前田敦子・榮倉奈々・窪田正孝ら、東京の多様な愛描く「モダンラブ・東京」追加キャスト解禁

前田敦子・榮倉奈々・窪田正孝ら「モダンラブ・東京」追加キャスト解禁

ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる様々な物語を描いたAmazon Original『モダンラブ』。2019年にアメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が、舞台を東京に移して描かれる『モダンラブ・東京』に、日本を代表するキャストと映画監督陣が集結した。

本作で描かれる7つの物語では人の営みを紡いできた“東京”の街を舞台に、マッチングアプリでの出会いやセックスレス、シニアラブや国境を越えた恋など、現代ならではの多様な愛と人々の絆を映画界の第一線で活躍する監督たちが描く。

すでに本作には水川あさみ、永作博美、ユースケ・サンタマリア、ナオミ・スコット、池松壮亮の出演が決定し、本作のショーランナー兼監督の平栁敦子、各エピソードの監督を務める廣木隆一、山下敦弘、荻上直子、黒沢清が発表されているが、このたび前田、榮倉、柄本佑、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆が出演することが決定。

また日本版の『モダンラブ・東京』ならではの取り組みでアニメーション作品が制作され、声優に黒木華、窪田が決定し、山田尚子が監督を務めることが発表された。

第1話：水川あさみ＆前田敦子

第1話の「息子の授乳、そしていくつかの不満」（監督・脚本：平栁敦子）では、水川がキャリアウーマンの高田真莉を演じ、前田が真莉のパートナーである河野彩を演じる。真莉と彩は2人の子供を育てており、子育てを通して変化する真莉の心の模様が描かれる。

＜前田敦子コメント＞
「海外版の『モダンラブ』がすごく好きなのでオファーをいただいた時は感動しました。『モダンラブ』にはすごく愛が詰まっているんですよね。短いそれぞれの話の中に、いろんな愛の形が綺麗に描かれていて…綺麗というのはキラキラとかではなくて、2人の愛がすごく綺麗なんです。多くの方にもこ素敵な愛を感じてもらえたらと思います」

第2話：榮倉奈々＆柄本佑

第2話の「私が既婚男性と寝て学んだこと」（監督：廣木隆一、脚本：黒沢久子）では、榮倉が生物学の大学教員・佐藤加奈、柄本がフリーライターの山田圭介を演じる。加奈と圭介はセックスレスが原因で離婚した元夫婦。マッチングアプリで知り合った既婚者とその場限りの関係を結んでいく加奈が、この行動を通して自分にとって何が大事だったかに気付く姿が映し出される。

＜榮倉奈々コメント＞
「美しい作品に出演できて、とても幸せに思います。元々『モダンラブ』のファンでしたが、さらには尊敬する廣木監督のチームに参加できるという事で緊張感に包まれた日々でした。人生の深みを感じる文学的な『モダンラブ』シリーズには心を豊かにしてもらったと思います」

＜柄本佑コメント＞
「海外版の『モダンラブ』に引けをとらない作品になっているので楽しんでもらえればと思います。本作は榮倉さんの魅力を廣木監督が十二分に拾い上げているので、榮倉さんの魅力を楽しんでください。また、作品を見て自由に様々な解釈をして、仲間と自由に『モダンラブ・東京』の話をしてほしいです」

第3話：伊藤蘭＆石橋凌

第3話の「最悪のデートが最高になったわけ」（監督：山下敦弘、脚本：龍居由佳里）では、伊藤が離婚して3年が経つ学芸員の倉田奈津子を、石橋が内装の仕事を手掛ける速水耕介を演じる。60歳を過ぎ、恋とは無縁だと思っていた奈津子が、マッチングアプリを利用して耕介とデートをすることになるというシニアラブがテーマの作品だ。

＜伊藤蘭コメント＞
「年を重ねた男女がちょっと勇気を出して新しい一歩を踏み出そうとする姿は、時にぎこちなく微笑ましく、若者との対比も絶妙で笑いを誘います。心あたたまる作品に出演できて嬉しいです。2人の一喜一憂と思いがけない展開を是非見届けて下さい」

＜石橋凌コメント＞
「脚本を読んだ時に、単純に面白いなと思いました。元々実話をベースにしたシリーズなので、実際にあったことなんだと非常に興味深かったです。この歳になってもラブストーリーができるんだって（笑）。いくつになっても、人との出会いがあり、“人生面白いな”と思っていただけるんじゃないかと期待しています」

第4話：成田凌＆夏帆

第4話の「冬眠中のボクの妻」（監督・脚本：荻上直子）では、結婚して3年目の夫婦の塩田健吾を成田、塩田麻衣を夏帆が演じる。職場での人間関係から鬱状態となった麻衣の笑顔を取り戻そうと、健吾が懸命に支える夫婦愛が描かれる。

＜成田凌コメント＞
「鬱をテーマとしていますが、マイナスな事として捉えるのではなく前向きに考えられる素敵な作品です。一生懸命に生きている中で滑稽にみえる部分があったりとか、全体的に優しくて愛おしい物語として描かれていますのでご期待ください」

＜夏帆コメント＞
「海外版の『モダンラブ』が配信された当時、“こんな作品が日本でもできたら…“と思っていたので、東京版に参加できることがとても嬉しかったです。わたしが参加した『冬眠中のボクの妻』は一見暗く重くなりそうな題材ですが、切実さとユーモアのバランスがとても素敵な作品です。荻上監督だからこそ出せる世界観をぜひ楽しんでいただけたらと思います」

第5話：永作博美＆ユースケ・サンタマリア

第5話の「彼を信じていた13日間」（監督・脚本：黒沢清）では、TVディレクターとして働く篠原桃子を永作、桃子と結婚相談所で出会う不思議な男の鈴木洋二をユースケが演じる。出会って間もなく意気投合した2人の関係が、洋二の秘密がきっかけで大きく変わっていく。

第6話：ナオミ・スコット＆池松壮亮

第6話の「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」（監督・脚本：平栁敦子）では、英語のオンライン講師として働くエマをナオミ、エマの生徒マモルを池松が演じる。エマはマモルとのレッスンの時間に新たな楽しさを感じていたが、突然マモルから「今日が僕の最後のレッスン」だと告げられる所から始まる国境を越えた恋の物語だ。

第7話：黒木華＆窪田正孝

最後の第7話となるアニメーション作品「彼が奏でるふたりの調べ」（監督：山田、脚本：荻上直子）では、黒木がお人好しな性格の桜井タマミ、窪田がタマミの高校の同級生・梶谷凛の声優を務める。学生の頃から言いたいことが言えないタマミと、疎遠になってしまったけれど心の中で気になっていた凛との学生時代の甘酸っぱい恋の思い出が描かれる。

＜黒木華コメント＞
「久しぶりにアニメーションをやったので少し緊張しました。どんな作品でも受け取り手の気持ちが一番大事だと思うので、この作品を見てくださった人の気持ちに届き、おこがましいですけど勇気を出す一歩になれるような働きかけができていれば嬉しいなと思います」

＜窪田正孝コメント＞
「愛も神様も実態はないし証明もできない。でも確実に存在していて、心に繋がりや結びを与え調和してくれる。今作であなただけの愛に氣づき感じてもらえたら幸いです」

＜山田尚子監督コメント＞
「じんわりと心に明かりがともるような作品になるといいなと思いました。一作品だけアニメということに少し緊張しましたが、“愛”という共通のテーマを扱った作品のひとつのかたちとして、垣根なく楽しんでいただければと思います」

（modelpress編集部）