

元『Popteen』モデル・女優としてブレイク中の莉子が目指す先「オールジャンルな人になりたい」
モデル、女優として活躍する莉子が、6月3日公開の映画『きさらぎ駅』に出演している。本作は、インターネット掲示板発の都市伝説をもとにしたホラー作品で、莉子はギャル役を演じた。役作りのポイントや、今後の展望について話を聞いた。
──『きさらぎ駅』での莉子さんの役どころは、主人公がきさらぎ駅で出会ったギャルの松井美紀ですが、パッと見では莉子さんと気づかないぐらい見事なギャルでした。
莉子 今まではクラスの中でキャッキャしているような、若くて元気な役をいただくことが多かったんですけど、ここまでガッツリのギャル役は初めてでした。他のお仕事の関係もあって、髪の毛を染めることができなかったのでエクステをして、身だしなみからギャルに近づけていきました。衣装も「きさらぎ駅」の投稿があった時代(2004年)のギャルみたいな雰囲気になっているので、そこは注目していただけたらなと。なかなかヒョウ柄のシャツを着ることはないですからね(笑)。──莉子さん自身、ギャルの要素があった時代はあるんですか?
莉子 高校時代は、見た目は全然ギャルじゃないけど、「マインドがギャル」ってめちゃくちゃ友達から言われていて。女子校だったので、わりと性格が男っぽいというか、はっきりしている性格なので、それほど遠いものではなかったです。ただギャルではなかったので、今回は言い回しや普段使わないような言葉、ちょっと気怠そうな感じや立ち方、言い方でギャルを表現するように意識しながら演じていました。
ただ、みんなで線路を走るシーンで、私だけヒールだったので一人だけ走るのが遅くなって、監督から「もうちょっと頑張ってくれ」と言われました(笑)。あと撮影が去年の10月だったんですけど、私だけめちゃくちゃ薄着で短パンだったので、かなり寒かったですね。
──ギャル役の弊害ですね(笑)。『きさらぎ駅』は、女性が異世界駅に辿り着いた体験を綴ったインターネット掲示板の投稿を基にした映画ですが、莉子さんは都市伝説などに興味はありましたか?
莉子 小学校の頃って怪談話とかすごい人気じゃないですか。でも私は怖くて、聞かないようにしてた派でした。都市伝説とかもネットで調べたら幾らでも出てくる時代ですけど、そういうものを避けて生きてきた人間です(笑)。怖い映画やドラマも、なるべく見ないようにしていたんですが、今回の役をいただいたからには「きさらぎ駅」のお話も読まなきゃいけないので、本当に怖かったです。
都市伝説って「きさらぎ駅」がまさにそうですけど、細かい場所や時間なんかも書いてあって、めちゃくちゃリアルじゃないですか。そうすると信憑性があるように感じられて、信じたくないけど信じちゃいます。今回の映画の脚本を読んだときも、最初から最後まで「次は何が起きるんだろう?」と、ずっと怖さが終わらない印象でした。
──莉子さんは今年2月公開の『牛首村』にも出演していますが、ホラー映画の現場自体も恐怖感はあるんですか?
莉子 私も最初はそう思って気を張っていたんですけど、『牛首村』も『きさらぎ駅』も、スタッフさんと演者側が楽しんでやることによって、素晴らしいホラー映画はできあがるんだなと感じました。ただ人里離れた地方で1週間、泊まり込みでの撮影だったので、きさらぎ駅の世界に自分自身が入り込んだような感覚があって、その一週間はずっと緊張感があるし、役が離れないみたいなところはありました。
──FPS(First Person Shooter)カメラという一人称視点での撮影も大変だったのではないでしょうか。
莉子 普段は相手の目を見たり、その人に向かって話しかけたりするものが、今回はカメラを見なければいけなかったので最初は苦戦しました。ただクランクインの前に、みんなで何回かリハーサルをしてから撮影に臨んだんです。一人が間違えてしまうと、また撮り直しという緊張感があったんですけど、だからこそ一人ひとりに責任感が生まれましたし、団結力も高まりました。
──お仕事についてお伺いします。2021年7月号で約3年間に渡る『Popteen』専属モデルを卒業しましたが、その後は怒涛の勢いでドラマと映画の出演が続いていますね。
莉子 去年から今年にかけて、1か月に1回は何かしらの現場に入っていたのでありがたいことです。忙しい分、吸収することも多くて、楽しくやらせていただいています。
──そもそも芸能界に入った当時はお芝居に興味がなかったんですよね。
莉子 事務所に入ったときは「モデルをやりたい!」という気持ちだけだったので、自分が数年後に演技をやるというのは、全く想像できてなかったです。ただ2020年に『小説の神様 君としか描けない物語』という映画に出させていただいて、いつもテレビ越しに見ていた俳優さんたちとご一緒させていただいたときに、演技という演技ができていない自分が悔しかったんです。
当時は基礎も知らなかったですし、知識もなかったから勉強しようとなって、今も週に一回はワークショップに通っています。そこからどんどん演技を身につけていくうちに、お芝居が楽しくなりました。それに、こうやっていろんな現場に参加させていただいて、いろいろな出会いがあるのも、やりがいを感じます。
──『小説の神様』がターニングポイントになったんですね。多忙な日々の中、オフはどうやって過ごしているんですか。
莉子 私は本当に仕事人間で、休みがあると不安になっちゃって、いつもマネージャーさんに「仕事をください!」って自分から言ってるようなタイプなんです(笑)。だから忙しくても苦ではないんですけど、休みの日も時間を有意義に使いたいというのもあって、気になる作品があったら一人で映画館に足を運んでいます。あとは体づくりや体力をつけるためにジムに通ったり、最近キックボクシングを始めたり、けっこうアクティブなんです。
──莉子さんはモデル、俳優以外にも、CMやバラエティ出演など多彩に活動していますが、今後も多方面でお仕事をしたいと考えているんですか?
莉子 私は仕事においてオールジャンルな人になりたいんです。今は演技のお仕事をたくさんいただいている時期ではあるんですけど、もちろん今もモデルのお仕事や広告、バラエティなど何でもやりたいですし、幾つになってもいろんなことに挑戦していきたいですね。
▽『きさらぎ駅』監督/永江二朗 出演/恒松祐里、本田望結、莉子 他 配給:イオンエンターテイメント/ナカチカ6月3日(金)より全国公開
スタイリスト:岡村春輝ヘアメイク:いたつ
関連記事
-
莉子、美デコルテ際立つ 涼しげモノトーンコーデで夏先取り<GirlsAward 2022 S/S>モデルプレス
-
莉子「ファイトソング」で清原果耶から受けた刺激とは 「村井の恋」撮影エピソードも<モデルプレスインタビュー>モデルプレス
-
莉子&丸山礼、こだわりの美容法とは?生配信イベントで村重杏奈のスッピン披露もモデルプレス
-
田中圭、演劇部の美少女役・莉子に急接近「女子高生に殺されたい」本編映像第二弾解禁モデルプレス
-
莉子、“スラリ美脚”が眩しい ホワイトコーデ&ツインお団子で魅了<TGC 2022 S/S>モデルプレス
-
莉子・景井ひな・川口ゆりなら「GirlsAward 2022 S/S」第2弾出演者解禁モデルプレス
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
安田美沙子、はんにゃ.・川島章良からグラビア復帰を熱烈オファー「え、やろっかな…」!三沢蓮がパーソナリティで参加<SNS FUN!>WWS channel
-
長濱ねる、じろう、東野絢香の仲良し職場のスリーショットに「三者三様にいい表情」の声<アンサンブル>WEBザテレビジョン
-
「タイプロ」鈴木凌、地上波ラジオ番組決定 メンバーシップ配信もスタート【鈴木凌、幸せになってもいいですかっ?】モデルプレス
-
白田まい、セクシーすぎる透けバニーを披露!!WWS channel
-
期待の新人グラドル・栗田すみれ、99cmのメガトン級至宝を大胆露出【写真10点】ENTAME next
-
セクシー女優・MINAMOの2nd写真集が発売決定、“加工嫌い”がナチュラルな美で魅せるENTAME next
-
【動画】寺西優真、泉ピン子と初共演のドラマ『SPELLシリーズ第4章』への意気込みと期待を語る!WWS channel
-
“悪役キャラ”イ・ジュニョクをブレイクに導いた「わたしの完璧な秘書」が完結 甘過ぎるエピローグに視聴者メロメロ「完璧な彼氏!」WEBザテレビジョン
-
えなこ、東雲うみら5人が『紫雲寺家の子供たち』公式コスプレイヤーに就任Deview