が卒業する情報が入ってくるたびにチェックしていたり、陰ながら応援しています。
──先ほど出演作品を見返さないというお話もありましたが、アイドル当時の映像を見返すことはありますか?
兒玉 そっちも恥ずかしいのでないです! 自分から見たいと思わないし、私の前では見てほしくもない(笑)。でも出演作品と違って、アイドル時代の映像を振り返りたくないのは、常に「この先どうなるんだろう」っていう漠然とした不安を抱えていたからかもしれません。ただそれはアイドルを卒業してからも変わらなくて、女優になってからも「転身したはいいけど大丈夫かな」って思っていました。コロナ禍もありましたしね。
──過去形ということは、今はもうないと?
兒玉 そうですね。今やっといい感じに走り出せたと感じることができて、不安よりも楽しみの方が大きいです! 役を経験するたびに新しいものを習得している感覚が得られるんですよね。人生って、何かを築きあげていく瞬間が一番楽しいんだと思うし、これからはもっとパワーアップした姿をお見せしたいです。
(取材・文/犬飼華)▽兒玉遥(こだま・はるか)1996年9月19日生まれ、福岡県出身。2011年から2019年までHKT48の1期生として活動、卒業以降は女優として活躍している。主な出演作は映画『渚に咲く花』『空のない世界から』など。Twitter:@haruka_kdm919Instagram:haruka_kodama919
▼兒玉遥 写真集 『Stay 25』(ワニブックス)撮影:LUCKMAN
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