

「めちゃイケ」“ガリタ食堂”の明松功氏「こんなにワクワクする51歳を迎えるとは思ってなかった」<サウナの神さま>

サウナ好きで知られるサバンナ・高橋茂雄が世界のトップランナーをサウナへ招き、人生の“ととのった”瞬間=ターニングポイントを聞く番組「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(隔週木曜夜9:25-9:54、TOKYO MX)。9月22日放送回のゲストは、「めちゃめちゃイケてるッ!」を担当した元フジテレビプロデューサー“ガリタさん”こと明松功(かがり・いさお)氏。フジテレビを代表するバラエティー番組を担当し、50代でフジテレビを退社するという思い切った挑戦に踏み切った明松氏が、人生で“ととのった瞬間”を打ち明けた。
「めちゃイケ」ADからプロデューサーまで歴任
フジテレビ時代、「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」を経て1997年から2016年まで「めちゃ×2イケてるッ!」でADからプロデューサーまで歴任した明松氏。局社員ながら番組内の人気企画「ガリタ食堂」では出演もこなした人気者だ。2021年、51歳でフジテレビを退社し、大学時代の後輩と2人でこの春、コンテンツや広告のプロデュースを行う制作会社を立ち上げた。
「サウナの番組に出るって言ったら嫁さんに爆笑されました」と豪快に笑う明松氏。サウナの入り方も「ちょっと熱いかなと思ったらわりと早めに水風呂行っちゃって、2回目からは長めに」と、豪快。そんなガリタさんに高橋は「これは長年サウナを愛してる人やな」とニコニコ。
お互いに「エンタメのことを腹割ってお話しするっていう機会がなかったんで、そういうことを膝突き合わせて話せるっていうことにワクワクしてます」(明松氏)、「フジテレビっていう“後ろ盾”をやめて新しく踏み出すって勇気がいること。その決断にいたるまでと、ここから人生どう思ってはるのかも聞きたいですね」(高橋)と、期待に胸を膨らませ、収録に臨んだ。
入社面接では「アメフトの話しかしなくて」
――高橋:フジテレビはめちゃくちゃ狭き門だったんじゃないですか?
明松:大学時代、アメフトをやってまして。たまたま僕の面接をやってくれた社員の方がアメフト好きで、面接でもアメフトの話しかしなくて…。「いやいやテレビの話させてよ」と思ってたら結果、受かってたっていう(笑)。
――高橋:(笑)。どんな激務もこなす雰囲気出てたんでしょうね。
明松:それはありますね(笑)。最初は「HEY! HEY! HEY!」で前説をやってました。これは話すネタがないとダメだと思って、歌舞伎町に行って“ぼったくられ”経験をずっとやったりして(笑)。
――高橋:やってること芸人やん!
明松:1997年の秋に「めちゃイケ」に異動になったんです。最初、スタッフルームに挨拶にいったら全員いなくて、置いてあった台本を見たら「こんなことまで練られてるのか、面白い!」と。ひとりでスタッフルームでこんな分厚い台本読みふけりましたね。超やりがいあるなと思いました。
何の仕掛けも設定も用意されてないように見えて、ちゃんと面白くなるのが一番優秀な演出なんですよね。(『めちゃイケ』総監督を務めた片岡飛鳥さんは)お笑いが大好きで、過去のお笑いの記憶力がすごい。自分が面白いと思う引き出しをたくさん持っていて、どの引き出しを誰にぶつけるかっていう選択も正しくて。僕からしたら化け物みたいな感じでしたね。先輩を追いつけ追い越せでディレクターをやっていたんですけど、縮まる感じがしなくて。39歳で「プロデューサーやらせてください」って言いました。そっちの方が番組に貢献できるなと思って。
――高橋:プロデューサーは向いてました?
明松:たぶん向いてましたね。モノを作るということに対して好きっていう気持ちを持てさえすれば、あとは自分が貢献できる場所を探して自分に合った場所を探せばいいと思いましたね。
現場から営業へ…新たなやりがい
――高橋:「めちゃイケ」のプロデューサーは番組が終わるまでやられてたんですか?
明松:2018年の3月に番組が終わったんですけど、2016年に僕は営業になったんです。編成局長から電話がかかってきて。
――高橋:青天のへきれきやん。
明松:(内示を聞いて)飲んだくれましたね。人生で初めて3日間、目的もなく酒場に行きました。「なんで僕が営業に?」って聞いたら、「営業が欲しいって言った」って言われて、それに救われましたね。営業の人間は番組を作ったことがないから番組がどう作られてるのか教えてほしい、と。社外にフジテレビのファンを作ってほしいんだ、とも言われました。包み隠さず全部言ってくれて、それがうれしくて。
――高橋:営業はどうでした?
明松:「この番組でこういう商品使ったらこういうゲームできたりしない?」とか、そういうところまで嚙み砕く作業をして。制作と営業を両方経験してる俺だからできる作業だなとは思いました。もし、営業を経験してから「めちゃイケ」に戻っていたら、番組をもう一個上のステージに持っていけたんじゃないかな、と思うことはありますね。
退社して訪れた“人生ととのった瞬間”
明松:去年の夏、コロナにかかったのをきっかけに死生観が変わって。やるなら早めにやらなきゃアカンって思っていたら、その秋に早期退職の募集があって「何このタイミング!」って。パズルが合うような感じでしたね。
――高橋:実際、退社してどうですか?
明松:僕と、電通でCMを作ってた大学時代のアメフトの後輩と二人で会社作ったんですけど、引き続きテレビ以外のメディアでもエンタメのコンテンツを作りつつ、彼は広告屋なのでCMも作りつつ、あとはガラにもなく社会貢献をしたり、地方活性化みたいなこともいろいろ勉強しながらやってたりするんですけど…超楽しいです!先の不安はありつつなんですけど、こんなに楽しい、ワクワクする51歳を迎えるとは思っていなかったです。
――高橋:40代、50代から変われるっていうのはすごいことですよね。
明松:それが一番のご褒美の気がします。
――高橋:それこそ、“人生がととのった瞬間”ですよね!
「コミュニティを持ちたい」
――高橋:ガリタさんの“まだととのってないこと”を教えてください。
明松:死ぬまでにやっときたいことっていうのが3つあって。ギター、サーフィン、バイク。
――高橋:だいぶモテ要素に偏ってるな(笑)。
明松:ハーレー、乗りたくないですか? ロングボード持ったハワイの太ったおじさんみたいになりたいじゃないですか。で、ギターはアコースティックですね。
――高橋:セミリタイアしてからそういう趣味に生きてくの楽しそうですよね。
明松:コミュニティを持ちたいですね。何の利害関係もない、趣味が一緒っていうだけのコミュニティを持ちたいですね。
――高橋:まず、どれからやるかだけ決めましょか。
明松:うーん…。
――高橋:もうええわ!
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