

ジャルジャルが語るコント愛の原点「高校時代2人で保健室やってたじゃれあい」
デビュー20周年を迎えたジャルジャルの活動が極めて精力的だ。今年はすでに2度の単独ライブツアーを敢行。10月19日にも昨年の単独ライブツアー「ジャルってんじゃねえよ」&「愛るしい、きみ」と主演コントシネマ「サンチョー」のDVD/Blu-rayを3枚同時発売し、さらには年内にキャリア最大級のライブツアーも控えている。2人の芸人人生を振り返りつつ、彼らの代名詞である「コント」にかける熱意を聞いた。
「キングオブコント2020」で優勝し、名実ともにコント芸人の頂点に達したジャルジャル。その「コント愛」の原点とは何なのか? 話は高校時代にまでさかのぼる。
福徳 僕らは同じラグビー部に入って仲良くなって、休み時間は2人でずっと保健室に入り浸っていたんです。その時にやってたミニコントみたいなのが原点と言えば原点かな。
後藤 僕は芸人になるつもりも、お笑いが好きでずっと見てきたとかもなかったんで、ただただ仲のいい高校生がいちびって(=調子に乗って)じゃれ合ってただけの気がしますね(笑)。
福徳 「仕事になったらさらに楽しくなるんじゃないか」って芸人を目指した感じでした。それからはNSC(※吉本興業の養成所「吉本総合芸能学院」)に入るのを見越して、部活終わりにグラウンドの隅っこで漫才の真似事みたいなんをやるようになりまして。後輩や同級生を1人ずつ呼んで、感想を聞いたりもしてました。
関西のお笑いと言えば漫才、という時代。NSC入学後、保健室の戯れとは違う自分たちなりの漫才で勝負していたジャルジャルだったが、それはうまくハネなかった。
福徳 「入ってくる奴は全員おもろいんやろなあ」って思うじゃないですか。でも最初のネタ見せの時は、九割がたおもんなかったです(笑)。ただそれは僕らも一緒で、全然褒められなかった。「声デカいね」って言われたくらいで。やってる僕らも、あの保健室の楽しさが無かったんです。自分たちではよくできた漫才だと思ってるのに全然褒めてもらえない時期が続いて、それで「休み時間にふざけてたあの感じを授業でもやってみよう」と。そしたら褒められたんですよ。「これでええんや、これがコントなんやな」っていうのに気付いた、そんな感じでした。
後藤 やっぱり今よりももっと、「お笑いをやる=漫才」っていう雰囲気はあったので、褒めてはもらえても、最初の方はやっぱり「変な奴」扱いでした。お客さんからも芸人からも吉本の社員さんからも。真剣に「賞レース獲りたいです」って言っても、「え、そうなん?」みたいな空気はありましたし。5年目にNHKの新人演芸大賞を獲って、それで社員さんからの見え方も、環境も一気に変わったかな。
福徳 まあ、当時は今ほどネタ作りがスムーズじゃなかったんで、けっこう大変なことも多かったですけどね。新ネタライブなんかでも、出番の数分前まで、舞台袖で相談してたこともありましたし。
後藤 ひとつ前の出番の人のネタが始まったら、尋常じゃないくらい焦るんですよ。どうすんねん?って言ってたら僕らの出囃子が鳴って、みたいな(笑)。ようやってたなあと思いますね。
ただし、そんな下積み時代からでも変わらないものもある。それは、当時やっていたコントも、2022年のジャルジャルがやるコントも、「自分たちの好きなお笑い」であるということだ。
福徳 ジャルジャルのコントを言葉で表現するなら、結局「好み」っていうことに尽きます。もちろん他の人のネタを見て「おもろいな」って思うことはあるけど、おもろいかおもろないかを抜きにしたら、自分たちのネタが一番好みなんです。
後藤 自分自身ではなかなかわかりづらいですけど、コントには「ジャルジャルカラー」が出てんのかな、とは思いますね。それはやっぱり「好み」としか言いようがないかもしれないです。
福徳 ネタの好みって20年やってても案外変わらないんですよ。20代の頃は「今やってるネタは30代、40代になったらやってへんやろな」って思ってましたけど、まだこの年齢になってもやってますし(笑)。桂文枝師匠が、「30年やったネタでも、ある時に『ここを変えたらもっとウケるんちゃうか?』って気づかされることがある」っておっしゃってるのを聞いたことがあるんです。その時はびっくりしたけど、そういうことがほんまにあるんですよ。
後藤 昔のネタを映像で観たりすると、まあ「下手やな」とは思うんです。それで言えば、今の僕らは表現やらなにやらは上手くなってるとは思います。ただ、技術が上がった分、今の僕らは良くも悪くもそれで逃げれてしまうところもある。だから、今後もネタをやる時には、素材の良さをちゃんと出しつつ、そこに技術を載せてパワーアップした形で見せていきたいな、とは思いますね。
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