

令和のバズ女王が作り上げる"偶像"高嶺ヒナ「ポジティブなレタッチを推奨していきたい」
強烈なキャラクターと独特な世界観でSNSを中心に人気を集める"令和のバズ女王"高嶺ヒナ。二次元の存在のように思える彼女だが、1stフォトブック『Lalka 〜偶像少女〜』(扶桑社)を発売するほか、2021年にはNHKにTV出演も果たす。今回は彼女の魅力であるメイク術やレタッチについて話を聞いた。
(前中後編の後編)
──昨年末に発売した初のフォトブック『Lalka 〜偶像少女〜 HINA TAKANE PHOTOBOOK』が好評で、ロングセールスを記録していますが、どういう経緯で発売することになったのでしょうか。
高嶺 私の持ち込み企画なんですけど、構想は以前からあって。今まで撮り貯めた写真をベースに再構成して、編集部でも新たに写真を撮り下ろしてもらいました。いろいろ細かいリクエストもしたんですけど、編集の方が私の意見を尊重してくれたのでありがたかったです。
──高嶺さんは作り込んだ写真のイメージが強いので、すっぴんからメイクしていく過程を見せるコーナーは意外でした。
高嶺 以前から「メイク方法を知りたい」ってファンの声も多くて。私自身、モデルさんのメイク講座やファッション誌でメイク方法を紹介する記事などを見た時、ある程度仕上がった状態から見せる構成に不満があったんです。「ここになるまでの基礎が一番知りたいんだよ!」と(笑)。目も最初からカラコンがドンと入ってることも珍しくなくて。そこら辺もちゃんと開示したほうが、ストレスフリーな読み物になるかなと思って、すっぴんから始めました。
──整形についてもオープンにしていますよね。
高嶺 全身整形しているとか、あることないこと書かれることが多いので、そんなことないよという意味でも書きました。
──ネットの悪意ある声は気にするほうですか?
高嶺 そういう書き込みを見なくなりましたし、気にしなくなりました。以前は多少、気にしていましたけど、目立つことをやっている分、いろんなことを言われるのはしょうがないですからね。殺害予告なんかは法的な話になりますけど、「ブス」みたいな意見は人それぞれの価値観だから、私がどうこう言っても、その人の価値観を変えることはできないし、逆にその人の価値観を否定する気もないし。お互いが共存する必要もないし、一生会わないだろうし、言わせておけばいいやぐらいに思っています。
──このフォトブックに収められた高嶺さんの文章を読んで、高嶺さんのように現在進行形でいじめられている子や、生きづらいと感じている子たちは勇気づけられるだろうなと感じました。
高嶺 何か支えがあると、それだけで生きやすいなと感じます。私自身も昔、アニメやらアイドルやらの偶像に救われて、心の支えにして生きてきた人間なので、そんな私が支えになれることは光栄なことですね。いじめられていた時の自分からしたら、考えられなかった未来で、そう思うと感慨深いです。
──高嶺さんはレタッチも全て自分で行っているそうですが、いつ頃から本格的に始めたんですか?
高嶺 Photoshop自体を使いだしたのは2021年なので最近です。ちょうど「うっせぇわ」(Ado)のMVに登場するキャラクターコスプレをしてバズったあたりからです。それまでは修正も携帯でやっていたんです。ツイッターに上げるぐらいのクオリティだったら、そこまで高画質の必要もないですからね。でも写真の仕事を受けるようなってから、ちゃんとPhotoshopでレタッチして、高画質の写真を先方に返さないと申し訳ないなと思い始めたんです。他人にあれやこれや分かりやすく指示を出すよりも、自分で技術を身につけたほうが確実に早いというのもありました。
──レタッチは地道な作業ですけど苦ではないんですか?
高嶺 結構好きです。作品をちまちま作るという意味では、美術も一緒ですからね。一から何かをキャンバスに描いていくか。素材があって、それをどう使っていくかという違いだけで、やっていること自体は似ています。高嶺ヒナというものを、メイクと服、写真などで作り込んだ上で、レタッチで仕上げるのが最終完成形だと思っているので、そこの手間は惜しみません。
──レタッチは、もしかするとネガティブなイメージを抱きがちですが、高嶺さんは積極的に活用していますし、すごくポジティブに捉えているのが伝わってきます。
高嶺 メイクだけで理想の自分になるのは限界がありますし、上手くメイクができなくて、「私なんて可愛くないから」と悩みの種になってしまう子もいると思うんです。でも現代にはPhotoshopがあるんだし、積極的に文明の利器を使っていきましょうと、ポジティブなレタッチを私は推奨していきたいんです。ちょくちょくヤフコメなどで「こんだけ加工とかメイクとかしてたら絵でいいじゃん」「もはやCGで不気味だし、これだったら人間である必要性なくね?」みたいなことを言われます。いや、そうじゃないよと。自分という素材があってこその加工だし、絵でこれだけ描こうと思ったら手間もかかる。そもそも私は実在しているのかどうなのか分からないものになりたいし、その絶妙な狭間みたいなものを狙っているんですよね。
──今年3月で大学を卒業して、企業に就職したそうですが、活動に支障はないんですか?
高嶺 やっぱり昼間は拘束されているので、平日に撮影を入れるのは難しいです。土日にまとめて撮影を組むことが多くなりました。
──今後、どんな活動をしていきたいですか?
高嶺 今はデザイナーとしてというよりも、「高嶺ヒナ」という名前があるから、私がプロデュースした服を買う人が大多数だと思います。いつかはネームバリューとかではなしに、純粋に服だけを見て、「デザイナーは知らないけど、可愛いから買う」という人を増やせるようになりたいです。一方で、これからもモデル活動を並行して行っていきたいですし、今までやっていないことにも挑戦して、高嶺ヒナを更新していきたいですね。
▽高嶺ヒナ人形のような完全無欠のビジュアルとコスプレへのストイックな姿勢、芯の通ったメッセージなどで若者から支持を集める「令和のバズ女王」。モデルやコスプレ活動だけでなく、人気アイドルグループの衣装デザインや自身のアパレルブランドを展開するなど多才を発揮している。1stフォトブック『Lalka 〜偶像少女〜 HINA TAKANE PHOTOBOOK』(扶桑社)が絶賛発売中。ASETIAの公式サイトではイベント限定特典のフォトブックが数量限定で販売中。
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